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短所矯正と長所活用の接点

 2010-11-10
友里ちゃんも、6年生になりました。

以前には、運動会や発表会を見に行かせていただいていましたし、直接小学校の校長先生にお願いに行ったこともありました。

「SHINOBU先生、運動会見に来てくれないの?」

今では、時間がなくなり、そういうことが出来なくなってしまったので、先日、お母さんが持って来てくれたビデオを一緒に見ました。

そこには、うんと成長したたくましい姿が映っていました。

その友里ちゃんも、あとわずかで卒業です。


文章を読むことが苦手だった友里ちゃんと一緒に歩んだこれまでの道のりは、私の教育実践の中で、最も大切な大切な宝物の一つです。( 実践事例の一部 →  http://shinobu1.blog117.fc2.com/blog-entry-702.html )

毎週毎週、読解指導だけで90分、集中してやり遂げたその根性は、一級品でした。


文書の内容を理解していくことは、学習の基本中の基本ですから、これからも読解指導は大切に続けていこうと思っていますが、次第に、中学のこと、高校進学のことが視野に入ってきたので、先日から、社会の勉強にも取り組むようにしました。

以前は、文脈を意識せずに、単語の切り取りだけをしていた友里ちゃんですが、今ではすっかり文脈を追うことができるようになってきました。


しかし、認知特性自体が変わったわけではありませんから、文章の中で特定の単語を切り取る力は、健在です。

以前は、文章自体を読もうとはしていませんでした。しかし、今はその力も備わって来たのです。

一つの意味不明の単語に出会った途端に、中断されてしまった思考の流れも、今ではそれをスルーして、文脈から戻って類推することが出来るようになってきたのです。


この日、社会の問題をやってみました。

「開国と明治維新」

ガチンコ、掛け値なしの6年生の問題です。

資料の中から、内容を読み取ることが中心の問題でした。


私の支援は、範囲を限定してやることと、その手がかりを示してやること。

つまずいた時は、さらに資料を細かく区切って示してやろう。

事前にはそう考えて準備をしておきました。


ところが、その私の事前の予想に反して、友里ちゃん、年号やキーワードを手がかりに、「日米修好通商条約」 などと、スイスイと記入していくではありませんか?

そっかあ、もともと友里ちゃんは、単語の切り取りは、得意中の得意だったもんね、

あなたの能力は、こんな所で生かされる、

私は、急に、目の前がぱっと明るくなるように感じました。


これまで文脈を見ようとしなかったがために、その力を生かすことさえできなかった。でも、文脈にふれることが出来るようになったことで、この子の良さも生かされるようになってきた。

指導後のお母さんの弁です。

いつもながらに、シャープな分析です。

このお母さんがいてこそ、方向を見失わずにレッスンが継続出来たのです。


短所矯正と長所活用の接点

具体的な実践を通して、一つのモデルを示すことができました。

私のブログを見て、レッスンのお申し込みをくださった第一号が、このお母さんです。
この子は、どれだけ私に幸せを運んでくれるのでしょう。


今日は、大阪でのレッスン。

道のりが、とても近く感じます。

出会いは、いつまでも大切にしていかなければなりません。


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