深いコメントから考えたこと

 2010-02-08
まずもってお詫びを申し上げなくてはなりません。

先日の記事 (「通常級の授業についていけない」「お客さんになってしまうのではないか」という問いに対して )を、誤って削除してしまいました。

多くの方から、貴重なコメントをいただいていたのに、寝ぼけてコメントごと削除してしまいました。

たくさんのアクセスいただきながら、20以上の拍手と、7つのコメントも消えてしまいました。 (涙)


いただいたコメントのお返事を書いていた時でした。

このブログをお読みになっている方で、もし、先週末の記事(コメント)のコピーやデータを残しておられる方がいらっしゃったら、ご連絡いただければと思います。(データさえあれば、復元できます)

また、コメントをいただいた方で、データが残っていましたら、お知らせいただければ幸いです。


いただいたコメントに対するお返事は以下のようなものです。

コメントそのものがないので、わかりにくいとは思いますが、大切な内容が含まれていますので、今回記事として紹介させていただきました。

重ね重ね、深くお詫びいたします。






大変、深い内容のコメントをありがとうございました。

お知らせくださった内容については、私なりの思いや感じ方があります。

なぜなら、過去にも、そして今も、似たような課題に向き合っている子どもたちに接してきているからです。


当たっていないかも知れませんが、日本の教育システムに光の部分があるとすれば、その影の部分もあると考えています。

特に、最低限の獲得目標を具体的に示すという部分がありましたが、先日見せていただいたプレスクールにのIEP (個別指導計画) には、日本では考えなれないくらい多くの視点から、具体的な獲得目標が示され、具体的な手だてと現在の到達点などが、質的・量的に示されていて、大変驚きました。

私は、今年の12月に、ある県の先生方の研修会で、個別指導の視点を個別指導計画に生かす、という内容で講演をさせていただこうと考えています。

今回のご指摘を、心に刻み、ぜひ自分の役割を果たしていこうと思っています。

また、理解されにくいがゆえの、誤解や痛みについても、強い共感をおぼえました。

まるで低温やけどのように、心の奥に深い傷を残していく・・

私は、そんな子どもたちに、何人も出会ってきました。


しかし、日本型教育の光の部分もあります。

外国のシステムにはない、すばらしい実践力をおもちの先生もたくさんいます。

それは、特別支援という枠ではなく、真実の教育実践という形で、魂が揺さぶられ、生涯の師としてとして、子どもの生きる支えとなっておられる先生もいます。

インクルージョンという名前ではなく、同和教育というカテゴリーの中で、すべての人が人として命を輝かせていく大切さを、リアルな日常の些細な場面を見つめながら、磨き上げて行った子どもたちもいます。


私は、私の教室にお越し下さるご家族の皆様に、強く、そして深い影響を日々受けています。

人の命に真剣に向き合い、深い苦しみや悲しみを乗り越え、明るく前向きに、ある時は自然に、ある時は泥臭く、そしてある時は聡明に・・

私なんか逆立ちしても、足下にも及ばないくらい、すばらしい方々ばかりです。

そして、こうしたご家族の何が、子どもとご自身を育てていったかを、今も学ばせていただいています。


何が人を変えるか?

それは生きる哲学と、それを実現する実践力ではないかと思います。


人が生きる中では、様々なステージがあります。

それが希望につながる道と信じられることができれば、茨の道も、花園です。


前回も申しましたが、今回もまた、ご指摘の内容を深く心に刻み、きっと何年も心の中で問いを続け、私は私の責務を果たしていきたいと願っています。

私は、子どもたちのためにお役に立てることでしか、自分自身の存在価値を確かめることができませんから。

貴重なコメント、本当にありがとうございました。






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コメント
今回の記事とコメントが消えてしまったこと、残念ですが、幸運にも私の質問へのお答え、昨夜読ませて頂いていました。

お返事頂けて、聞かせて頂けて本当に良かった。
私は主要教科(国数)の出来なさとお友達関係がうまくいっているかくらいしか考えていなかったな、と気づかされました。

思い返してみれば本当に、学校は、塾でただ教室は同じというだけで個別に勉強するのと違って、いろんな事をグループですることが多いですね。
そのたびに出来ないことがあれば皆に迷惑をかけることになるんですね。
現在は補助の先生に全面的にお世話になっているからこそ表面化していない問題、今後学年が上がるにつれ支援が手薄になれば娘にも大いにありえる問題だと思って、教えて頂いて良かったと思いました。

