楽しい学習を構成する
2009-10-01
昨日の私は完全休養日で、この日だけは一切仕事をしないでいようと思っていました。デジカメの写真だけを整理しようと思っていたら、どうもそれが1日中ブログにアップされていたようです。
今、気がつきました。
それでも、多くの方がアクセスしてくださったようです。
未完成の記事をそのままアップしてしまい、申し訳ありませんでした。 <(_ _)>
これらの写真は、先週のかれんちゃんの指導のようすです。
下の1から7までの画像は、かれんちゃんがパズルを楽しんでいる様子です。
安定している時には、ご覧のようにちゃんとパズルができるようになってきました。
1

2

3

4

5

6

7

8〜11の画像は、カード・お買い物・ギヤのおもちゃの活動です。
かれんちゃんの認知の世界は、まちがいなく広がってきています。
ギアのおもちゃをはめるのは、なかなかむずかしいのですが、偶然なのかどうか、この日は次々とギアをはめていき、私をびっくりさせてくれました。
8

9

10

11

かれんちゃん、「め」 「あし」 「みみ」 「て」 など、体の部分の名前がしっかりと分かっています。
下の12〜15までの画像は、おさるのぬいぐるみで、「かれんちゃんの手は、どこかな〜どこかな〜? 食べちゃうぞ〜 パクッ」 とやって遊んでいる所です。
ご覧の通り、とっても楽しい活動です。
こうした楽しい活動が構成できれば、内容的なことはいくらでも発展させることが可能です。
子どもの認知レベル、理解度、モチベーション、経験の再構成、指導者のねらい、これらのいくつかの要素がうまく重なり合ったときに、楽しい活動が構成されます。
まずは、私が楽しい活動を構成し、次第にその支援をフェードアウトする。 そして出来るようになった事柄を強化して、子ども自身に達成感をもたせる。 それが、私のやり方です。
12

13

14

今週の指導の時、かれんちゃんは珍しく不安定でした。
かれんちゃんに限らず、どんな子でも時々こういうことがあります。
私は、前の週に上手にできたパズルを、さらに進化・発展させてやろうと張り切っていました。
でも、その日のかれんちゃんのようすを見て、パズルをするのは中止しました。
実は、こういう日こそが勝負の日になります。
甘やかしたり、迎合したりするつもりはありませんが、目先の成果だけを優先してしまうと、これまで長い時間かけて築きあげてきた信頼感が、一瞬に崩れてしまうことがあります。
先生が何を目指しているか、どういう気持ちで君に向き合っているか、何を大切にしてこれから進んでいこうとしているのか、言葉にしなくても伝わっていくのはこういう時です。
今週は、活動自体にはハイライトはなかったかも知れません。
だからこそ、こういう時に、行動とまなざしで、私はかれんちゃんに大切なことを伝えようとしたのです。
子どもの成長のカーブは、1本調子では上がらない。
山があり谷がありながら、それでもスパイラルのように次第に上昇していくのが子どもの成長。
いくら厳しい場面があろうとも、それでも私は楽しい学習を構成していきたい。
その不安定さも、決して子どものせいだけにすることはできない。
多くの人とのかかわりの中、個別指導場面で私がかれんちゃんに果たすべき役割、
これからも、それのことをしっかりと見つめていきたいと考えています。

※ この実践記録は、適切な教育によるダウン症児の成長の可能性を、より多くの方に理解していただきたいというご家族の願いと要請を受け、かれんちゃんの表情なども含め、リアルな指導の様子を公開させていただいております。また、平成21年度、福武教育文化振興財団による研究助成をいただいています。
↑どうかランキングも見てやってください。はげみになりますので,ご協力よろしくお願いします。


![自閉症教育の実践研究 2008年 05月号 [雑誌]](http://images.amazon.com/images/P/B0017LIL8O.09.MZZZZZZZ.jpg)









