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わり算のできるようになった花子ちゃん

 2010-05-09
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2年・3年と支援級で勉強していた花子ちゃん、4年生からは通常級で勉強するようになりました。

ご家族の強い気持ちで、実現しました。

課題となることも、たくさんあります。

でも、いいことだってたくさんあります。


わり算への学習意欲が、ぽーんと向上したこともその一つです。

「先生、わり算のひっ算、教えて~」

教室の扉を開くと、花子ちゃん、息をはずませながら、そう伝えてくれました。


ここまでモチベーションが高くなると、そりゃもう、できたも同然です。

花子ちゃんの場合、継次処理優位タイプですが、細かい部分の認知と巧緻性を伴う作業は苦手です。

というわけで、今回は市販されている教育ソフトを使って学習をしてみることにしました。


事前に細かくチェックしていたわけではありませんが、わり算に関しては、花子ちゃんにぴったりのプログラムでした。

何がぴったりかというと、手順を細かく継次的に示してあるのと、ヒントボタンをクリックすると、内容を焦点化し、映像が見やすくなるように色の補助刺激が効果的に使用されているということです。

こうして花子ちゃん、今日のステップを順調に刻んでいくのです。


1年生の時、算数が嫌で嫌で何度も涙をこぼしていた花子ちゃん、4年生ではこんなに楽しくわり算の勉強ができるようになりました。

いつだったか、まだたし算も十分にできないでいた頃、私は不安そうな顔を浮かべているお母さんに、

「大丈夫です、この子だったら九九はちゃんと覚えられ、かけ算やわり算も、きっとできるようになりますから」

と、お伝えしたことがあります。


決して、でまかせで言ったつもりはありません。

少し回り道をしましたが、今では九九もかなりブラッシュアップされ、十分使えるレベルになってきました。


漢字の学習の時にも、新出漢字を提示すると、

「あっ、この漢字、今日習ったんだ~」

と、大喜びです。

こういう学習の手応えも、通常学級ならではの利点です。


担任の先生は、お母さんの気持ちをしっかりと受け止めて、一緒に考えて、工夫してくださるタイプの先生です。

どんなスーパーテクニックをもつ先生よりも、花子ちゃんのお母さんにとっては、そのことがうれしいのです。


もちろん、いいことばっかりがあるわけではありません。

これから向き合っていかなくてはならない大切なことがいくつもいくつもあるのです。

でも、それはちっとも苦痛に感じない。

それは、長い長い道程かもしれませんが、この道を信じて歩いていけば、いつかはそこへ行けるかも知れない、

今の私たちは、そんな気分なのです。


ずっと前、こんな日が来てくれたらと、願い続けた歩みがあります。

でもここは、ゴールでも終着点でもありません。

指導者というならば、次のポイントをしっかり見据えて、そこへ花子ちゃんとご家族をご案内しなければなりません。

歩むのは、子ども自身であり、それを支えるご家族なのです。

それが私の支援であるわけです。


この日のレッスンを終え、飲んだビールは、格別でした。

次の一歩はどっちに踏み出すか?

ここまで来ると、登山も苦にはなりません。

さあて、来週が楽しみです♪



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