地域の中の育ての基盤

 2017-04-27
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昨日、年長さんのお子様の就学にかかわることで、ご両親の相談を伺いました。

様々な点を考慮して、次の学びの場は、地域の支援学校を軸に検討をしていきしょう、ということになりました。


やがてどの子も、それぞれの育ちのステージの場で、それぞれがそれぞれの道を歩み始める分岐点というものがあります。

野球の道に進む子、お笑い芸人を目指す子、大学に進学して研究者を目指す子、福祉の道に進む子、家族の輪の中で生活の基盤を築いていく子、外国に留学する子、

どの道にも貴賎はなく、それぞれがそれぞれの子にとって、大切な一歩となるわけです。


その先がどんなに分岐していこうが、根元が同じであるのなら、何年経とうがその心はずっとつながっているはずです。

だからこそ私は、幼少期には、地域の中で地域の子どもと一緒に育つことが絶対に必要であると信じているのです。


同窓会で会うみんなは、50年経っても100年経っても、みんな友達です。

移り行く人生の景色次々と変わっていくからこそ、その根元の友達とのつながりは、決して色褪せない。


決してそのことだけにこだわっているわけでもなく、それぞれの進路は決して一般論で決められないと考えています。

だからこそ、6歳まで、できれば小学校までは、地域の小学校でみんなと一緒に学ばせたいというのが、私の基本的なスタンスです。


どの子もすべて、等しく豊かに学ぶ権利をもって生まれてきたはず。

家族の輪の中で、その子らしく豊かに学んでいけること、

当たり前だけど、何よりも大切なこと。

これからも私はそのことをしっかりと見つめて、ご家族とともに歩んでいきたいと願っているのです。










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子どもの変容の基盤にあるもの

 2017-04-26
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先週のことです。

他の保育園のある年長クラスの女の子が、弾むような感じで教室に入ってきました。


月に1回のペースで、私のレッスンを受けに来てくれている子どもです。

これまでとはうって違って、ゆとりのある、生き生きとした笑顔がそこにありました。


レッスンが終わり、お母さんにお話を伺うと、とてもすばらしい年長さんのクラスがスタートできたのだとお伝えくださいました。

毎年毎年、私はこれまで、何度も同じような光景と出会ってきたのです。

子どもが教室の扉を開けた瞬間に、、何も語らずしても、そのことはダイレクトに伝わってくるように感じ取りました。


そもそも私一人が、保育園やこども園にうって代わることなど、出来ようはずはありません。

私のレッスンは、こうした集団の中での基盤があってこそ、初めて生きる、

そして、一番苦しいときにこそ、子どもと保護者の一番近い位置にいて、一緒に歩んでいくこと、

その足取りが力強く響き始めたら、私は少し遠くから、その歩みをそっと見守り続ける…


主体者としての子どもとそのご家族を支えていくこと、

そうしたことのベースは、きっとこんなところにあるのです。








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主体者としての保育と教育

 2017-04-21
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保育園の園長になってから、程なく1ヶ月を迎えようとしていますが、今日は子どもたちと一緒に園外活動に参加しました。

20名近くの子どもたち、数名の保育士、法人の運転手さん、インクルーシブ教室の職員と本当に楽しい時間をすごすことができました。


バスで20分程度のところにある吉備津彦神社にこいのぼりをバックに記念写真を撮りました。

3歳未満の子どもたちの集合写真を撮るのは簡単なことではありませんが、職員のほれぼれするような見事なチームワークがそこにありました。


神社に参拝に来られた方と、何人も出会いました。

そのすべての皆さんが、子どもたちのようすをご覧になり、笑顔いっぱいの表情に変わっていくのが見て取れました。

全くの偶然ではありますが、私が以前勤務していた小学校の校長先生もそこにいらっしゃいました。

まさにこれこそが、この子どもたちのもっている、弾けんばかりのパワーであると思いました。


私は今、保護者の信託を受け、こうした宝ものような子どもたちの命を、お預かりしているんだという思いが、心の芯からわき上がってくるような気持ちになりました。

その責任と役割はとてつもなく重いと感じているのです。


それぞれのご家庭には、そのご家庭でしか出来ない大切な役割があると同時に、私たちには私たちでしかできな専門性と育ての中身が必要です。

それこそが主体者としての保育であり、教育なのだと感じています。


そのうちの一人の子は、午後からは私のマンツーマンレッスンがあります。

すべての子どもに集団の中での育ちと、それぞれのお子様にあった豊かな学びの場を、

自分自身が標榜し、大切に考えてきた育ての形が、今ここに具現化されようとしているのです。










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 2017-04-18
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先日、銀行へ行って、事業用の口座の名義変更や新しい口座の開設をお願いしました。

今時のことですから、事業用の口座となると手続きは簡単ではなく、関連書類すべて整えて窓口に伺いましたが、それでも9時に銀行に到着して、実際に通帳を手にしたのは11時半をまわった頃でした。


発達支援センターの口座番号は、下4桁が1111となっており、当時いい番号をもらったととても喜んでしました。

さて今度のインクルーシブ教室ではどんな番号をもらえるかとドキドキして待っていると、程なく真新しい通帳が手元に届きました。

注目の口座番号は、下4桁4567

またしても、縁起のいい番号をもらったものだと、とてもうれしい気持ちになりました。


個別支援の教室を開いて以来、私はたくさんの子どもたちとそのご家族に出会ってきました。

長い子ではもう10年近く、大阪や京都の子も7~8年以上続けてレッスンさせていただいているケースも多くあります。


補助金をいただいて立派な建物ができたのも、また新しい教室を開くことができたのも、こうしたみなさんがずっと私を育ててくださったからに他なりません。

改めて、私のもっている運が普通ではないと感じているのです。


だからこそ、このことに感謝して、相応の仕事を積み重ねていくこと、

私にはそれしかできないし、そのことこそがすべての源泉であると信じているのです。













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積み上げてきたこと

 2017-04-17
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オープンから2週間が経ち、インクルーシブ教室白ゆりでの私の個別指導教室の環境もかなり整ってきました。

