言葉を指導することと基本的な信頼感

 2008-05-05
毎週1度、土曜日に勉強に来る1年生の男の子。

ひらがなカードで最後まで、学習に取り組めるようになりました。
出てくる言葉も、指導の度ごとに増えてきています。

昨年、幼稚園のことばの教室で「絵画語彙検査」を受けたときに、そばで見ていましたが、当時と比べるとエネルギーがまるで違います。明らかに言葉を使おうとして前へ進んでいこうとするエネルギーがあります。

私も英語のレッスンを受けていますが、先生から必ず指摘されるのが、ブロークン(でたらめな文法?)でも何でもいいから、レッスンを受けること、そして会話に参加すること、それ以外に上達の道はない、ということでした。ことわざで言えば、習うより慣れろ、ということでしょうか?

まさにこの子は、言語習得の王道を堂々と進み始めたのだと思います。

この男の子は、先日、学童保育の遠足で公園に行ったとき、縄ばしごで高いところへ上ったのはよいが、こわくなって上で立ち往生してしまいました。

助けようと思って上へ上がってみると、確かに怖い。おまけに縄ばしごが揺れるので、抱きかかえて降りるのが相当危険な状態に思われました。

そこで、「先生が一緒に降りるから、いっしょに降りよう」というと、何とうなずいて一緒に降り始めました。ゆらゆら揺れながら、私とその子は、同じ段をひとつひとつ確かめるように降りて行きました。

この子の背中の体温にふれたとき、結構信頼してくれているんだなという気持ち、ある種の絆を感じることができました。これまで何人の子どもたちと接してきましたが、ときどきこんな気持ちになることがあります。

親子の間では同然のことですが、指導者との間にもこうした関係が形成されることはとても重要です。教育は互いの信頼の基盤の上に成立するとはよく言われることですが、これから本人の苦手な言語の分野の指導にはこうした基本的な信頼感は不可欠です。

いっしょにおやつを食べ、絵本を読み、車のおもちゃで遊び、入学式の前日に学校に下見に行き、私たちの基本的な信頼感は徐々に形成されてきました。

しっかりとした基礎の上に、きちんとひとつひとつのことを積み上げていきたい。厳しいかも知れませんが、正直、私は土曜日のこの子の指導が待ち遠しくてたまりません。



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コメント
この男の子は、いつかも下りれなく、大変でした。そこには信頼関係があれば助けられる事がわかりました。なんの仕事に対しても信頼が必要です。
【2008/05/05 17:03】 | #- | [edit]
そうでしたか?小さい時に虐待を受けたお子さんをたまたま抱っこしたとき,石のように重かった記憶があります。ご家族の愛情に子どもの育ちがいかに不可欠なものか,改めて感じました。
【2008/05/05 20:40】 | SHINOBU #- | [edit]












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