かけ算の筆算が できるようになる!

 2010-11-08
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花子ちゃん、ついに、繰り上がりのあるかけ算の筆算ができるようになりました。

この瞬間だけを目指して、何日も何日も取り組みを続けてきたわけですから、感激はひとしおです。


年齢ですね、涙がにじんで、しまいました。

横で、喜んで雄叫びをあげている私を横目に、花子ちゃんは、はにかみながらも、少し高揚しているように見えました。



今回出来たのは、「2位数×1位数 繰り上がりのある かけ算の筆算」 ということになりますが、ここまでできれば、あとは位が増え、手順が多くなるだけで、時間はかかっても、必ずクリアできると考えています。

小数のかけ算だって、同じことです。

これから学んでいく道筋 (スモールステップ) が、くっきりとその先に見えているわけですから、そういう意味でも、とてもうれしく感じるのです。


「大丈夫です、この子は九九はできるようになります」

1年生の時に、お母さんにそうお伝えした私ですが、それは私の決意でもあり、お約束でもありました。

算数ゲーム、どれだけやったか知れません。

あの1年の厳しい状況から、ここまで来たのです。

あきらめないということ、強い気持ちをもち続けるということが、どれだけ大切であるかということを、改めて皆さん方にもお伝えしなくてはならないと思っています。


今回、86×3 という式の横に、24+1 というたし算の筆算の式を添えています。

お気づきだとは思いますが、繰り上がりの数をメモリーでキープするのが苦手なので、横にメモのように筆算で書かせるようにしました。

今となっては、たったそれだけの支援ですが、このことを定着させるまでの歩みを知っているのは、誰よりもこの私自身であるわけです。

その価値を、かみしめているのも、私です。

だからこそ、この日を迎えることができたことが、涙が出るほどうれしいのです。



手順さえ分かれば、その正確さは、一問ごとに向上していきます。

おそらく花子ちゃん、しばらくは横に、繰り上がりの計算式を書き続けるでしょう。

そうして1問1問、問題の答えを出していきながら、その手順は正確になり、位の意味がわかり、メモリーも刺激されていくのです。

きっと、そういう道筋を通りながら、花子ちゃんは計算のスキルを、ブラッシュアップして行くに違いありません。


できたその日は、感激の1日でしたが、次回はもう、それができるのが当たり前になった花子ちゃんが、やってくるのです。

初めて歩けるようになった日から、その積み上げで、今の花子ちゃんがいるのです。

子どもが育つというのは、こういうことです。

こうしたことが、私はとても、いとおしく感じます。


かけ算の筆算と並行して、今、余りのある割り算にチャレンジしている所です。

私なりの一工夫が、実るや否や・・

ここを超せば、わり算の筆算ができるようになるし、いよいよ大目標に向かっての、最終章が見えて来るので、大切な局面です。



実は、イチロー君との実践が、花子ちゃんの支援に大きな役割を果たしています。

内容によっては、その逆もあります。

その体験があるからこそ、私には次が見えるし、希望がもてる。


花子ちゃんのあとには、りんちゃんが待っています。

りんちゃんには、りんちゃんのよい所があり、その学びの道筋も違うのですが、できれば、ここまで到達させてやりたい、挑戦してみたい・・

一人一人に向き合うからこそ、見えてくる何かがあり、だからこそ、目指すべき次の頂がそこにあるのです。


子どもの可能性を信じることから、教育はスタートする。

その道筋が見える才覚、教育的な愛情と強い気持ち、そして深い理解と技術。

教師としての力量と専門性は、そういうことではないかと思っています。



この記事は、「 特別支援教育 記事ランキング 1位  」に選ばれました。 (2010-11-9)





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