倉庫だった場所をリフォームしたのですが、この場所で本当に個別指導が出来るようになるものか、ずっと不安を抱えたままでどんどんと時間が過ぎていきました。


すべて用意したはずが、実際にレッスンを始めてみると、あれがない、これがないと、その都度に作成したり、文房具屋に直行したり、ホームセンターで材料を購入して細かい場所を徐々に整えていきました。

この場所は、駅にも近く、市役所・銀行・労働基準監督署・法務局などにも至近で、街中バイクも活用しながら、これまで以上に速やかに開業にかかわる業務を次々に迅速にこなしていくことが出来ました。

今では、すっかり私の仕事の拠点、手の届く所にすべてが整うこの部屋が、まさに私の仕事のコックピットとなり始めたのでした。


以前、発達支援センターに通ってくれていた子が、何人もこの教室にも通ってくれるようになりました。

今年年長さんになる男の子もその一人です。


メンタルがデリケートなお子さんで、これまではなかなかお母さんと分離してレッスンを受けることができませんでした。

ここでのマンツーマンでは、私はレッスンだけに集中し、記録やご案内、会計や手続き的なことはすべて別の職員が担当します。

ですから、小さな部屋に私と子ども、そして記録の先生、ご家族と4人が一緒に入ることも多いのです。


この日の記録の先生は、この子がまだ一人でレッスンを受けたことがないことを知りませんでしたから、子どもが教室に入るといつも通り、扉をパタンと閉じてしまいました。

元々初めての場所には、苦手なタイプのお子さんです。

これはマズいと思い、すぐに扉を開けてご家族のご案内をしようと思いましたが、なんとその子はすぐに用意していたプリントに、食いつくように取り組み始めました。

ついに、不安な気持ちより、学習を積み上げ、さらに向上していきたいという内発性が上回ってきたのです。


元々教科学習の基礎となる力はしっかりと身についていたお子さんです。

学びを通して、支援者とつながることにより、自己肯定感が高まり、そのことが必ず人としての望ましい成長につながっていくに違いない、

そう考え、ご家族と共にずっと歩んできた積み上げが、このタイミングで一つの結果を示すことになったわけです。


レッスンが終わって、お母さんの元へと帰ったこの子の表情は、以前のそれとは比べものにならないくらい輝いていました。

まさに信じてここに通い続けてくださったお母さんの完全勝利となったわけです。


これからこの教室で、子どもたちと一体どんなすてきな出会いがあるのでしょう?

複数の拠点、複数の教室をもつ喜び、

恵まれた環境と、これだけのレッスンを支えてくれる職員、


微力ですが、これからも一つでの多く豊かな教育実践を積み上げていきたい、

私は本当に幸せ者です。










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子どもの前に立つ実践者を育てる

 2017-04-10
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今日から、就実大学での授業が始まりました。

新築となった校舎、とても行き届いた環境の中で授業をさせていただきました。


近い将来、幼児教育の実践者となる51名の学生さんとの新たな出会いがありました。

私の勤務する保育園から、車でわずか10分の位置にある大学です。

ある意味、学生さんより緊張していたのは、私の方だと感じました。


簡単なワークの演習と、授業後の感想に目を通しました。

私が学生さんに伝えたいことのいくつかが、それぞれの学生さんの言葉を通して書かれていました。


大学の先生としての私の経験不足は否めません。

ならば私は、実践者としての持ち味で、自分の大切な思いを、一つでも多く学生さんたちに伝えていきたい。


早速、私の今日のレッスンのようすを動画に撮ってもらい、学生さんたちに見てもらうことにしました。

いつも文献や文字にばかり接している学生にとっては、リアルな子どもの動画はとても新鮮で、ほとんどの学生が食い入るようにそれを見ていました。


すべては子どもがつなげているそのこと、

また一つ大切な一歩が、今日からまた始まるのです。









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始動

 2017-04-07
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インクルーシブ教室と銘打った新しい教室が、4月4日についに始動し始めました。

開始初日から、定員いっぱいの10名の子どもたちのご利用をいただきました。


慣れない場所での初めての活動に不安いっぱいだった子も、30分もしないうちに笑顔いっぱいでお勉強を始めました。

これでついに、白ゆりでは1日50名ものお子様のご利用をいただく事業所となりました。


4日からのスマホの万歩計を見ると、月曜日が16,000、火曜日が19,000、水曜日が11,000、木曜日が13,000となっていました。

我なからよくぞここまで走り回ったと感心してしまいます。


個別の勉強をきちんと見てもらえ、適切な支援によりその達成感をもつことができる、

教育的に構成され、配慮された行き届いた集団の中で、お友達とのかかわりやコミュニケートの基礎を培う、

まさに私たちの目指したいた支援のスタイルが、現実のものとなりました。


また白ゆりで勉強したい、

心の底から子どもたちに思ってもらえるよう、私たちのチャレンジが今スタートしたのです。






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白ゆりの先生となる皆さんへ

 2017-03-31
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マニュアルはレシピは、素人の方や学生さんのためのもので、プロの実践者たるものが、そんなものを頼りにしてはいけない。

それが今でも変わらぬ私の考えです。

正直、マニュアルなんて見たって、私と同じことなんて誰にも出来ないものだと思っていました。


ところが、白ゆりのマンツーマンレッスンのニーズが日に日に増してきて、それだけの子どもの数を、どうやったって私一人では対応できなくなってしまいました。

なのでということで、誰にでも出来る内容については、他の指導員さんに任せながら急場をしのぐことにしました。


白ゆりの個別支援というからには、どうしてもゆずれないポイントがいくつかあり、とるに足らないようなことで何度も何度も指導員さんにダメ出しをしてきました。

そんなこんなをしているうちに、その指導員さんの技術がめきめき向上してきました。

私には、圧倒的な実践量がありますから、いちいちダメ出しについて、その手立てを具体的に示すことができます。

それを繰り返すうちにポイントが明確になり、技術も構えも格段に豊かになっていきました。


当初は、あんなに不安いっぱいの表情だったその指導員さんは、日に日に勉強を楽しみになってくる子どもたちの笑顔を何よりの喜びと感じ、何人もの保護者の方の感謝の言葉をもって大きな自信となり、やがて一人前の実践者として力強く歩み始めました。

