個別指導90分!
2008-04-06
4月から、2年生になるお子さんの個別指導を週1・90分でさせていただくことになり、先週90分指導の第1回を行いました。90分指導(マンツーマン)は、お母さんからのご希望でしたが、最初は2年生のお子さんが、90分もの長い時間、集中するのはむずかしいのではないか、と思っていました。
自分は英会話の勉強をしていますが、ネイティブの方と90分もマンツーマンやったら、そりゃあ正直疲れますよ。
でも、実際に、この子との指導を行ってみると、指導していて楽しいし、とてもやりがいのある充実した90分を過ごすことができました。
これまで、週1回・45分の指導を4回行ってきましたし、指導開始以前にもお母さんから、学校でのようすを含めいろいろな情報をいただいていますから、アセスメント(調査)は一定のレベルまで達しています。
得意なこと、苦手なこと、得意な方法、苦手な方法もわかってきました。
これまでのアセスメントの中で、特に有効だったのは、性格というか、パーソナリティの理解です。学校の先生からの情報も貴重でした。
学習は、先生が出す「超むずかしい問題」を、この子が撃退していくバトルタイプ?で進めています。 (笑)
「うーやられた」「じゃあこの問題はどうだ」
「そんなチョー簡単」「ほらね、すごいでしょ」
「ぎゃー、またやられた」「もう降参」「来週はもっとむずかしいの出すぞー」
「平気、平気、へっちゃらだから」
とまあ、こんな感じです。バトルをクリアすると後に般用強化刺激?となるプリキュアのシールがもらえます。このシールは9個たまると、この子の大好きな本を買ってもらえます。いわゆるトークンエコノミーシステムを採用しているわけです。
ご家族の方がご覧になったら「ふざけた学習」と思われるかもしれませんが、当の本人は大まじめに、
「この子には、これまでの学習体験で得られにくかった言語による直後強化(reinforcement)が有効」、
「行動を維持する快刺激を、間欠的に与えながら、集中して取り組ませよう」
など、いろいろ考えながらやっています。
できなかった時の、ヒントカードは完璧です。わからない時、つまずいた時に手だてのできない課題は与えないようにしています。失敗したら、「これで調べてごらん」と握っていたヒントカードをすぐ提示するようにしています。教材そのものよりも、むしろヒントカード作成に時間をかけています。
ですから本人にとっては「教わる」ではなく、必ず自分で解決する「学び」のスタイルを維持することができます。本人は、どんなヒントカードをもらおうと「自分で解決した」という意識なので、達成感をもつことができるし、「勉強がおもしろい」になっていくわけです。
私は、「学びは人間の基本的な欲求のひとつで、本来は楽しいもの」だと考えています。
「先生、6年生になっても、中学になっても、ずっと勉強教えてね」
この子の発達課題に合わせて、学びの楽しさを! こうなると、教える方も待ち遠しいですよ。
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