親の何が子どもを育てるか?

 2009-12-25
私は、1日に何組ものお子さんとご家族に出会います。

毎週出会うご家族もあれば、月に1度のご家族もいらっしゃいます。

多いときは、1日に、次から次へと12組もの子どもとご家族と向き合います。

私は、天才でもスーパースターでもない、ただの凡人ですが、同じ場所で、次々と、たくさんのご家族に向き合うと、たまには、私にしか見えないことも見えてきます。


今日、オーストラリアから1時帰国されているお子さんの指導をさせていただきました。

前回の相談を受けての、初回指導です。

パズルの得意なお子さんです。 図柄よりも、形で攻略していくタイプのお子さんです。

色の認知も、しっかりと形成されていました。

言語コミュニケートが、今のお母さんの最も大きな願いの一つになっています。

いつまでにどうこうということは申し上げにくいのですが、正直、チャレンジしてみる糸口はあるのではないかと思いました。


私がこの子に注目したのは、表情のやさしさです。

伝えにくさ、わかりにくさがあるのなら、もどかしい場面も困難な場面もないわけではなかったであろうに、表情から、とってもあたたかい気持ちが伝わってきます。

天性のパーソナリティーというものもあるでしょう。

ですが私は、これぞ、このお母さんが育んでこられた何よりの宝ものであると、思わずにはいられないのでした。


エビデンスは、何も提示できません。 (本当はあるのですが・・)

でも、このことはきっと外れていないと思います。


数値化されること、デジタル化できるものは、大量生産が可能です。

しかし、職人技など、高度な専門性を要することは、数値化することはできません。

ましてや、子どもの育ちに関わることは、基本的には、長い長い文脈の中でていねいに読み解いていくしかないのだと私は考えています。

そういうスタンスで日々子どもとご家族に向き合っているからこそ、このご家族の何が子どもを育てているかが、時々くっきりと浮かび上がって見えるときがあります。

なるほど、このお母さんだから、こんなにステキな表情なんだと、ピンと来る場面がいくつもあるのです。


お子さんにとって重要な課題に向き合っていく場合、親としてはどうしても 「あれもできない」 「これもできない」 という発想になりがちです。

真剣度が MAX なわけですから、ある意味それは仕方がない事ですし、そうでなくっちゃいけないと思います。

だからこそ、そんな時に必要となってくるのが、少し冷静に、客観的に、大切なことを確かめてくれる支援者の存在です。


お子さんも、ご家族も、出来ないことを少しでもできるようにとチャレンジしていく姿勢は重要です。

その姿勢が、子どもをぐんぐん成長させていくのです。

でも、いつも 「ここまでおいで カウンター」 や 「ここまでおいで ものさし」 ばっかり使っていると、大切なことが見えなくなってしまうことだってあるのです。

時には、「こんなんにできたよ ものさし」 や 「あなたは、すてきよ光線」 も必要なのです。


私は、まちがいなく、このお母さんの 「あなたは、すてきよ光線」 が、この子をここまで育ててきたのだと思います。 それがあったからこそ、この子は、私の教室で、いくつかの学習に取り組むことができたのだと思っています。

私は、その大切さを、何としても私の口から、オーストラリアから来られたこのお母さんに伝えたいと思いました。


「そういえば、去年の今頃とは、全然変わってきました。」

「でもね、どうしても何とかしなくちゃっていう思いばかりが先行してしまって・・」


一時帰国の間、数回の指導で、大きな効果が期待できないことは、わかっています。 でも、もしかしたらこのことで、何かの鍵が開かれることにつながるかも知れない。 すこしでもそこに可能性があるのなら、日々の時間をずっとずっと大切につかっていきたい・・

初めていただいたメールには、そのような内容が記されていたと記憶しています。


親の何が子どもを育てるか?

そう言えば、今日はクリスマス。

答えはすべて、お母さんの言葉の中に、あるのです。
コメント
明けましておめでとうございます。
楽しいブログを読ませていただきありがとうございます。
これからも更新頑張ってください。
【2010/01/05 16:01】 | バンビとの出会い #UzsS.eyA | [edit]
応援ありがとうございます。

時間に追われ、さすがに毎日というわけには行かなくなってしまいましたが、逆にみなさんにどうしても伝えたいと思うようなことも増えてきました。

ブログは私の宝物です。 これからも、大切に、大切に育てていこうと思っています。

お子さんと、そしてご家族の皆様と共に歩む自分でいたいとも思っています。

これからも、どうぞよろしくお願いします。
【2010/01/07 21:11】 | SHINOBU #- | [edit]












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