その姿を目の当たりにして、これこそが、これからの私が力を入れてなすべきことであると、私の意識が大きくシフトチェンジしていったのです。


実践者は、マニュアルなんかを頼ってはいけない、

その信念には微塵も変わりはありません。


しかし、白ゆりの個別支援という以上、子どもに向き合い、教材に向き合い、そこから何かを生み出そうとする営みの中で、何かより所となるものを事前に伝えておく努力も必要なのかも知れない…

「白ゆりの先生となる皆さんへ」

ここから何か大切な道が少しでも開けていくことにつながれば、どんなにすばらしいことでしょう、


この4月から、また私たちのチャレンジが始まっていこうとしているのです。









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君は決して後ろには戻らない

 2017-03-29
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京都の中学生と、ずっと漢字の勉強を続けてきました。

この1年間は小学校のおさらいで、漢検5級の勉強をしてきました。


先日から、漢検4級、中学校在学レベルの問題に取り組み始めました。

「今日から漢検4級、中学校レベルの問題に取り組むよ」

そう使えたときの、この子の目の輝きは普通ではありませんでした。


1回目の学習で、満点をとったときには、これまでにない満面の笑みがこぼれていました。

いかに子どもにとって、学習から得られる肯定感が重要であるかを、改めて思い知らされた気がしました。


しかし、意気込んで取り組んだ2回目の学習は、本人の気持ちとは裏腹に、期待を大きく下回る点数となってしまいました。

さすがに、このときは落胆の色は隠せませんでした。


しばらく時間を置いて、「そんじゃあ、また小学校の問題に戻ろうか?」 と、私がそう尋ねると、

「それだけは、絶対に嫌だ」 

即座にそんな答えが返ってきました。


絶対にそう言うと信じていました。

やがて、この子の書字にかかわるレディネスは、1~2年のうちに必ず劇的に改善されると私は考えています。

彼がそう答えた瞬間に、彼はもうこの山を乗り越えることが確定したと、私は確信しています。


月に2回も京都から大阪まで、ずっと休まずに通ってくれているこの子のモチベーションは、全く下がる気配はありません。

そこに超えるべきしっかりとした目標と手立てのある子は、決してその歩みをとめることはありません。


これまでの何百という実践の中から、私にはやがて大きく伸びる子と、やがて去りゆく子との違いは、はっきりと見てとれます。

そこの差異はは何か?

その答えは、決してテクニカルな所にあるのではないと、考えているのです








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ゆとり

 2017-03-28
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先週、ある6年生の女の子のレッスンがありました。

レッスンの前に、お母さんがLINEで、立派に卒業証書を受け取っている写真を添付してくださいました。

大阪で、就学前からずっとサポートさせていただいていたお子様です。


読解問題、漢字、繰り下がりのある筆算、九九など、用意していたプリントを次々にテンポよくこなしていきました。

以前は、お母さんと分離出来ずに、教室の前で固まっていたことも何度かありました。

何かが不安になり、行動のコントロールが出来にくくなった場面もありました。

が、今ではもうそれは、遠い昔の出来事となってしまいました。


「今でも、不安になることは何度もあります」

お母さんは、そうおっしゃいました。

もちろん、すべてのことに、何の不安もなくなったということはありえません。


子どもは、学びの充実をもってこそ、生存の不安から解放され、望ましい方向へと歩み始める。

それが、実践を通して培ってきた私の信念であり、私の実践の根幹をなすものです。


子どものとっての学びは、一体何なのか?

それは子どもが生きていく証そのものある。


この子が開いた学びの道は、間違いなくそのあとに続く子の大切な道標となり、目標となるはず、

この子との小学校6年間の学びの歩みは、まさにそのことあったと私は感じているのです。








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成長

 2017-03-27
オセロ







小さい頃は、集中して活動に取り組むことが苦手な子がいました。

オセロのコマを積み上げることが好きで、何度も何度もその活動ばかり繰り返していた時期もありました。

それでもお母さんは、毎回欠かさずに私のレッスンを受け続けてさせていただきました。


そのご家族が、お仕事の都合で他県に引っ越すことになりました。

制度の関係で、通所支援事業が利用できなくなったこともあり、月に1回となってしましましたが、私のプライベートレッスンを費用自己負担で受けてくださるようになりました。


小学校に入学してから、めきめき教科学習の力が伸びてきました。

大きな声で正しく音読ができるようになりました。

さらに、数量の感覚が大きく伸び、計算力もめきめきと向上していきました。


45分の時間いっぱい、一度も集中力の切れることなく、生き生きと学習を積み重ねることができるようになってきました。

これがあの、オセロばかりやっていた子かと思うくらい、勉強が大好きな子に成長していきました。


↓そのお母さんから、下記のような内容のメールをいただきました。


先日、長男の小学校で懇談ありました。担任の先生から「白ゆりでの頑張りがあるから、やっぱり違う。とても伸びている。」と言っていただきました。担任の先生も少ない時間の中、勉強に取り組もうとしてくださる先生でしたので、長男も2年生でとても伸びたと思います。担任の先生からも、国語と算数が長男の成長には必要と言っていただきました。白ゆりのマンツーマンレッスンを認めていただけていたのだなと、胸がとても熱くなりました。担任の先生も学校でもっとしてあげたいのだけど、難しいという現状も教えていただきました。白ゆりのマンツーマンレッスンは長男の成長になくてはならないものと、学校の先生と確認することができ、嬉しく思いました。






とても充実していた学校生活だったことが、文面からにじみ出ているようでした。

こういう先生だからこそ、この子はこれだけ勉強が好きになったのに違いありません。


私の支援は、主体者である子どもとそのご家族、そして学校での学びを支えるものであって、決してそれに成り代わるものではありません。

だからこそ、私のなすべき役割がそこにある。

これまでがそうであったように、その小さな一歩を、これからもずっと積み重ねて行きたいと願っているのです。






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それぞれの春

 2017-03-21
ボール







先週末の3連休は、すべて大阪でのレッスンでした。

最後の一日は、毎回おなじみの大阪和泉市・和泉シティプラザでの出張レッスンでした。


大阪での出張レッスンを始めて、もう8~9年にもなるでしょうか?

