花子ちゃんの発達のカーブ
2009-09-21
先日、花子ちゃん (3年生) のお母さんから、お子さんに学習専用のパソコンのについてのお尋ねがありました。お子さん専用のパソコンの購入を検討されているということでしたので、設定など多少のお手伝いをさせていただきました。花子ちゃん、2年生のころはよくパソコンを使って学習をしたものです。
当時は、形の識別が苦手だったので、その分野はキャラクターと楽しく遊べる教育ソフトを頻繁に利用しました。

パソコンの設定について説明をさせていただいているときに、昔やったなつかしいソフトのことを思い出しました。
その頃は、文字を書くのが大の苦手で、涙を流しながら宿題をしていたはずです。
でも今は、へんとつくりの勉強が大好きになり、例えば3年生で習う 「死」 という字なら、「一」 「タ」 「ヒ」 というように分解して認知できますから、その時の花子ちゃんとは全く別人になり、漢字学習にも生き生きと取り組むことができるようになりました。
算数でも、「37+85」 なんて計算も、楽々出来ちゃいます。
少し前までは、一桁の繰り上がりのない足し算でも、涙がでていたのに・・
指カードで、「これはいくつ」 なんて学習をしていたことさえ、信じられない気持ちです。

スクリーニングをして、子どもの苦手な部分をフォーカスすることも大切なことかも知れません。
でも、苦手なことだけを指摘しても、手だてがなければ、子どもも家族も疲弊するだけです。
例えばそれに、何かの障がい名を付けたところで、それが子どもの成長につながらなければ、無意味どころか、ネガティブな心だけが残る結果となってしまいます。
手だてが見えてこそ、そのフォーカスは有効です。
1 スクリーニング → 2 障がい名(診断) → 3 特別支援学級入級 → 4 高度な専門的・教育的なアプローチ
4の具体的な取り組みがあってこそ、1〜3が生きるというものです。
3でジ・エンドでは、悲しすぎます。
今、私は花子ちゃんに、学年相応の国語の読解問題をやらせています。
この子、書くのは苦手でしたが、読む力には目を見はるものがあります。
でも、ご家族と私以外の誰かがその事に気がついているなんて話は聞いたことがありません。
スクリーニングって、良いこと見つけは苦手なようですね。
教育は、可能性を信じ、それを育む営みなのではないでしょうか?
苦手な所だけ、ほじくりだして、「あれもできない」 「これも心配」 「それを何とか・・」 とやるのが、本当の特別支援教育なのでしょうか?
この子の良さを集団の中で発揮させてやりたい、みんなの前でこの子の良さを認めさせてやりたい、そういう営みは、教育とは呼べないのでしょうか?
もちろん、今の花子ちゃんにも苦手な所はあります。
行き届いた教育・専門的な指導が必要です。
しかし、2年生の時の花子ちゃんとは別人です。
今苦手だからといって、一生そうだとは限りませんよ。
私は、この子の得意な読解力で、もう一花もふた花も、マジで咲かせるつもりでおります。
信じているんですよ、この子の力を。
文字に書くのは苦手だけれど、どれだけ豊かな心と読み取りの力をもっていることか・・
そのことを発見したときに、どれだけ教育者としての魂を揺さぶられたことか・・
こう考えると、毎回の指導が待ち遠しくなります。
花子ちゃん、プリント教材にずっと抵抗感がありましたが、このごろは結構食いついてきました。
そりゃそうでしょ、むずかしい漢字も書けるようになってきたのですから。
そうなりゃどんどん行きますよ、文学教材!
あなたの時代は、ここから始まります。
足場が固まり次第、ロケットスタート♪
あなたの発達のカーブは、ここからが急上昇!
これまでの苦労は、無駄にはさせません。
回り道した分、エネルギーはたまっています。
何と言っても君は、SHINOBU先生としての教え子第1号。
期待してます
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