認知処理様式も可能性も、学びと共に変化する

 2011-02-21
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私はこれまで、就学前の子どもと幾度となくパズルを一緒にしてきました。


色から入る子、形から入る子、図柄から入る子・・

バラバラにはめる子、順番にはめていく子・・

同じパズル一つにしても、攻略法は全然違うのです。


「これは、アンパンマン目だから、この下はアンパンマンの鼻」

こんなふうに、図柄から攻略する子は、同時に微細な形認知を使いません。

逆に、パズルのピースの形をマッチングさせるのが得意な子は、図柄は全く見ない場合が多いのです。

極端な例ですが、ピースを裏返しにしても、瞬時に次々とピースをはめていく子がいて、私を驚かせました。


私自身は、図柄をたよりに、順番にはめていくのが楽なタイプですが、さすがに端っこまっすぐなピースは、形の認知を使います。

こうして、いろいろな認知を使うわけることができるのは、子どもの何倍もの学習経験が私にあるからです。

継次処理タイプの私でも、さすがに内容によっては同時処理ができるのです。


計算で言えば、6+7は、数を合成したり分解したりして、同時的に処理しますが、9+3くらいだと、9・10・11・12と、継次的に処理します。

自分の優位な継次的な認知特性をメインにしながら、内容によっては同時処理を使い分けているのです。

小さい子どもは、その一つ一つの力を、今培っているわけです。


先日、面白い体験をしました。

それまで、形でしかピースを見られなかった子が、「これはアンパンマンの目だ」と、その図柄の意味に出会うことができました。

ところが、これまで形認知ですぱすぱと、パズルをはめていた子ですが、同じパズルも、図柄でパズルをはめようとすると、これまでのようにうまくはまらないのです。

この活動を通して、この子は今、認知を切り替える体験をしているのだなと、感じ取ることができました。




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このような絵カードを提示して、図柄を見て 「ひこうき」 と、元気よくスラスラ答えていた子に、図柄の部分をかくしてひらがなだけを提示すると、とたんに 「ひ・こ・う・き」 と逐次読みになってしまいます。

それをしばらく続けて、今度は元のように図柄とひらがなを同時に提示しても、モードがひらがな読みのままになっていると、図柄の方に目が行かないで、やっぱり 「ひ・こ・う・き」 と逐次読みになってしまい、なかなかまとまり読みができません。

図柄と、文字の認知モードを切り替える体験を、まさに今、培っているわけです。


先月まで、形モードだった子が、今月には図柄モードに変わっていることがあります。

優位性は残っても、成長するにしたがって、その双方を使い分けることができるようになっていくのです。


人の育ちのストーリーは、様々です。

同じ山を登るにしても、そのルートは100通りだってあるのです。


検査でどんな数値が出ようとも、決して今だけのプロフィールで、可能性を決めつけることはできません。

一つステージが上がるだけで、展開が変わるだけで、景色が全く違うことだってあります。


これまでは、とても手の届かないと思っていたあの頂が、もしかしたらと思えるときがやってくるのです。

それも含めての可能性なのです。


子どもの可能性を信じることこそ、教育の原点。

私の信念が揺らぐことは、決してないのです。



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