イメージと文字言語のつながり

 2010-12-03
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私は今、ある海外ドラマのDVDをみるのを、とても楽しみにしています。

県外に出かけた帰りに、少し時間があると、新幹線の中で宅配レンタルで借りたそのDVDをみたりするのです。

もうセカンドシーズンに入っています。 登場人物のキャラや特徴、場面設定などをある程度知っていますので、字幕がなくても、時々セリフの内容が理解できることがあります。

初めて見る映画などでは、こんなふうには行きません。

しかし、何言ってるのか全然わからないでいたのが、しばらく見ていると、頭の中のモードが変化して、急に言っている言葉が聞こえ始めることがあります。

聴覚性の刺激が、内言語化される瞬間です。

こうして英語にかかわる、複雑な言語理解のネットワークが、少しずつ構成されているんだなと、私は勝手にそう思いこんでいます。




ある子どもに、ひらがなと絵を結びつける学習をしました。

その子は、文字言語の場合は、どちらかというと一文字一文字をしっかり見ていくタイプで、文章を読んで状況を思い浮かべることが、現時点では少し苦手なタイプのお子さんでした。

一文字一文字は読めるようになった、

では、どうやったらそれをイメージと対応する力を培うことができるのか。


① まず、ひらがなを子どもに音声化させる。 

② 先生もすぐに 「いすにすわる」 と読んでやり、聴覚性の補助刺激を与える

③ 「いすにすわる」 は、どの絵かな、と尋ね、視覚的なイメージと対応させる。


私は、上記のような方法でトライしてみました。

当初、絵を先に見させて、文字を対応させようかと迷いましたが、この子にはやっぱり文字を先に読ませる方が正解でした。

「いす」 とか 「くつ」 とかの単語ではなく、「いすにすわる」 という二語文にしたのも正解でした。

文字を音声化するので、精一杯だった子ですが、ほぼ同時に聴覚性の刺激と視覚性の刺激を添えることにより、文字をイメージ化するルートが一本つながったように、私には見受けられました。

細いけど、小さいけど、大切なルートがつながったのです。

この道をしっかり歩んでいけば、聴覚性の刺激をなくしても、視覚性の刺激をなくしても、やがて文字を見て、しっかりと状況をイメージ化することが出来る子に育つかもしれない。

まぶしい希望の光が、差し込んできたように思えました。

これから、その豊かな体験を積み重ねていくことが、私たちの新たな学習の道筋となったのです。


言語にかかわるネットワークは、とても複雑で、高度なものです。

様々な機能が相互にかかわりあって、それを構成しているのです。


音声化できないので、きっとわかっていないのだろう思っていたら、実はしっかりとわかっていた、という場面に何度も出会ってきました。

その逆に、とても上手に音読できていても、内容がほとんどつかめていなっかった例もあります。

文字は書けないけど、選択問題なら、次々と正解を重ねていく子どももいます。


なぜそれが出来ないのかが、理解できたら、そこに支援を入れて学習を積み重ね、やがてはそうした支援がなくても、自分の力で出来るように育てる。

それが、私のやり方です。

そのことで、少しでも子どもの成長や幸せのために、力を尽くしていくこと。

これが、私らしさなのかな?

これからも、自分のなすべきことを、しっかりと見つめていきたいと思っています。



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