私はその家族を支える

 2010-10-20
私の教室にご相談に来られるご家族の中には、親の会などで役員をされておられる方がたくさんいらっしゃいます。

本当に、そうそうたるメンバーです。


私は、時々、大学で学んだ脳の話をお伝えすることがあります。

その後何日か経って、ご家族から名刺をいただくと、その方がお医者様であったり、大学の先生であったり、医学博士であったりしますから、それはもう、驚きです。


それでも、どの方も、私の話にはずっと耳を傾けて聞いてくださいます。

それは、一人の父として、母として、真剣に我が子の育ちを見つめていらっしゃるからに他なりません。

だからこそ、私には、私の果たすべき役割というものがあるのです。


先日、あるお子さんのレッスンを行いました。

夏から、月に1度のレッスンをさせていただいている3年生の女の子です。

月に1度で何が出来るかという見方もありますが、月に1度だからこそできる役割もあるのです。

そのお母さんがご自身のブログの中で 「支えられたのは、私だった」 と書いてくださっていました。

このお母さんが、どれだけの深い気持ちで、強い気持ちで、お子さんの学びと育ちに向かい合っておられるかは、そのブログをご覧いただければ、すぐにおわかりいただけることであるけれども、と同時にそこにどれだけの、心の重さ、苦しさ、孤独感が伴っていたかが、行間からにじみでるように伝わってくるのです。


私は、子どもの学びや育ちを共有しながら、そのご家族を支えるというやり方で、これまで多くのご家族と共にがんばってきました。


どの方も、我が子の事だけでなく、いつも多くの方の先頭に立って、がむしゃらに前へ進んでおられる方ばかりです。

真剣だからこそ、いろいろな厳しい局面に出会い、それを乗り越えていくための巨大なエネルギーが必要となるのです。

自分の命を捨てているからこそ、ある時には、鬼にもなれるし、モンスターにもなれるのです。


本当は、きちんとされている方ほど、シャイで、デリケートで、繊細な方が多いのは事実です。

こうした方は、関係が出来てきて、何でも話せるようになればなるほど、ふとした時に、そうした横顔をのぞかせせるものです。

だからこそ、私は、こうしたご家族の願いと信頼を、いつでもきちんと受け止める存在であらねばならないのです。

それが、私の責務です。



今朝は、和歌山から、就学前のお子さんと一緒に、あるお母さんにお越しいただきました。

前日、岡山に一泊され、朝一番にご相談に来られました。


これまでも、県外から、何人もの方が教室にお越しいただきました。

県外から都合をつけ、ここに来られるということは、相当の決心が必要となるに違いありません。


可能な限り、お子様の学びと育ちのようすを共有し、これからについて一緒に考えさせていただくような時間にさせていただきたいと思っていますが、多くの場合、ここに来た時点で、ご家族の中で、すでにその道筋が動き始めているのを感じるのです。


この先、将来を託す大切な道。

そこに、共に歩む支援者は不要でしょうか?


私は、ご家族が何を願い、どこへ向かおうとされているのかを、一緒に見つめていくことにしています。

そのことにより、ぼんやりとした何かが、はっきりと見えてくることがあります。

何かが見えてくることにより、力強い一歩が、踏み出せそうな気持ちになることもあります。

状況が整理され、ご自身のエネルギーが集約される形になってくることもあります。

相談とは、そうしたことを一緒に見つめる作業ということもできます。


どんなに自信のあることだって、誰かにそう言ってもらわなければ、やっぱり不安になるというものです。

相談の途中、多くの方は、目頭に涙を浮かべられます。

そして、少し遠くを見つめ、すぐにそれが凜とした表情へと変わっていきます。


人は、人とのかかわりの中から、肯定的な自己理解力を培い、その力を発揮していくことができるのです。

それは、子どもも大人も同じ事です。

支援とは、その方に取って代わって何かを代行することではなく、こうしたエネルギーを掘り起こしていくことだと考えています。


子どもの理解者、指導者であると同時に、それが、私の仕事です。

今日はこの後、奈良からお越しのご家族の相談を伺います。


こうして、子どもは変わる。

私はこれからも、この仕事に大きな夢と誇りをもって、しっかりと取り組んでいきたいと、心から願っているのです。





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コメント
ご無沙汰しています。たくさんの親御さんが相談に見えてるのですね。私も本文の方と同じように支えられたのは私のような気がします。なかなか先生に会いに行くことができませんがブログはいつも拝見させていただいています。
息子も先月一泊二日の自然教室も経験し一回り大きく見えます。バスケットボール大会に向けての朝練。昼練もがんばっています。ほんと少しずつですが着実に成長しているんですよね。今はお兄ちゃんのことで、少しがんばらせてしまった弟に目を向けています。また先生にお会いできるのを楽しみにしています。
【2010/10/20 20:26】 | ひさよん #- | [edit]
一度でも、お目にかかり、実際に指導をさせていただくと、それだけでもう大切な教え子になっていることを、私はしっかりと感じることができます。

懸命に取り組まれている日々の生活ほど、尊いものはありません。

だからこそ、必要とされるときに、いつでもそこにいる自分でありたいと思っています。

機会がありましたら、無理のない範囲でまたお越しください。

そうした一つ一つの出会いをステップにして、お子様と共に、歩んでいかれることと思います。

たとえ遠ざかることはあっても、決して切れることのない大切な絆。

お子様の育ちを共有する、ご家族とのパートナーシップとは、そのようなものではないかと考えています。

ずっと、お子様の成長を応援させていただきたいと思っています。

今後とも、どうぞよろしくお願いします。
【2010/10/21 08:02】 | SHINOBU #- | [edit]












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