教育の何が子どもを変えるか?

 2009-12-08
先日、ある先生から、細かい感情理解の苦手な子どもの指導について相談させていただく機会がありました。

でも、正直ダメだと思いました。

関係機関の連携だとか、保護者の理解とかいう言葉が先行し、愛情を込めて子どもに向き合う姿勢が、あまり私には伝わってこない。

そんな姿勢で、あの子が心を開くのはむずかしいだろうな、と思ってしまいました。

こういう子は、伝わるまでは時間がかかりますが、一度通じると、とても深く心を寄せてくるものです。


言葉は豊富だけど、うまく自分の気持ちを伝えることが出来ない子。

言い方がシャープすぎて、身も蓋もない状況になってしまう。

悪気はないけれど、つい相手にマイナスのダメージを与えてしまう。


その事で、実は一番心を痛めているのが、本人であるわけです。

そこが理解できない指導者は、こういう子どもの心を開くことはむずかしいのです。

細かい子どもの感情理解ができない限り、むずかしいです。

その子の心をつかむ、圧倒的な指導性が必要です。

子どもの良心を信じ切れないでいて、教育の奇跡は起こりえないと思います。


私の教室に、とても頭の良い子が通ってきてくれています。

5年生の女の子ですが、岡山では唯一の私立の小学校に通っていて、通常の小学校の6年生も問題なら、秒殺です。

特に、国語や社会が得意で、有名私立入試問題も、楽々こなしていきます。

時には、私の出来ない問題も、この子なら瞬時に解答してしまいます。

英語も得意で、私はこの子に、以前紹介した教え子のように、弁護士になって活躍してほしいと願っています。


この子の学習は、夜7時スタートなので、時々おにぎりなどの差し入れがあります。

この日は、とてもおいしい手作りのサンドイッチをいただきました。

私、てっきりお母さんが作ってくださったのだと思っていましたが、何とこれは、その子が私のために作ってくれたというのです。


「自分の気持ちを素直に表現することが苦手なこの子が、こんな形で気持ちを表現したことが、親として本当にうれしくて・・」

お迎えの時に、お母さんは目頭を熱くして、私に伝えてくれました。

その横で、その子ははにかんで、目を白黒させていました。


私は、この子の真心を信じています。

確かに、不安定な態度を見せるときもありました。

時には、マイナス発言もありました。

でも、この子の心をを信じ続けて良かったと思います。


たった一つの出来事を、理屈でごまかすのは簡単です。

ですが、具体的な日常生活の中で、毎回ストンと腑に落ちるように真心を伝え続けることは至難の業です。

どんな場面でも揺らがない、安定感と方向性、そして信念と愛情。

それをキープし続けるのは、なかなかしんどいことです。


この子にとっては、大変厳しい状態で、この教室に来るようになったわけです。

私がこの子に伝えたいのは、自分の苦手なことも含めて自分を好きになれる感覚です。

この力こそが、この子の心を解放し、未来への扉を力強く開いていく原動力になると信じています。


教育の何が子ども変えるか?

行動改善にしても、学力にしても、すべては子どもの可能性を信じるところからスタートするのです。

たとえどんなに回り道に見えようとも、このやり方で、子どもと向き合います。

私は、それで子どもを変えてきましたから・・


結果は、必ず子どもが返してくれます。

あんなに格別のサンドイッチは、これまで食べたことがありません。



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