意味がちゃんとつかめる力

 2009-11-03
例えば、「もういいよ」 という言葉があったとします。

でもこれだけでは、A=「準備ができたから、もう来てもいいよ」 というような意味なのか、B=「さっきその用事が済んだから、もう来なくていいよ」 と言う意味なのか、わかりません。

私たちは、全体の流れ、いわゆる文脈や、言い方や、表情など、いくつかの情報を総合的に分析してそれを判断していくわけです。

最近、何人かの子どもの指導をしていて、そのメカニズムも2通りあることに気がつきました。


まずは、1点集中フォーカスタイプの子どもの場合。

こういうタイプのお子さんの場合、1点から密度の濃い情報をダイレクトに受け取っていますから、たくさんの情報を一度に分析することが苦手です。完璧主義タイプの子が多いですから、問題が出来なとかなり心が揺れ、パニックになる子もいます。

私は、たくさんの要素の中から、関係のある情報だけ整理して、それをひとつの図式にまとめていく学習が有効だと考えています。何度かこういう方法を体験していくと、心も安定し、見通す力も育ち、何とか文脈を理解していくスキルが身につくのではないかと考え、日々の指導を行っています。


次に、1個ずつ順番に整理していかないと、途中でシャッターを降ろしてしまうタイプの子どもの場合。

こういうタイプのお子さんは、何かちょっとむずかしい部分があると、そこからは思考が機能しなくなり、次から次へと適当な答えを書いてごまかす傾向があります。例えば、Aという答えを書いて、私の顔色を見ます。よくしゃべる子が多く、何だかんだでそれが正解かどうかを、内容ではなく、私の反応で伺ったりします。 やる気はあるのですが、Aがだめなら、Bかいな、とそのエネルギーが迷走しがちなタイプです。

長い文章だと、誰でもどこかに一つ位わかりにくい部分があるはずです。

こういうタイプの子は、全体の流れの中で、行ったり来たりしながら、文脈の中で類推することが苦手なわけです。

ですから、結果として、前者の1点集中タイプの子と似たような現象が起こります。文章の中の一部しか頭の中に入りきらないのです。


しかし、指導法は、一点集中タイプの子とは異なります。

とにかく、最初から順番にわかりにくい部分やあいまいな言葉をしらみつぶしに調べていきます。どんな簡単な言葉でもいいから、質問すればすぐに答えてやれるような信頼関係が必要です。

答えは絶対に教えませんが、文章の内容をつかませるための精査には、たっぷり時間をかけます。それを完全につかませてから、問題文に取り組ませると、水を得た魚のようにスイスイ泳いでいきます。

わかならい問題文ぶつかって、あっちこっちバックするより、時間的な面でも、達成感の面でも、モチベーションの面でも、効果的です。

それが、SHINOBU先生と勉強すると、わかるから楽しいにつながればしめたものです。


その子のモチベーションがあがると、表情やコミュニケーションなど、あらゆる部分に波及効果が現れます。

学校休んでも、私の教室に来る子、遊園地よりも、ここでパズルをしたことが楽しかったという子も何人もいます。

最初は、パズルやゲームや簡単な問題でいいから、どんどん成功体験を重ねてやりたいものです。


集団のエネルギー、家族の深い愛情、専門家のテクニカルなサポート・・

きっと私のやっていることは、ほんのささやかな第4のアシストに過ぎません。


「あなたはこんなにステキな子なんだ。 顔を上げ、自信をもって、堂々と道の真ん中を歩いていこう。 先生はいつも君と一緒に歩き続けるから・・」

私が指導を通して子どもに育てているのは、実はそんな気持ちなんだと思っています。

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Author:SHINOBU
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