教育の本質と原点 それこそが特別支援教育

 2010-03-01
「まずありのままの子どもの姿があって、そこに教育者としての願いや目標が生まれる。そしてその願いや目標の実現に向けて、教材を開発し、工夫する。それが教育の本質であり、原点である。」

私は、ずっとそう信じてきました。 特別支援教育が、教育の原点であるという所以です。


オフィシャルな教育機関が、学習指導要領をもとに教育計画を作成し、広く国民の学力向上に期することは、公教育として社会から付託された、とても大切な役割だと認識しています。

それを百も承知の上で、あえてここで、教育の原点を、そしてその本質を見つめ直してみることは、とても意義深いことではないかと思っています。

この双方向の軸から、浮かび上がってくるものこそ、生きた教育の姿なのではないでしょうか?


人は、他者から自分が必要とされていると感じてこそ、自分の存在を肯定的にとらえることができるのです。

この世に、意味なくして生を受けた者などいない、というのがもう一つの私の信念です。

あなたは、自分の命を輝かせて、誰かのために、何かの出来る子にならなくてはいけません。

だから、しっかり勉強しなさい、というのが、私が常日頃、子どもたちに向けて発信しているメッセージです。


今の私は、多くの子どもと、そのご家族の皆さんに支えられています。

毎日毎日、よくがんばれているなと、時々自分でも驚いています。

今日も、私を待っている子がいる、と思えば、少々の疲れは吹っ飛んでしまいます。

人間とは、そんなものです。


中には、重い課題のある子もいます。

でも、その子がいるからこそ、私は命を吹き込まれているというのは、紛れもない真実です。

意味なくして生まれた命など、あろうはずがありません。


物事には、量的な軸と質的な軸があるはずです。

100万円のダイアモンドというのは、量的な見方です。

大好きな彼氏からもらったダイアモンドというのは、質的な見方です。


質屋ですぐに30万円の現金に変えられてしまうようなダイアモンドと、大好きな彼氏がバイトで汗水たらしてやっと買った3万円の指輪と、あなたにとってどっちが値打ちがあるのでしょうか?

私は、「黄色いバケツ」という教材で、花子ちゃんの読解力のすばらしさを知ったときの、あの感動は、生涯忘れません。

3年生の花子ちゃんが、初めて4年生の漢字の読みプリントに挑戦して、そのことがうれしくてうれしくて、指導中に涙が滲んでしまった日のことを、昨日のように覚えています。

花子ちゃんは、私の生徒第1号なので、ブログで取り上げさせていただくことも多いのですが、決して花子ちゃんだけを特別扱いしているわけではありません。


教育の営みも、一期一会だと、私は考えています。


昨日、あるお母さんから、以下のような内容のメールをいただきました。





SHINOBU先生、いつもお世話になっております。

うちの子の事を、ブログに書いて頂きありがとうございました。

先生もそんな思いをしていたんだなあと思いました。

本当に頭がさがる思いです。先生が「あー楽しかった。」と言った日がありました。

よく覚えています。嬉しかったです。


うちの子の事はでてこないので、きっと面白くない子なんだと思っていました。。

すみません。


娘はSHINOBU先生が一番好きです。

先生は「この子の理解力は、秀逸です」と言ってくださいました。

娘の事を初めて認めて頂いた世界でたった一人の先生です。

この関係が続くよう親として祈るばかりです。

どうぞこれからもよろしくお願いします。

SHINOBU先生はこの子の良さを見つけてくれた、世界でたった一人の先生です。

これからもよろしくお願いします。

世界でたった一人の先生・・・







私、まだまだ未熟者ですので、子どもと心がつながるまで、たくさんの時間が必要なのです。

ブログだけ読んでると、きっとすごい先生のように見えるでしょうけど、それは錯覚です。

平素はチャレンジしたことは失敗ばかりで、むしろ愚直に、地道に一歩ずつ歩むことで、少しずつ前へ進んで行っているような営みです。

苦労した子ほど、感動も大きく、やがては宝ものになる、というのは、これまでの私の実践から得た貴重な教訓です。


重い課題に向き合いながらも、それを乗りこえ、新しい価値を創造されていこうとするご家族の、人としてのクオリティーの高さに、私は何度も大きな感銘をおぼえてきました。

そのことが、私に新しい命を吹き込んでくれたのだと思っています。


あなたにしか、できないことがあるんだよ。

あなたは、先生にとって大切な子、すばらしい子。

だから、あなたは、あなたにしかない何かの形で、社会の中で、誰かのために役に立つ子に育って行かなくてはならないんだよ。

きっとある。

必ずある。

苦しいのは、誰も同じ。 

やりもしないで、あきらめちゃダメだ。

あなたが命を輝かせて、がんばってくれることを待ち望んでいる人が、いっぱいいるんだ。


子どもを、心の芯から、肯定的にとらえる見方。

子どもの可能性を、最後まで信じて、希望をもって取り組む営み。

それにたる値打ちのあるものこそ、教育という名に値するものなのです。

奇跡は、教育によって起こる。


私は、先輩の先生方の起こしたすばらしい教育の奇跡を、幾度となく目にしてきました。

私は、私に命を吹き込んでくれたこのフィールドで、わずかであっても先輩方に、その恩返しをしたい。


私が、君たちと出会うことによって命を吹き込まれたように、君たちもまた、これから多くの人との出会いのなかで、きっと自らの命を輝かせるようになるに違いない。


だから、前を向こう、進んでいこう、学んでいこう。

未来を信じればこそ、大切なことが見えてくるはず。

あなたには、あなたにしか出来ない役割が、きっとある。

それを、待っている人が、たくさんいるのだから。


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