行政の 重い扉をこじ開ける

 2010-12-24
私は子どもの学びや育ちに直接かかわりながら、そのご家族を支援させていただくことが、活動の中心だと考えています。

我が子のために、命を削って、懸命にご努力を積み重ねておられるご家族を、最も近い位置で応援させていただいている一人だと心得ています。


日々の身の回りの世話、食事、学校や園、医療機関や関係機関への対応、学習会の参加や所属している会の仕事・・

投げ出す事は出来ません、風邪なんかひいていられません、寝込むこともできません。

それにも増して、言いようのない将来への不安

それが、どれだけ深く、厳しいものであるかを、目の当たりに見つめてきました。


私のところへお越しになるご家族は、どの方も底抜けに明るい表情に見えます。

「とにかく、自分の気持ちが、後ろ向きになってはいけない」

困難に立ち向かいながらも、腹をくくり、覚悟と決心を決め、一歩でも前へ進んで行こうとする力強さを、そこに感じることができます。


何もかもすべてを、ご家族だけに背負わせることが、あってはならない。

こういう方にこそ、然るべき適切な支援が必要なのです。


場による教育から、教育的ニーズによる教育への転換 

特別支援教育の、特別支援教育たる根幹の理念です。

しかし、制度化されて何年か経った今、あまりにもその理念とかけ離れた現実がそこにあります。


本県では、そのような前例がないから、認められない??

他県では、当たり前のように行われていることが、自分の地域では、予算がない、人がいないなどの理由で、門前払いを受けているケースがあります。

また、予算や人材がネックになっているのではなく、ただ単に前例を作らないという理由のみで、保護者の願いが受け入れられないとしか思えない事例もあります。


今、子どもは、社会全体で育てていこうという考えが、徐々に浸透しつつある時代です。

もちろん、主体者としてのご家族の役割は、決して放棄されるわけではありません。

そのすべてを家族だけに押しつけるのではなく、共に生きる社会として、最低限の負担は共有させていただくのが、ごく当たり前の事ではないでしょうか?

発達面に課題にある子どもが、生き甲斐と幸せを感じ、その命を輝かせ、社会とのかかわりを豊かにしていくことは、社会全体の大きな利益であり、費用対効果も高い内容です。

社会から付託された、その最も大切な役割を担っているのが、教育という仕事であるはずです。


こうした理念が、息づいているならば、前例がないという理由で、門前払いが本当にできるものなのでしょうか?

これでは、命を削って子どもの育ちに立ち向かっておられる、ご家族の立つ瀬がなくなってしまいます。


私は、行政の担当者の実情を詳しく知りませんから、的外れなことを指摘しているのかも知れません。

でも、あれほど真摯な気持ちで、子ども育ちや学びを支えてこられたご家族の表情が曇り、心労が重なっていく姿を見ると、やはり、何かを変えて行かなければならないと感じています。


私の力は、微力です。

しかし、私がなすべき役割が、そこにあると思っています。

すべては、子どもたちの笑顔のため。

真にその姿勢で向き合った時、目指すべき新たな道筋が見えてくるのだと考えています。



重い扉が、そんなに簡単にこじ開けられるわけはありません。

道は、自分たちで切り開く。

ご家族の皆さんは、もうとっくに、その覚悟を決めておられます。

後に続く方々のためにも。

それでも、前へ進んでいくしかないのです。



この記事は、「 特別支援教育 人気記事ランキング 1位  」に選ばれました。 (2010-12-25)

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