子どもの夢をかなえることこそ 奇跡を起こす第一歩
2009-09-10
私が大学院でお世話になっていたとき、小児神経科のドクターと2人で、マレーシアに旅行に行かせていただきました。ドクターによると、「海外の強い日差し浴びて、視床下部に刺激を与え、脳内のセロトニンを活性化させるため (笑)」 ということでした。
冗談ぽくドクターはおっしゃっていましたが、その半分は大まじめだったのかも知れません。
ストレスがたまると、ドーパミン・セロトニンなど神経伝達物質が枯渇して、うつ病になることもあります。
逆にうれしことが重なると、脳が活性化し、神経ネットワークが次々とつながり、頭がよくなるのは確かです。
私の指導で、やる気・モチベーションを大切にするのは、こういうことを大切にしているからです。
この日プリントを3枚するのと、大好きな工作をするのと、トータルでどっちが子どもの利益につながるか、そういうレベルの判断も時々行います。
うちの教室、ラジコンカーが10台近くあります。

「先生、次々とおもちゃ増えますね〜」
隔週でお越し下さる方などは、よくそう言われます。
ベイブレードは10個以上、パズルは2ピースから小さいステップで段階的に何十種類もあります。
お兄ちゃんの指導のお迎えに来て、妹や弟がそのおもちゃで遊び始めて、帰るのに一苦労、というのは、日常的な光景です。
カラー粘土、牛乳パック、グルーガン、発布スチロールカッター、食品トレイ、テープ、たこ糸、ビーズ、刺繍、風船、シャボン玉など、子どもが喜びそうな工作の材料も、大抵そろえています。
大きい学年の子は、指導の後、結構高度な工作に取り組んだりしています。
教材作成の参考となるドリル類も、幼児用の物から有名中学受験用の物まで、私のお眼鏡にかなった、ほとんどの段階のものを揃えることができました。
まだまだ完璧にはほど遠いですが、ゆくゆくはその子の最近接のプリント類が瞬時に提示できるようにデータベース化したいと考えています。
たくさんの方が教室に来てくださるようになったことや、助成金をいただけるようになったおかげです。この教室を 「子どもの夢の城」 にしたい、というのも私の夢の一つです。
うちの教室にくる小さい子、
おもちゃより、絵カードで遊びたいという子が、たくさんいます。
子どもには、まちがいなく成長の欲求という物があります。
できる・わかるこそが何よりの喜びです。 だから絵カードが楽しいのです。
くだらない低レベルの遊びは、すぐに衰退していきます。
また、プリントを何枚やっても、それは大人の自己満足で、それがほとんど子どもの育ちにつながらない場面にも、幾度となく遭遇してきました。
子どもの実態があって、そこに指導者の願いや目標が生まれ、そして教材を開発する、
これが教育原理の基礎中の基礎でありながら、なかなかそのことを実現するのはむずかしいことです。
そう言う意味でも、私にとってこの教室は 「夢の城」 なわけです。
昨日テレビで、事故で右脳前頭葉の大半を失った方が、本人の希望や夢、そして家族の支えによって、それを補完するように他の部分の脳機能が劇的に発達したというドキュメント番組を見ました。
さすがに私もここまでの事例はもっていませんが、奇跡と呼ぶかはどうかとして、それに似たようなことには何度も遭遇してきました。
どこかが苦手な子は、それを補完するように、脳機能の他の部分が必ず発達します。
そのスピードには、当然個人差がありますが、可能性という面では、無限であると私は思っています。
その脳機能の発達に不可欠なのが、やる気やモチベーションと言ったいわゆるハートの部分です。
子どもの瞳は、ある意味、やる気を示すバロメーターです。
そのための家族のかかわりは重要です。
昨日紹介した事例にもあるように、育っている子どもの目は輝いています。
自分自身を肯定的に受け入れ、自分が意味のある存在であることを知り、自分自身の可能性を信じてこそ、子どもの目は輝きます。
私が教材を通して、あるいは一緒に遊ぶ活動を通して、培いたいのはこうした力なのです。
子どもの夢、それはすなわち自己実現の姿に他なりません。
ラジコンカーの大好きな太郎君の夢、
それは警察官になって、パトカーに乗ることです。
算数の勉強の後、牛乳パックで何台車を作ったか知れません。
私にとって、彼と一緒に作った牛乳パックの車は宝物です。
そこに夢があればこそ、太郎君の瞳はずっと輝き続けるのだと、私は信じています。
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