初めてその子にあったのは、その子がまだ小学校低学年の頃でした。


この子は、得意なことと苦手なことがはっきりとしているタイプのお子さんでした。

その頃は、学校での適応のことも含めて、お母さんが何度も心を痛める場面もありました。


「高校に合格しました」

少しはにかみ加減で、この日その子は、開口一番私にそう伝えてくれました。


この日は、中学3年生の数学、三平方の定理を中心に勉強しました。

正直私は、与えたプリントに丸付けをするだけで、何一つ内容的なことの助言はありませんでした。

それでも、和泉シティプラザの出張レッスンの時には、毎回欠かさずに来てくれていました。


「お母さん、もう私はこの子に教えることは何もなくなってしまいました」

私はお母さんにそう告げると、「先生は、この4月からもまた続けてここに来てくださいますか」 と尋ねてくださいました。

中学卒業、そしてこの日が最後のレッスンだと思っていたのは、どうやら私だけであったようです。


レッスン中にその子は、私立であるその高校に、何と特待生で入学をしたと話してくれました。

パソコンに目をやったまま、その子は横顔で私にこう答えてくれました。


すげえ勉強した…


特待生となれば、そりゃそうでしょう、

この母子のストーリーに、こんな一コマが訪れる日が来ることを、一体あの日誰が予想することが出来たでしょう、


この子のこの馬力や底力が、一体どこから生まれてきたか?

私の姿は、今この親子の瞳には、一体どんな姿で映し出されているというのでしょう、


今では、熱狂的な高校野球のファンとなった彼、

私が、誰よりも子どもの可能性を信じることができるその理由、

この子と過ごした学びの時間は、そのことときっと無縁ではないはずです。







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そこにある母と子

 2017-03-21
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先週、ある女の子が卒業証書を持って教室にきてくれました。

笑顔いっぱい、とても晴れやかな姿がそこにありました。


「9年間、母としてはあまり良い記憶がなく、あんな教育環境しか作ることができなかった自分が情けなく、後悔ばかりです。」

「それでも、その中で強くたくましく成長した娘は、最終的には、自分の望む環境を自分で交渉して手に入れ、笑顔で卒業することができました。」


お母さんは、メールで私にそのような内容のことを伝えてくださいました。

私は支援者という立場で、この子とご家族と共に歩んできましたが、このお母さんの教育にかける真摯な気持ちは、普通ではありませんでした。

だからこそ、後悔という言葉がにじみ出て来たのだと思いました。


レッスンが終わりお母さんが迎えにくると、それまであれだけ真剣に勉強していたこの子の顔が、いっぺんにほころびます。

その輝くような笑顔を目の当たりにして、ああ、この親子はいかに深く心がつながっていることかと、うらやましくも感動すらおぼえるのです。


ご苦労の分だけ、他では代えることのできない何か大切なことが、きっとこの親子の間には宿っているに違いない、

学びを通して培われていくのは、自分に対するプラスの気持ちだけでなく、こうした親子や師弟の深い絆であったのです。


また一つ、大切なことを学ばせていただいた、

これから共に歩む、次の学びのステージにも、きっと豊かで美しい風景が広がっていくに違いありません。


そのことを信じられることこそが、私たちの幸せそのものであると考えているのです。




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インクルーシブ保育の新しい形

 2017-03-15
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先日、こども園の生活発表会がありました。

保育園からこども園への移行を機会に、発達支援センターの子どもが何人もこども園に入園しました。


初めて発達支援センターに来た頃は、集団の流れに乗りにくかった子がいます。

今年度、年長さんのクラスに入ったその子は、いったいこの1年間でどれだけ成長したのだろうと、目を疑うくらい凛々しい態度で演技を終えることができました。

以前の姿を知っている私としては、これほどまで大きく育つ子と共に歩めたことを、何よりの誇りに感じていました。
こうした姿に触れずして、子どもの可能性を信じることは決してできません。


今、あの日と同じ目の色をした子どもが、私の前にいます。

君もきっと君らしく、大きく成長していくに違いない、


不安げなお母さんの横顔を前に、私がふところ深くその子を受け入れなれるのは、なぜでしょう?

私には、これまでずっと共に歩み育ってきた子どもたちとご家族のパワーがみなぎっているのです。


一人の子どもに寄り添うことから、すべてのエネルギーが生まれてくる、

めきめき伸びるその日その時、

そのことを心の芯から信じることが出来る力こそが、その人自身の教育力。


4月から私は、新たに保育園の園長としてのスタートを切ることになりました。

私のつくるインクルーシブ保育の新しい形、

そこにはいったいどんなにすばらしい子どもたちの育ちが待っていることでしょう。


希望の春は、もう目の前まで来ているのです。







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子どもがひらがな読字を習得するプロセス

 2017-03-09
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私の手づくり教材の一つに 「文字はめカード」 なるものがあります。

「めがね」なら「めがね」を少しデフォルメしたイラストを写真印画紙に印刷・ラミネートした後に、ひらがな部分だけを切り取ってはめ込むことができるようにしたものです。


市販教材は見向きもしない子どもが、「文字はめカード」 を使用すると、とたんに表情が変わり、集中度が高くなる場面にこれまで何十回となく出会ってきました。

どうしてこの教材となると、子どもの集中度が格段に上がるのか?

それは、子どものひらがな習得の手応えが格段に違うということに他なりません。


ひらがなを習得するには、対象となるものの内言語が明確でないといけません。

その点このカードのイラストは、写真と違って、対象物の内言化を目的としてデフォルメされていますから、子どもと支援者との認知にズレが生じにくいのです。

そもそもこの時点で、子どもの認知と支援者のそれがズレていては、それでは学ぶ意欲も半減、というものです。


もしもこの子が 「めがね」 の 「め」 の読字を習得していたとしたら、心の中の 「めがね」 という内言語に、カードに印刷された文字言語がぴったりと対応できます。

さらにそれを 「め」 「が」 「ね」 と音声化する過程の中で、「か」 に点々のついた文 「が」 と読むんだということを、内発的に学んでいくことができます。

カードに文字をはめていく活動の場を構成しているのは支援者ですが、そこでの学びはすでに子どもの内発性によるものとなっています。


子どもは成長して当たり前の存在で、成長しなければ、それは生きること自体に大きな不安を感じさせてしまうことにつながります。

学習の根幹となるひらがなを習得できるということは、自分自身の存在意義を確かなものとすることと、決して無縁ではないのです。

そこへもって、適切な支援者のフィードバック、

それで子どもの目が輝かないわけはありません。


たった一枚の 「文字はめカード」

いつのときにあっても、子どもの実態、支援者の願いや目標、そしてそれを具現化する教材、

この3つがそろってこそ、生きた学習が展開されていくのです。


このカードさえ有れば、決してすべてがうまくいくというものではありません。

シンプルな教材ほど、逆に支援者の腕の差が試されるのです。










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子どもの心に生きる

 2017-03-06
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昨日、ある6年生の女の子が私の教室を卒業していきました。

