指で数えるということの良さ

 2008-04-12
昨日指導をしていて気がついたことです。

数概念を形成するのに、数字ブロックを使って操作活動を取り入れることは、定番となっていますが、この操作活動も、得意なタイプのお子さんと、そうでないないタイプのお子さんとがいらっしゃいます。

数を量的にとらえることに、時間がかかるお子さんだっていらっしゃいます。

こうした場合、ブロックを置いても、結局は置いたブロックを1から数えるので、なかなかたし算は前に進みません。

いくつかの数をみて、それがぱっと「6」とわかる子とそうでない子はいます。ぱっと「6」とわかる子のたし算の指導は楽しいですが、そうでない子の場合、まずは、「ぱっと見ていくつゲーム」をしてみるのもいいかもしれません。

「ぱっと見ていくつ」が苦手のお子さんの場合、指は強力なアイテムになります。第一、操作が簡単。そもそも自分の指ですから、操作は簡単ですし、落としたり、なくしたりすることはありません。

それに都合のいいことに、片方5本ずつあって、両手を合わせると「10」。まさに十進位取記数法の原理に見事なまでに適応しています。

「5+4」でも「2+5」でも、やり方さえ身につければ、25通りの計算は自由自在です。どんどんやらせて、どんどん合格させて、プラスのメッセージをたっぷり贈ることができます。

こうして達成感をもたせながら、自信をつけさせ、一方で「ぱっと見ていくつ」のスキルを徐々にでもアップさせていきます。

そのうちに、指がなくても、おぼえちゃう計算も結構できてきます。最初は、深い森林に飛び込んでいたような計算の旅も、だんたん道筋が見えてきて、簡単に思えるようになります。

こうしたサイクルが回転し始めたらしめたもの、「学んで楽しい」内発動機付けへと発展していきます。

とまあ、こんふうに簡単にはいかないと思いますが、指で数えるのも、一つのアイテムとして、時にはうまく利用するのも大切なことだと思っています。



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