軸から枝葉 そんな指導計画

 2010-12-20
昨日、ある男の子のレッスンを行いました。

最近、読字の力が急激に伸びている子です。

ここまで来れば、ということで、昨日からたし算の問題に、本格的に取り組むことにしました。


5+1は、いくつ?

これまでの学習から、 「5」 という文字を、「ご」 と音声化することができるようになりましたが、まだそれを、「おはじき5つ分と同じ」 というように、量的にとらえることができません。

あれだけ認知学習をしたのに、とちょっと残念な気持ちになりましたが、きっとたし算プリントをするのは、この日が初めてのこと、無理もないのかも知れません。

それよりもむしろ、これまでの認知学習の成果をより確かにしていくためには、このたし算の勉強が、とても意味のあるものになると感じましたし、それは必ずできると思いました。

私にとっては、たし算の学習は、それ自体が目的であると同時に、豊かな数量感覚を育てていくための、絶好の機会材となったのです。



土曜日に来てくれたある女の子、

お母さんとの話合いの結果、次回からは、国語の読み取り学習一本に焦点化することになりました。

友里ちゃんとの、読み取り学習を始めたときと、そっくりの展開です。

このお母さんも、大変優れた指導力をおもちの方で、きっと私が標榜している家族支援の形を具現化するための、大切なパートナーのお一人になるに違いありません。

( ▽ ブログも書いておられるので、ぜひご覧になってください。



さあ、今日からレッスンを始めるということになった場合、私はまずご家族の方に、お子様の課題とその願いをお尋ねします。

そのことをもとに、実際に学習を始めていきますが、しばらくの間は学習を通して正味のアセスメントを行います。


そして課題点を洗い出し、自分が何をすべきか? 果たすべき役割が何なのかを明確にしていきます。


「この子には、豊かな数量感覚を身に付けたい」

「文脈理解のできる子にしたい」

「微細な認知と書字の力を育てたい

「多面的なとらえができるよう、良質な刺激を系統的に与えてやりたい」


週に1度の個別指導であれば、ねらいは焦点化せざるを得ないのです。

しかし、例えば豊かな数量感覚を育てるためには、文字を見て、それを具体物や半具体物にイメージ化・映像化する力は、どうしても不可欠なものになります。

数量感覚を培うがために、算数の文章題を題材に、国語の読解指導の手順をとることは日常的に行っています。

育てる軸をしっかり定めて、豊かな学びが展開できるように、一枚一枚の枝葉をしっかりと付けていく。

それが、私の指導計画となるのです。


先にフォームがあって、それに当てはめて、全体像を構成するような指導計画もあるのではないかと思います。

そこに、こうした一本芯のある個別の計画をリンクさせてみるのは、いかがでしょうか?


例えば、出張に行って、詳しい報告書を提出できるのも、大切な営みです。

そして、その報告書と共に、「私は今回の研修で、目のウロコが落ちました。明日からすぐに、やっていみたい構想をイメージ化してきました。それがつまりこれです」 と、A4一枚に手書きのビジョンが綴られている。

こいつは、まさに本物と感じるに違いありません。


オフィシャルな機関であれば、最低限、それにふさわしい全体計画は必要です。

でも、その計画に、命を吹き込むことが大切です。


「私はこの1年で、どうしても、この子にこんな力を付けたいのよ。お母さん、協力してくれる?」

ご家族の方の厚い信頼と、希望は、そんな一言から生まれてくるのだと思うのです。


家族ににしかできないことがるように、家族ではどうしてもできないこともあるのです。

どれが大切かということではなく、そのどれもが大切なわけです。

私には、私の果たすべき役割があり、それぞれの機関の先生には、きっとそれぞれの先生でしかできない大切な役割があるはずです。


すべては、子どもたちの成長と幸せのために。

私は、そう皆さんにお伝えしたいと願っているのです。



にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ

↑ 大切さを全国に伝えたい! 応援の1クリックを よろしくお願いします。 ↑
コメント












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://shinobu1.blog117.fc2.com/tb.php/903-fac05c6e
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫
大切さを全国に伝えたい
Author:SHINOBU
新大阪教室

bnr_personal-osaka.jpg

今までにご覧いただいた方
 

百万アクセスまでがんばりたい

カテゴリ
最近の記事
月別アーカイブ