記録を見ますと、2008年11月、彼女が4歳の時からの継続レッスンですから、かれこれもう8年以上のお付き合いということになります。


色の認知から始めたレッスンも、今では漢字や筆算の学習もできるようになってきました。

保育園に訪問し、運動会の練習のようすを見せていただいたこともありました。

この8年の間に、妹さん弟さんと次々にご家族も増え、いつも笑い声の絶えないすてきな家庭の歩みを、ずっと見守り続けさせていただいていました。


この間に、彼女の瞳に映る私の姿はいったいどんなものであったのでしょうか?

支援者は風のように去る、を美学としている私ですが、さすがにこの日は熱いものが胸にこみ上げてきて、何も言葉が出てきませんでした。

そんなことを知ってか知らずか、いつものようにめちゃくちゃ明るい笑顔で教室を去るその子の姿に、万感の思いが一気にこみ上げてきたのでした。


8年前のあのとき、私の生徒はこの子も含めてたった7人でした。

あの時と何も変わらない気持ちで、一人一人の子どもと向き合うことが出来ていること、

それこそが、私らしさのすべてなんだと、つくづく思うのでありました。


事業者たるもの、今の時代の変化に機敏に対応していく力がなければ、到底生き残っていくことは出来ません、

一方で、どんなに時が流れ、環境が変わろうが決して変えてはいけない大切なこともあるのです。


私が私らしさを失ってしまうのなら、即座にそれは引退を意味するのだと考えていますが、そうでなければ私は、信じるこの道を生涯に渡って歩んでいきたい、

何年か経ち、あなたが私を振り返った時にも、私は今と何も変わらないスタンスで、ずっと子どものそばに立ち続ける自分でありたい、


子どもの心に生きるとは、きっとそういうこと、

生涯一実践者、

それが私の何よりの誇りであり、教育者としての私の魂は、いつもそこにあるのです。







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実践を伝える

 2017-03-02
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程なく私は、58歳になろうとしています。

教育の仕事に就いて、もう35年にもなりました。


何歳になろうが、どんなに立場が変わろうが、臨床から軸足を移すつもりはさらさらありません。

イチローや三浦知良のようにずっとずっと現役で、子どもたちと一緒に勉強していこうと決めているのです。


今回ご縁があって、就実大学教育学部で、障がい児保育の授業を担当させていただくことになりました。

これから子どもの前に立とうという若者に、教育者として必要とされる知識や技能を身につけてもらうと同時に、その現役最前線にいる者として、リアルな子どもの育てにかかわる姿をともに見つめ、ともに学んでいく時間を構成していきたいと願っています。


選ばれた者しか、子どもの前に立ってはいけない、

一人の子の育てを託される言うことが、どれほど意義深く、大切であるかと言うことを誇りに思える実践者を育てたい。


子どもたちにいつも伝えていること、

与えられた役割を大切に、微力ですが持ち味を生かして、自分に出来ることを精一杯させていただきたいと願っているのです。






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桃園の誓い

 2017-02-28
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今からもう5年以上も前のことになると思います。

ビジョントレーニングでご活躍の増本利信さんが、私の教室を見学にきてくださるということになりました。


せっかくだからということで、その機会に3人の保護者の方を対象に学習会をしていただくことにしました。

精鋭の保護者3名を対象というですから、増本先生にはかなりのご負担をおかけしたのではないかと思いますが、さすがにそれはとても意義深い研修会となりました。

その3人の保護者の方ですが、のちに1名は岡山にLDの会を立ち上げ、会長としてご活躍されました。また別の1名の方は、倉敷市の保護者会の会長をされました。そしてもう1名の方は、のちに私の事業所に職員と勤めてくださり、今や私の仕事になくててはならない有能な職員へと成長されました。


三国志の中の「桃園の誓い」はあまりにも有名です。

時はまさに桃花の季節、

私にとってもこの3人は、きっとますますもってかけがえのない大切な存在となっていきます。


時を経て、私たちの志は、さらなるス次のテージへとしっかりと歩み初めているのです。







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インクルーシブ教室 白ゆり 指定申請受理

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先週の金曜日に市役所の担当課に伺い、「インクルーシブ教室 白ゆり」 および 「相談支援事業所 白ゆり」 の事業指定の申請が受理され、4月1日の開所がほぼ確実となりました。

土曜日には、さっそく看板屋さんがかねてより注文していたすてきな看板を設置してくださいました。



この半年、事業開設のためずいぶんと下準備を進めてきました。

覚悟はしていたとはいえ、やった者でしたわからない困難が次々とやって来ましたが、気持ちが萎える日は1日たりともありませんでした。


電話の敷設をお願いした業者の方は、この建物がリフォームされる前の姿を知っている数少ない一人でした。

「まあ、こんなにきれいになって」

「リフォーム前の姿が夢のようですね」

といって、とても驚いて帰られました。


定員10名の小さな教室ですが、わたしたちにとってはその意義は図り知れないほど大きいものがあります。

この教室が多くの子どもたちの成長と幸せに寄与できつかどうかによって、次のステップへの進み方が全く変わってきます。


小さいけれども、どこにも負けない豊かな学びの場を構成したい。

私は、学びあってこその子どもの自己実現であり、社会参加であると考えているのです。

その大切な1歩また、ここからスタートしようとしているのです。








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失敗なくして成功なし

 2017-02-26
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「教室はまちがうところだ」

小学校の教室をのぞいてみると、よくそんな掲示物を見かけることがあります。

普通に考えるとそれは、「たとえ答えを間違った友達がいても、失敗は誰にでもあることだから、決して笑ったりバカにしたりしてはいけないよ」 という意味にもとれまます。


確かにそれはそうです。

間違った答えを笑うようなクラスでは、教育の集団としては、基本的な部分が欠落しいていますので、学級経営の根幹を立て直していく必要があろうかと思います。


でも私は、このことはさらに踏み込んでとらえています。

もしも子どもがそのその課題につて、間違えないで100%期待通りのレスポンスであったなら、課題設定自体が教育的に意味をなさないものであったと考えます。


だって大して教えていないのに100点であったとしたら、果たしてその子が本当にそこで育ったといえるのでしょうか?

