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算数の文章題が できるようになる

 2010-11-26
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昨日は、りんちゃん (小3) のレッスンの日でした。

日常生活の中での、豊かな数感覚を育てるための一つのステップとして、今は文章題を中心にして学習を構成しています。

「おかしが8こ入ったはこが、2つあります。おかしは、ぜんぶで何こあるでしょう」

こんな計算で、8+2をする子はいませんか?

数処理も大切ですが、豊かな数感覚を育てるためには、文字言語を具体物のイメージに変換できる力も大切になってきます。

そこで私は、今、次のような手順で、りんちゃんとの学習を進めているのです。



① 文字を読み、まず。それを音声化する。

② 継次処理優位の特性に合わせて、聴覚性の支援 (先生が文を読んで聞かせる) を入れて、それを内言語化させる。

③ 内言語されたことを、半具体物を通してイメージ化させる

④ 操作活動を通して、そのイメージを再現させる。

⑤ 再現化されたイメージをもとに、演算決定 (たし算・ひき算) をさせる。

⑥ 再び問題文に返り、イメージや操作と文字言語を対応させる。 
 (りんちゃんの場合は、ここが苦手なので、厚い支援から段階的にフェードアウトしていく)

⑦ 立式し、数字 (文字言語) に変換する。

⑧ 継次的に数処理 (数えること) をさせながら、同時に操作をさせて、イメージと対応させる。

⑨ 答えを記入し、単位を添える

⑩ 確認する。




こうした文章題を、毎回15問、1時間近くかけて学習していますが、よく食いついてくるようになりました。

昨日は、りんちゃんの反応があまりに面白かったので、その発言を記録してみました。



 「わかった」 → 11回

 「頭でわかった」 → 4回

 「思い出した」 → 3回

 「わかった、わかった」 → 2回

 「パズル (数図ブロックのこと) でわかった」 → 1回

 「頭使ったから、わかった」 → 1回

 「わたしね、頭でおぼえたから」 → 1回

 「そういうの、やめてください」 → 1回
 (助言は不要です、という意味です)




すごい活気とニコニコ笑顔、2人でだけでの勉強なのに、途中での大爆笑を含めて、あっという間に時間が過ぎていきました。

この日は、お父さんが迎えにくるのが、楽しみで楽しみで仕方がないようでした。お母さんもすごいけど、お父さんもさすがだなって、改めて感じました。


前回、「何まいでしょう」 という問題で、答えを「5」 と書いてしまいがちなことをお伝えしましたが、この日は、ほぼこうしたミスがなくなっていました。


こうした学習は、動き出すまでが大変で、動き出すと案外うまくいくこともあります。

だからこそ、肝心要なのは、もがきの時間であるわけです。

あと1年半でできなければ、切腹? の覚悟で取り組んでいる今回のプロジェクトですが、こんな調子だと、案外ゴールは近いかも知れないと感じました。



水曜日には、京都でのレッスンがありました。

5月から始めた京都でのレッスンですが、その京都に、新幹線で1時間以上離れた地域から通ってくださっている方がいます。

水頭症の影響かどうか、パズルなど以前に出来ていたことが、今ではできにくくなっていると、お母さんは伝えてくださいました。


この日、国語の新しい教材を取り入れてみました。

その時に、私はこの子の特性のカチンとあたる芯の部分に触れたような気持ちになりました。


「なるほど、これは、もしかしたらイケルかも知れない」


以前、「黄色いバケツ」 という教材で、花子ちゃんの読字の継次性の能力のすばらしさを発見したときのような、胸に湧き上がる感覚を思い出しました。

新幹線で京都まで通っていただき、もう何回目になるのでしょうか?

やっとここまでで申し訳ない、という気持ちでいっぱいです。

りんちゃんだって、このスタートラインに立つまでに、1年以上かかっているのです。


申し訳ない、申し訳ない、本当に申し訳ない・・

本当にそう思ったら、私のなすべきことは一つしかありません。


学びの道筋を見つけること、

それが私の仕事です。


その道筋が本物なら、あとはその集金をすればよいだけで、それは案外楽しくて、簡単なことです。

それが見えないから、苦しいのだし、だからこそ、そのことが大切になってくるわけです。


私は、多くの子どもの直接かかわっているのですから、その経験を、何としても子どものために生かしていかなくてはなりません。


ここを歩めば、必ずあの頂に到達できる。

指導者にはっきりとその道筋が焼き付いたならば、きっと子どもは付いてくるに違いありません。

指導者としての専門性の中身は、きっとこういうことではないかと、私は考えているのです。



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