集団における個別サポートの可否
2008-05-04
通常クラスでの指導に際して,個別支援を専門に行う先生が別にいて,必要に応じて支援を行うシステムがあります。一見すばらしいシステムのようですが,実際に行ってみると,すべてのケースでうまく行くとはいえないようです。
たとえ同じ教室にいても,集団の中で学ぶ中身がなければ,あまり意味があるものにはなりません。大切なのは,大切なクラスの一員としてのメンバーシップがあるかどうかです。
どんなに障害があっても,懸命に努力する姿は,人も心を打ちます。しかし,このシステムは子どもの困難に立ち向かって努力する芽を,結果として事前につみ取ってしまう結果になりやすいことを,十分に知っておく必要があります。
例が悪いとお叱りを受けそうですが,きちんと訓練していた優秀な犬に,可愛いからと行って安易にえさを与えると,かえってだめ犬にしてしまいます。
わがままはしかる。出来たとき,努力したときにはほめる。そのことが,個別サポートの可否を決めると私は考えていますが,多くの場合に,甘やかす結果となっている現実を,私たちはしっかりと受け止める必要があります。
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