それはすでに育ったものを確認しただけで、そこでは何の成長もしていないと考えることは出来ないでしょうか?

現状維持の教育に、その後の可能性がどこまであると言えるのでしょうか?


人は、成功から得るものより、失敗から学ぶことの方が、はるかに大切であると私は考えています。

逆に言えば、自ら高い目標にちゃんレンジできて、安心してトライでき、失敗から数多く学べる教育環境を構成できる者こそが、真の教育者を名乗る資格があるのだと考えています。


「教室はまちがうところだ」

明確な手立てのない失敗は、子どもの心を痛めるだけです。

私たち白ゆりの教室では、その子自身が安心して、さらに高い教育目標にトライしてもらえるよう、今後も研鑽を積み重ねていきたいと願っているのです。



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学びが子どもにもたらすもの

 2017-02-24
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今日のレッスンのことです。

ある4歳の男の子に、初めてひらがなや数字など教科学習のベースとなる活動を取り入れてみました。


するとアンパンマンのパズルをやっているときの顔とは、明らかに別の表情に変わっていきました。

少しお兄ちゃんになったような、何だ少しかしこくなったような顔つきになり、レッスンのあとでお母さんが驚かれていました。


学びというものは、人が生きるための生存の欲求と深く関連している、

どの子にも必ず内発的な学びの意欲というものがあり、安易な他者との比較や無配慮な競争原理は、やがて子どもを勉強嫌いにしてしまう。

そして、発達面の課題のある子どもであればあるほど、その分良質の学びを欲している、


子どもは勉強するのが本業、

その子どもから、何よりも学びを奪ってしまって、そこに何の自尊心が育ち、そこにどんな社会性が育まれていくのでしょう。


今の時代にあって、一人の子どもとして、その子に応じた学びの場を構成してやること、

たったそれだけのことが、どうして簡単にはできないのでしょう。


私でなくても、誰でなくても、すべての子どもが豊かな学び伸びていく育ての場を、

そのために自分が果たして行く役割があるのならどんなに幸せかと、私は思っているのです。







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人が集う力

 2017-02-18
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金曜日に、新しく開く教室の事前審査のために担当課に伺いました。

4月1日開設のためには、日程的にこの日がリミットでした。


教育は人です。

ここのギリギリのタイミングまで待ったのは、納得のいく人事の体制を作りたいと願ったからです。


前日のお昼前に、最後の面接の方をお迎えしました。

人事のことでは、これまで何度も最終場面での苦労もありましたから、どっしりと構えてお話をお伺いしようと考えていました。


最後にお越しくださった先生は、小学校を定年退職された方でした。

国立大学の附属小学校の勤務経験、内地留学、専修免許の取得、特別支援教育コーディネーターとしての実績…

それよりも何よりも、謙虚さと笑顔の中に、子どもを引き付ける人としての魅力がにじみ出ていました。


どうして先生みたいな方が、うちの面接にお越しくださいましたか?

私がそう訪ねると、長い期間子どもに携わる仕事を続けたいから、そう答えられました。


今回の人事については、子育て真っ最中のお母さんだけでなく、意欲と能力のある方が、代わりあって休みなどを取れるような、基準を越える複数のスタッフでのローテーションを考えました。

子育てが終わった後には、管理者となり、フルタイムで働く道すじもつけました。

そして今回、すばらしい教育実績をおもちの先生に、末長くうちで働いていただくご縁をいただけることになりました。

のちにわかったことてすが、この先生は、うちの法人の創設時に大変お世話になった方の娘さんで、私の母も家内もその名前を聞いてとても驚いていました。


申請ギリギリの奇跡の面接、

もちろん今回、この先生だけでなくそれぞれに耀きをもった新しいスタッフと出会うことが出来るわけです。


これもそれも、すべてはここにいる子どもだちが引き寄せること、

私たちの希望の春は、もう目の前まで来ているのです。





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真心

 2017-02-16
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SHINOBU先生には、華がある

教員時代から時々そんなことを言われたことがあります。


研究主任を何年もさせていただいたり、教育委員会嘱託の指導主事をさせていただいたことがあります。

内地留学にも行かせていただきました。

学校現場を離れてからは、特別支援教育の巡回相談員をさせていただいたり、いろいろな地域で講演会などをさせていただきました。

大学で講義も経験させていただきました。

法人のほとんどイベントで締めの挨拶を担当し、一発勝負の補助金のプレゼンでも結果を残すことができました。


しかし、こういうことは得意ですが、その中身が決して看板ほど出ないことは、私自身が一番よく知っています。

ちょっと見はいいけれど、案外中身はうすっぺら、

だから私は、人よりも何倍も努力しなければ、まともに追いつけないと考えているのです。

私には、苦手なことや出来ないことの方が、出来ることよりはるかに多いのです。


昨日のことです。

私は、ある職員に、新しい教室の設営にかかることで用事を頼みました。


私は管理者専任ではありませんから、レッスンの合間に職員に指示を出します。

1分1秒を惜しんで仕事をしていると言えば聞こえがいいですが、その内容は行き当たりばったりで、朝令暮改・急なめちゃぶりは日常で、さぞや職員は振り回されていることでしょう。


新しい教室の駐車場は契約したばかりで、その職員にはまだ場所を伝えていませんでした。

「駐車場の場所を調べてすぐに来るように」

電話でそう伝えたものの、よく考えればこれも無茶だなと思って、少し後悔しました。


道に迷っていないだとうかと不安に思い、3階の窓から少し離れた駐車場の方に目をやったその時です。

300Mはあろうというその先から、その職員が走ってこちらに向かっているではありませんか?


