内発的な学びが 子ども変える

 2011-02-26
先日、あるお母さんが、自分のお子さんのレッスンの様子をご覧になり、とても驚かれていました。


この子、ここに来て、内言語と文字言語の接点が、かなり豊かになってきたのです。

以前は、一文字一文字のひらがなを認知することができても、単語になると、なかなか理解できにくい状態が続いていました。

しかし、その組み合わせで、「わに」 や 「みみ」 など、そこに新たな意味が生まれることに気がついてきたのです。

また一つ、広い言葉の海へと、今、泳ぎ始めようとしているのです。


私、この子が、なぞり書きが大好きなことを、知っています。

書字練習の後、自分で 「じょうす」 と言って、誇らしげに私の顔を見るのです。


ならば、と言うことで、言語の中心課題が済んだ後に、この子の大好きな書字課題を、時間までたっぷりやらせてあげようと考え、いつもよりかなり多めに、手書きの書字教材を準備しておきました。

私との楽しげなやりとりの中、我が子が、集中して書字課題に取り組んでいるその後ろ姿をご覧になって、お母さんがとても驚かれたというのが、今回の出来事なのです。


初めて私の教室に来始めた時のことを思えば、驚かれるのも無理からぬ話です。

もう、レッスンを初めて2年にもなりますが、この子との間に、あたたかいものが、流れ始めたのはつい最近のことです。


> できるようになりたい、わかるようになりたい

> 君は、ここに学びにきているんだね

> そのありのままの気持ちで、楽な気持ちで勉強したらいいんだよ

> きっとできる

> 心配しなくてもいいよ、君には、先生がついているんだから・・


不思議なもので、そう思い始めてから、この子の集中力が飛躍的に向上してきました。

あれだけ私を悩ませた、離席も、奇声も、どこかへ吹っ飛んでしまい、いつの間にか、体をすり寄せるようにして勉強するようになってきました。

北風と太陽ではありませんが、この子の心の中にある、内発的な学習意欲を、、私自身が、心の芯から信じることができてから、明らかにこの子の態度に変化が起こったわけです。



昨日、初めて図柄のマッチングができるようになった子がいます。

しかも、その図柄に対応する文字があるということに、まだ何となくではありますが、気がついてきたようです。

その瞬間、はっと気がついた表情があったことを、私はしっかりと見届けました。

完全なる AHA体験 の瞬間です。


この学習にどんな意味があり、私が何を願っているのかも、やっと伝わり始めたようです。

この一歩は、私たちにとっては、限りなく大切な一歩となるのです。

私は、胸の中の高まりを、抑えることができませんでした。


最初からあきらめていて、この日を自然に迎えられたとは、私には思えません。

たとえ打率は低くとも、やってみなければ、わかりません。


可能性は信じるからこそ、見えてくるもの

人の絆は、信じるからこそ深くなるもの


これは、真実だなと思いました。

信じることさえ出来ないで、一体何の教育が、そこにあると言うのでしょう。


そのことを教えてくれたのは君、

私は、これからも、ずっと君と一緒に歩んで行きたいと、心から願っているのです。




この記事は、「特別支援教育人気記事ランキング1位」に選ばれました。 (2011-02-28)



にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ

↑ 大切さを全国に伝えたい! 応援の1クリックを よろしくお願いします。 ↑
コメント












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://shinobu1.blog117.fc2.com/tb.php/964-9d286117
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫
大切さを全国に伝えたい
Author:SHINOBU
今までにご覧いただいた方
 

百万アクセスまでがんばりたい

カテゴリ
最近の記事
月別アーカイブ