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達成動機の高さを指導に生かす

 2010-05-25
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あきなちゃんは、来年就学を控えた年長組の女の子です。

4歳の時から私の教室に通ってくれるようになり、もう1年半になります。

その頃は、色の付いたカラーボールを、同色のペグに差す課題が出来ただけで、「信じられない」 とお父さんが驚かれていました。

今の成長を見たとき、そのことが遠い昔のことのように感じます。


先日、あきなちゃんの通う保育園の先生が 「私の教室での指導の様子を見たい」 と言ってくださり、通常の保育の時間をさいて、わざわざ見学に来てくださいました。


あきなちゃん、この日は、お母さんと先生と一緒に教室に入ってきました。

普段は、指導中は、お父さんにもお母さんにも退室していただいていますので、この日はいつもとちょっと違うテンションです。

私の方も、何だかギクシャクして、いつものような弾む感じがなく、ちょっとあせってしまいました。


そこで、わざと声のトーンを落とし、ゆっくりした口調で 「あきなちゃん、それじゃ、これやってみようか~」 と言ってにやりと笑った瞬間、あきなちゃんも私も、いっぺんに緊張の糸がほぐれたように感じました。

気持ちが通じるというのは、こんな感じです。


今では、とまとちゃんの絵のついたパズルを、「とまとちゃん」 と言いながら、「と」 という文字の書かれた位置にぴたりとはめることができます。

カードを見て、「し」 だの 「の」 だの、ちゃんと読むこともできます。

鉛筆を使って、「りんご」 から 「りんご」 まで、直線をぴたりと引くことができたり、パソコンのマウス操作も上手になってきたりしています。


この日もいつも通りを見ていただきたかったのですが、なかなかむずかしいものですね。

ずっとずっと、この教室で育ってきたこの子のことを、お母さんや先生に、何としても「すごいね」 と言って、ほめていただきたい。

そのことを第一に考えて指導を行いました。



見学に来られた先生からは、以下のような感想をいただきました。




とても楽しく課題に取り組んでいる様子を見させていただいて、見ている私も、とてもほほえましく、あたたかい気持ちになりました。

その中に、これから必要となるひらがなや数の学習があり、楽しく活動をしながら、子どもに身について行く姿、また、長時間集中力を切らさずにイスに座っている姿に、「すごいなあ~」 と思いました。

子どもががんばっているとき、できたとき、もっとこうしたらいいなあというときの、声のかけ方、手だての方法を勉強させてもらいました。

子どもの気持ちがのり、やってみようとする 「しっかりほめる」 を、私自身心にとめ、今後に生かしていきたいと思います。

ありがとうございました。






また、お母さんからは次のようなメールをいただきました。




今日は、見学させていただきありがとうございました。

今回、初めて私も娘が勉強している姿を見ましたが、ちょっとビックリでした。


思っていた以上に出来ていることと、45分集中できていること。

そして、何より、ペースが早い!!

集中力を切らさないためになのかなぁ?と思いながら見ていました。

私もすごく、勉強になりました。

実は、今日は私の車で先生も一緒に伺ったんです。

だから、最初の数分は集中できなかったのかなぁ?と思ったんですが、

急にスイッチが入って、真剣にやっていたので、

「スイッチが切り替わったよねぇ。」 と先生と話をしながら帰りました。(*^_^*)

先生もタメになったぁと言っていました。


今日、伺った先生は、私の同級生なんですよ。

お忙しいでしょうが、また時間があったら、保育園へ行ってみて下さい。

園長先生も変わられているので。

本当に、ありがとうございました。m(__)m





スイッチ切り替わったの、やっぱり、わかったのですね。

あのまま、暴走モードに入らなくて、ホントによかったです。


できれば、先生やお母さんにいいところを見てもらいたいとは思っていましたが、それ以上のものはありませんでした。

そのためには、いつものままを見てもらうのが一番と思っていました。


もともとこの子は、いつもやる気まんまん。

それがこの子の最大の魅力なのです。


昨年の秋、私はこの子の保育園の、運動会の予行演習を見せてもらいました。

その時に私は、私の教室では、私の教室でしかできないことを、この子のためにずっとずっと続けていこう、と強く思いました。


いつもポジティブで、何にでも挑戦してみたいあきなちゃん。

ここは、あなたの夢をかなえる場所です。

先生は、そのことを通して、あなたがどれだけステキな人かを、教えることが仕事です。


先生とあきなちゃんとの、楽しい学習の積み重ねを、この日、先生やお母さんに伝えることができました。

本当に、よかった。


先生は、あきなちゃんが大好きです。

初めてくだものペアペアパズルが出来るようになった日、初めてひながなが読めるようになった日、初めて数が数えられるようになった日、み~んな先生の宝ものです。

そして、あなたと勉強したそのあゆみが、今では多くの子の指導に生かされているのです。


きっと、これからも楽しい学習は続いていくのだと思います。

さあ、来年の春は、小学生。

あなたのその前向きさと明るさが、きっと新しい扉を開くことにつながっていきます。


毎回の、いつももと同じあなたの学びが、先生にとっては何よりも大切な時間なのです。

また来週、いつものように、元気一杯に教室の扉を開けてくださいね。

先生は、ずっとずっと楽しみにしています♪



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