ここでの勤務経験はまだ浅いのですが、そんなに私と年齢の離れていない職員です。

普段は決して華やかな仕事ぶりとは言えませんが、私の目の見えない所では、こんな態度でいつも仕事に取り組んでいたのかと思うと、私の胸には何か特別な思いがこみ上げてきたのでした。

そういえば、その資材を運ぶ時は、若手の職員が全力疾走で私の車に積み込んでくれていました。


こういう職員がいるからこそ、今の私がステージにあがることができている。

私に出来ないことを、職員がみんなで支えてくれている。

そのことを改めて知ることになったのでした。


本当に私は恵まれました。

こうした職員の真心に応えるためにも、これからも私は、さらに私らしさを発揮して、自らの仕事に打ち込んでいかなければなりません。


子どもたちの成長と幸せを願う所にこそ、こうして人は集う、

これからもそのことを、ずっと大切に歩んでいこうと思うのです。







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信じて待つ

 2017-02-13
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このところ、めきめきと学習の集中度が向上してきている男の子がいます。

以前は、プリント1枚するにも結構力がいったものでした。

個別レッスンで45分もお子様をお預かりして、何だか自分の力不足で申し訳ないと思っていました。


行動面のコントロールが出来にくく、予定の半分程度の達成率だったことも何度かありました。

それでもその子は休まず毎回、きちんと教室に通い続けてくれました。


昨日のレッスンのことです。

扉を開けたとたんに、その子の目が輝いているのが見てとれました。


文字や数字を見てその内容を理解し、頭の中で判断・処理をし、話し言葉や書き言葉でアウトプットする。

一連の学習のベースが、ここに来て1本のLINEとして成立し、学習のベースが整ったのです。

こうした基盤が出来れば、成果が目に見え、手応えを感じることができるので、マイナス行動の生起率は格段に少なくなります。


どうだと言わんばかりにプリントをやり遂げ、さも自慢げなその子の様子に、少し前までの苦労を共有していた私とお母さんは、思わず顔を見合わせて吹き出しそうになりました。

まいた種が、やっと芽を出し始めた、

お母さんにとっても、支援者にとっても、待ちに待った待望の瞬間がやってきたわけです。


信じて待っていて本当によかった、

私はただ与えられた時間に自分の出来ることをさせていただいただけで、今回の勝利は、まさに我が子の成長を信じ、粘り強く愛情と努力を積み重ねてこられたご家族のものであったと言うことができます。


ここから先、この子はどんな学びの道を歩んでいくことになるのでしょう、

この子らしさを生かしながら、これからも学ぶ楽しさと喜びをしっかりと体験できるような時間を構成していきたい、

私たちのチャレンジは、これからもずっと続いていくのです。



↓お母さんからコメントをいただきました。


気持ちの変えにくい息子に、いつも愛のある眼差しで取り組ん下さる先生。ごねる息子に「〇〇くんも、たくさん学んで大きくなったら、みんなのお役に立つようになるんだよ」と、静かに語りかけて下さる先生。ただの知識ではない心のこもった学びの時間。先生に出会えたことに感謝しております。




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主体者と支援者

 2017-02-10
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先週、いつもお願いしているはんこ屋さんに、新しい事業所の角印やらゴム印やらを作っていただきました。

「また、新しく事業が発展するんですね」

そう言いながら、私たちの事業の成長を我が事のように喜んでくださいました。

ゴム印などは、これまで何個も何個もオリジナルで作ってきましたが、その都度、はんこ屋さんとして親身になったアドバイスをいただきました。

「ゴム印を通して、伸びる事業の中身が見えてくるんですよ。」

「事業が発展する企業は、間違いなく利用者の方を第一に考えられているところです」

そんなふうに教えてくださることもありました。


はんこ屋さんの次には、看板屋さんに伺いました。

5年前に、通所支援事業の小さな看板を作ってくださいました。

私は、その小さな看板をつけた日のことを、生涯忘れることができません。

よもやその看板を、3年も経たないうちに、補助金をいただくような建物に付け替えることになろうとは、夢にも思っていませんでした。


今回の看板の中には、縦が1・7M、横が4Mものとても大きなものも含まれています。

現地でイメージを確認したあと、細かい色合わせなどで、会社までおじゃまさせていただきました。

プロのデザイナーさんの技術で、私の期待を超えるイメージの看板が、目の前でできあがっていきました。

まさに主体者としての私のコンセプトが、専門性の高い支援者としてのプロの技術によって、形となってクリエイトされていくプロセスを目の当たりにしたのです。


デザイナーさんがいるからこそ、はんこ屋さんがいるからこそ、私は主体者としての責任を果たすことが出来るわけです。

子どもたちのために、ご家族のために、その願いに寄り添う豊かな内容を提供していかなければ申し訳が立ちません。


私たちの新しい、夢の形の第一歩、

主体者としてのご家族と共に歩む私の役割、

春の息吹は、もう目の前に来ているのです。






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通常学級の選択

 2017-02-06
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今から9年前、その子がまだ小学校の1年生のとき、私はある地域の特別支援教育の巡回相談員として、週に1回、保・幼・小・中の各学校園にお邪魔していた時期があります。

その巡回指導に行ったことがご縁で、その子と個別学習が始まったのです。


岡山市からは車で1時間以上かかる地域でしたが、以来今日までずっと通い続けてくださいました。

そのファイルをみると、通し番号がすでに⑨となっていました。

これまでにA4ファイル9冊分のプリントをしてきたことにも、驚きと特別な思いを感じずにはいられませんでした。


先週、その子の高校入試がありました。

雪の中、一般の高校の入試を無事に終え、おそらくは程なく合格通知が届くのではないかというお母さんの話でした。


就学に際して、通常学級は無理と言われた子でしたが、こうして無事高校受験を終えて感慨もひとしおでした。

「あの時通常選んで、正解でしたね」

これまでも私が、そうお伝えする度に、目に涙を一杯ためておられました。


この3月をもって、この子も私のサポートも卒業ということになりました。

私のとって、何とも愛おしくも大切な9年の旅路であったことでしょう。


この子とのレッスンから、私が得たものは計り知れない。

だからこそそのことを、これから伸びる多くの子どもたちの学びに生かしていかなくてはならない。


子どもが育てば、支援者は風のように去るのが美学、

今の私の胸の中に去来する特別な思い、


すべては、一人の子どもの学びの寄り添うこと、

今も昔も、それ以外には何もない、

だからこそそのことを大切にしていくことで、その先にあるものへと、これからもずっと歩み続けていたいと願っているのです。








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鉛筆の持ち方指導 (3点支持)

