指導者が子どもを育て 子どもが指導者を育てる

 2010-03-29
先週の土曜日に、保育園の卒園式がありました。

担当の保育士は、初めて年長組をもった若手の保育士でした。

卒園児の一人一人がマイクをもち、保育園での思い出を、みんなの前で発表しているとき、その保育士はそれぞれの子どもの横で、目に涙をいっぱいうかべながら、それぞれの子の台詞にあわせ、口を動かし、何度もうんうんとうなずいていました。


保護者の代表の方から、あたたかいお言葉と記念の品を頂戴しました。

保護者の方も、涙声で、会場は大きな感動に包まれました。


何を語らずとも、この1年、この保育士が、どんな思いで、どんな気持ちで子どもたちに向き合ってきたかは伝わってきます。

前回の生活発表会で、周囲をはばからず子どもに気合いを入れ、それに打って響く子どもの表情を見た時、私は保育士として本物に育ったこの子の姿をとてもうれしく感じました。

まさに、保育士が子どもを育て、そしてその子どもたちのおかげで、この保育士は押しも押されぬ中堅保育士へと成長を遂げました。

保育士としての目の輝きが、1年前と比べて、格段と深い色に変わっていきました。


この保育士は、実は私が、小学校の5・6年生の時に教えた教え子なのです。

とても優秀な子でしたので、うちの保育園に来てくれたことを、とてもうれしく思っていました。


卒園式のその日、岡山は快晴に恵まれました。

あたたかな春の日差しをあびて、園庭の遊具で、多くの子どもと保護者に囲まれながら、何枚も何枚も記念写真におさまっていましたが、スリッパを履いたまま、芝生広場に飛び出していたのも、この保育士らしく、最後の最後まで笑顔と活気に包まれたすばらしい1年となりました。


この春、小学校の入学へと、希望に満ちあふれて、多くの子どもたちは胸をふくらませていることでしょう。

晴れの門出です。

よくぞここまで、大切に育ててくださいました。

本当におめでとうございます。


私たち、子どもの教育、子どもの保育にかかわる者は、ご家族の皆様と手を携え、その大切な命を精一杯輝かせながら、それぞれの子どもたちが、それぞれの子どもたちらしく、すくすくと成長していくために、真心を込めた指導に心がけていかねばなりません。

そして、そのお子様の成長と幸せこそが、我々の何よりの手応えであり、幸せであると思っております。

卒園にあたり、こうした喜びをご家族の皆様と共有できること、これに勝るものはありません。



目の前の切実な課題に向き合ったその時、その思いが真剣であればあるほど、一抹の不安や危惧が頭をよぎること、それは当然の思いであることを、私は理解しているつもりです。

だからこそ、支援者の私は、気持ちを揺るがせてはならないと思っています。

私が一緒になってうろたえて、それで子どもの利益に繋がるなら、いくらでもそのようにさせていただきます。

そうではなく、こ家族とは、少しだけ違ったポイントから、この道を進んでみませんかと、冷静に、笑顔を浮かべながら、きちんと向かう先を指さすことこそ、私に与えられた責務であると心得ています。

状況が厳しければ厳しいほど、揺れては揺れてはならない役どころが必要な場合もあるのです。


季節は春、

新しい旅立ちのその日、

気持ちをしっかりともって、笑顔で、我が子の後ろすかたを見送っていただきたいと思っています。


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