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クラスの中で特別扱いをしない

 2010-10-06
ある2年生の男の子。

算数は好きだし、漢字も正しく書けるけど、本読みはややたどたどしく、読解もまだ少し苦手なようです。


担任の先生は、1年生から持ち上がりの女の先生。

教育に対する強い信念をおもちのようで、学級経営の中で、厳しく子どもを育てておられるようです。


決して、優しく自由な感じではありませんが、どの子にも厳しいので、公平で、わかりやすい学級経営です。

特性理解や、教育的な配慮は重要ですが、それがその子の甘やかしや他の子への不公平感につながると、クラスのモラルは低下します。

クラスのモラルが低下すると、真っ先に影響を受けるのは、弱い立場の子どもたちです。

同じクラスの中にいても、心の中にバリアができてしまい、お客さんになったり、無視をされたり、ひどい場合はそれがいじめにつながったりすることもあります。


私は、こうした厳しいタイプの先生のクラスの子どもを何人も見てきましたが、案外子どもは居心地がよい場合が多いようです。

一見優しそうに見えても、不正を見逃すような先生だと、一番に痛むのは、こうした子どもたちです。


先生が厳しい指導をされると、その時はさすがにその子もこたえることも多いようですが、学級経営がうまくいっていると、その周りの子が、「だいじょうぶ?」 「がんばれよ」 すぐに近くに寄ってくれるようになるのです。

力量のある先生なら、きっとそういうことを見越して、クラスに厳しいモラルをつくります。



もちろん、厳しいということと、怒ってばっかりというのは、別物です。

自分の力量のなさを、子どもへの怒りにすりかえるようでは、すぐに子どもの心は離れてしまいます。


子どもは、普段あんなに厳しかった先生が、実はどれだけ深い愛情と理解をもってくださっていたかを知る場面が、きっと訪れます。

こうして教育的な信頼の絆が築かれるのです。


理解することと、特別扱いは違います。

同じ空間にいても、クラスの大切なメンバーの一員となっていなければ、よけい孤独感を感じてしまいます。

もちろん限度というものもありますが、厳しさは、愛情の裏返しです。


懸命にがんばるその子の姿に触れたとき、クラスのみんなは、きっとその命の尊さに心を打たれることでしょう。

まずはクラスの大切な存在として受け入れられること

それがあってこそ、個別の指導計画が生きてくるのだと思うのです。



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