ずっとずっと 育ちを見守るという役割

 2010-11-12
大輔君は、養護学校の高等部を卒業してからも、ずっと私の教室に通ってくれています。

先日のレッスンの時、痰が喉にからんでしまいました。

しばらく様子を見ていましたが、少し苦しそうな表情になりましたので、お母さんは車いすから大輔くんを降ろし、横にならせて、経過を見守りました。

すぐに、楽になったようで、ほっとしました。


その時に、お母さんは、大輔君の体のことについて、いくつかお話をしてくださいました。

骨の成長に、筋肉がついて行かないため、体が大きくなるにつれて、変形が激しくなってしまうこと、

筋肉に引っ張られ、脱臼をしている箇所もあるとのこと・・

運動機能の負担が、成長と共に厳しくなっていく、そんな現実がそこにありました。


だからこそ、知的な面での働きかけを大切にしたい、

そういう気持ちで、毎回、休まずに私の教室に通ってくれているわけです。

教室に入って来た時の、満面の笑顔、

そして、勉強が終わって、帰るときのあの表情、

そうしたことが、私の心を強く支えます。

私は、何をしなくてはならないのか?

コミュニケーションということの真実を伝えてくれたのは、大輔君だと、私はずっと思っています。



今日は、5歳の誕生日を迎えたばかりのダウン症の女の子が、来てくれました。

お母さんのご出産ということもあって、久々のレッスンとなりました。

これまでは、小学生のお姉ちゃんがレッスンを見守ってくれていましたが、今日からは、お姉ちゃんになったこの子が、妹の前ではりきって勉強する様子を見てもらっています。

しばらくぶりに出会ったこの子は、以前より、ずっとずっとしっかりとした眼差しと態度で、楽しくレッスンに取り組むことができました。

以前にも増して、笑顔がまぶしく輝いて見えました。



この教室を開いてから、たくさんの子どもたちと出会ってきました。

やっとレッスンが軌道に乗りかけた所で、ご転勤や家庭の事情で、他の地域へ行かれたケースが何度かありました。

出張相談で、1~2回だけの出会いであったケースもあります。

でも、そのそれぞれを、決して忘れることができません。

今でも時々思い出しては、胸が締め付けられるような気持ちになることがあります。


やがていつかは、どの子も、私の所から巣立って来る日が来るのです。

だからこそ、一期一会の気持ちで、毎回のレッスンに真心を込めて対応しなくてはなりません。

私の所から巣立った後も、私は、ずっとこの場所で、活動を続けていくつもりでいます。

私は、一生あなたの先生であり続けようと思っています。


この先、それぞれの子に、どんな人生が待っているのでしょうか?

私は、ずっとずっといつまでもこの場所にいて、十年でも、二十年でも、それぞれの育ちを見守っていきたいと願っています。



大きく育った君が、またいつか帰ってくる場所が、ここにある。

ずっとずっと、続けることで、君に伝わる何かがあるに違いありません。

ご家族と、共に歩むと言うこと

私の果たすべき大切な役割の一つは、きっとそこにあると、信じているのです。



にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ

↑ 大切さを全国に伝えたい! 応援の1クリックを よろしくお願いします。 ↑


コメント












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://shinobu1.blog117.fc2.com/tb.php/883-8404e3ad
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫
大切さを全国に伝えたい
Author:SHINOBU
新大阪教室

bnr_personal-osaka.jpg

今までにご覧いただいた方
 

百万アクセスまでがんばりたい

カテゴリ
最近の記事
月別アーカイブ