 2017-02-03
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ダウン症のお子様の独立歩行に向けて開発されたプログラムを、もう数年にわたって実践しています。

今では県内外から、1日20名近くのお子さん来てくださることも珍しくありません。


独立歩行ができるようになることは、単に身体機能が向上したということでなく、言語・生活・身辺自立・コミュニケーションや認知に至るまで様々の知的なレディネスが整うことを意味します。

そのくらい身体機能の向上と知的発達には、深い相関があるのです。


今日のレッスンことです。

年中クラスの男の子が、タブレットでの学習をしていました。


このところ、表出言語が日に日にクリアになり、コミュニケーションレベルが向上している子どもです。

ごれまで、何度か軽くトライしてみましたが、、グーでの握り持ちしか出来ませんでした。


しかし言語表出がこのくらいのレベルになれば、3点持ちもそろそろ可能なはずです。

決して最初からすぱっとうまく行ったわけではありませんが、3~4度目のトライで一定時間3点支持ができるようになりました。


この子は本年度から、白ゆりのこども園で、きっとそれまでの何倍もの運動量をこなして来たに違いありません。

そのベースをなくして、こうしたテクニカルな向上にはつながらないのです。


集団の中に育てのベースがしっかりあってこそ、個別支援は初めて生きる、

私の信念と夢は、いつも子どもたちの育ちが実証してくれるのです。








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子どもの笑顔がもたらすもの

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新大阪の教室に、京都から通ってくれている中学生の男の子がいます。

数学が得意な子ですが、漢字の書字は苦手です。


立つ木に見るで 「親」 だよと、言語化してとらえさせるとよいのですが、視覚的に文字を認知してそれをトレースしたり、映像化してそれを長期記憶の中からひっぱり出すことが出来にくいわけです。

ならばと言うことで、まずは言語にかかわる学習を継続して積み上げながら、視覚的に文字をとらえる力を段階的に育てていくことと、短期記憶であってもよいから、そのルートを徐々に広げていけばよいのではないかと考えました。


その学習をどのくらいの期間積み上げてきたでしょうか?

以前は、この子のための周到な支援を施してきたつもりであっても、なかなかこの子自身が達成感をもつことはありませんでした。


しかしここに来て、その様子に変化が見られ始めました。

以前はミニテストで100点を取る事なんてほとんどあり得なかったことですが、直近のテストでは3回連続で満点という結果を残しました。

元々笑顔の素晴らしい魅力的な好青年ですが、このときばかりは、はちきれないばかりの笑顔を私に見せてくれました。


学びを通して培う自分に対するプラスの気持ち、

学び以外では決して得ることの出来ない大切なこと、

そのための確かな手立てと信念、

そしてそれを継続していくための支え、


この子の笑顔が、私にもたらすもの、

そのことを、これからもずっと、多くの子どもたちのために生かしていきたいと、願わずにはいられないのです。







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子どもの内発性を信じる

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先週のレッスンのレッスンのことです。

ある中学生の女の子が、決められた勉強を途中で終えてしまい、担当の先生が心配そうな顔で私の所に相談にきました。


私はその子と小学校の頃からずっと一緒に勉強して来ました。

そしてその子が、誰よりも向上心が強く、学習の手応えそのものが自身の存在を支えていることを理解しているつもりでした。


「そんなふうに言うのは、きっとよっぽどのこと」

「今日は子どもを信じて、早めに帰そう」

私は、担当の先生にそう伝えました。


いつもより学習時間が短くなり、お母さんが心配をされましたが、私はこの子の内発性の高さを知っていますから、お母さんにそのことを伝え、この日のレッスンを早めに終えることにしました。

それが決して手抜きでもなければ、いい加減でもないことは、その信念の深さのともにやがては必ず理解していただけると確信していました。


その子が帰ってから2時間ほどして、お母さんからLINEでで私の所に連絡がありました。

帰りの車の中で急にしんどくなり、家に帰っておう吐したとのことでした。


そんな体調の悪い中、よくぞあそこまで勉強をがんばったものぞと、私は抱きしめてやりたいような気持ちになりました。

やはり、この子の勉強にかける思いは、信じるに値するのだと確信しました。


ここが信じられなくなったら、教育はおしまい、

子どもの勉強にかける内発性の高さは、その子の存在そのものと深くかかわっている。

その信念に、揺るぐ余地などどこにもないのです。









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実践の宝物

 2017-01-25
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私が個別指導の実践を始めてから、10年近くになろうとしています。

土曜日、日曜日、祝日は県外のレッスンにでかけ、その間、1年にレッスンがなかった日は年間せいぜい10日、

仮に一日8レッスンと仮定すると、1年で8×350=2,800レッスン

これまでに20,000以上の個別レッスンを積み重ねてきた計算になります。


下は2歳から上は18歳まで、

中には、就学前から高校生になった今でも、レッスンを継続している子もいます。


毎日毎日その子のために教材を選んできました。

20,000の個別レッスンの一つとして、誰かと同じ教材配列をしたことがありません。

前回の指導記録をもとに、今その子にとって最も旬な教材を選び、市販のものがなければ、自作の教材を開発してきました。


私のスタイルでの個別支援の題材は、もはやすっかりと系統化されていますが、それを資料としてきちんと整理することは出来ていません。

もしも、教材開発だけに打ち込む環境があり、一定の期間さえいただけば、すべてオリジナル教材でそれを体系化することが可能になってきたと考えます。

それができれば、私の元で修行をし、素直で心構えのしっかりした職員なら、大切な子どもの指導を委ねることもできます。


職員には、それぞれの持ち味があります。

子どもの特性や育ちの経過を理解し、教材の選択や指導テクニックをきちんと指導することによって、中には私が直接指導するより豊かな教育効果をあげている職員もいます。


私がいればこそ、その職員も、子どものひとみも輝くのであれば、これからの私がなすべき方向が見えてきます。

すべては子どもの成長とご家族の幸せのために、

何万時間実践を積み重ねて行こうと、その基本スタンスだけは、微塵も変わりようがないのです。








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大切さを全国に伝えたい
Author:SHINOBU
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