そこはもう先生の力量一つに左右されることなのか、もっとシステマチックにすべての子供たちがモニターを受け、必要とあれば支援をしてもらえる環境にできないものか・・・

これから先生方と連携をとる上でぜひ頭に入れておきたいと思います。
ありがとうございました。


【2010/02/08 12:15】 | がんも #- | [edit]
(下書きに、その前に書いたコメントが残っていましたので、アップさせていただきました)

この記事をアップしてから、いろいろなご意見をいただきました。

それだけ、切実な課題であることを、改めて認識しています。

最後の方の意見は、強烈でしたね。

私の心が揺れないわけではありませんが、こうした意見に向き合うことで、次のステップに向き合うことが出来るではないかと思っています。


私の保育園の卒園時で、今、しいたけの栽培をしている子がいるのです。

しいたけ栽培は、とても根気のいる作業だそうで、天候を敏感に読み解いて、雨が降る前には、シートをきちんとかけておかないと。品質が低下してしますそうです。

その子は、学力的には 「お客様」 であったのかも知れませんが、こうした作業では優れた才能を発揮し、全国の品評会で優秀な成績をおさめています。

もちろん、ご両親をはじめ、多くの方のご努力と、適切な教育の場があったからこそ、この子の良さが開花できたのではないかと思います。

「とにかく、いっぱい勉強したい」

は、まぎれもなく、本人の声です。 決して誰かが言わせているものでは、ありません。

支援学級にいる子の今の声です。


幸せとは、ある状態を示す言葉ではなく、心のありようを示す言葉です。

私は、厳しい差別や偏見を、はねのけて、信じられないくらい前向きに、明るく歩んでいくたくさんのご家族に出会ってきました。


私が教員時代に、派遣学級の子を連れて、本校のプールに行ったときのことです。

あってはならないことですが、「何だ、こいつら。勉強も出来ないくせに」 みたいな視線を強く感じたことがあります。

細かいことをあげれば、それに似たことはしょっちゅうです。

でも、その時私は、かわいそうなのは、その通常級の子どもたちの心の方だと思いました。逆に、私たちには、強い団結心と絆が生まれ、今でもそのつながりは、ずっと心に息づいています。

今から20年近く前ですが、私が、通常級から派遣級へ異動になったとき、「先生、希望されてここに来たんですか?」 と、本当に気の毒そうに言われたことを覚えています。

でも、私は希望に満ちあふれていましたし、へ~、世間はそんな風に見ているのかとびっくりしましたが、それでも情熱には何ら変化はありませんでした。


もちろん、本人の自己決定というこも大切であると思います。

何々役をやらされた、させられた、余儀なくされた・・

そうであっては、ならないと思います。


学校で培っていく本当の中身は何でしょう?



残念ながら、調査・報告書等ををお示しすることはできません。

ブログでお知らせした4年生の女の子は、劇団に入っていて、舞台に立つことも多いようです。

通常級でのテストの点がいいわけではないと思います。

お母さんは、愛情豊かですが、とても厳しいしつけをされています。

様々な非難、差別、中傷を受けながら、そこからはい上がり、人として最も大切な何かを見つけられたのではないでしょうか?

今でも、現実には、きっと色々な事があるのだと思いますし、時々そういう話も聞かせていただいています。

でも、だからこそ、歯をくいしばって前に進んでいるのです。

だからこそ、あんなに命を輝かしている子に育っているのです。

この姿を目の当たりにしていればこそ、今回の内容をお伝えできたのです。

どんな報告書の数値より、私にとっては、こうした多くの子どもたちの出会いが大切ですし、その事実が私を突き動かしているのです。


私は、いわゆる 「ノーケアの突っ込み」 を奨励しているわけではありませんよ。

「集団での学びと、特性に応じた個別指導の場を」 と、訴え続けているのです。

ご指摘のように、力を付けていくことは、とても重要だと思います。

また、ご自身の体験から、通常学級での信じられないような厳しい現実もお伝えいただきました。


きっと、今回ご指摘いただいた内容は、何年も私の心の中でぐるぐると回りながら、問いを繰り返していくことでしょう。

深く、貴重なご示唆と受け止めて、今後に生かして行きたいと思います。

【2010/02/08 12:58】 | SHINOBU #- | [edit]












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