自信とやる気を育てる 小さな小さなステップ (行動獲得のための課題分析)
2009-09-07

上の画像は、うちの教室の子に大人気のパソコンソフト 「もじもじサーカス」 の画面です。
これまで、のべ何百人?という単位で、学習ソフトを試してきましたが、優れたソフトは多くの子が何度でもやりたがりますが、似たようなものでも子どもの感覚にそっていない物は、まったく見向きもされません。
それと、音と光の強烈な快刺激がありますから、きちんときまりや枠組みを守らせることも必要で、扱いは簡単ではありません。
鉛筆をもつことに抵抗があり、このパソコンソフトが学習の窓口になった子もいます。
写真の彼も、その一人です。
彼がこの教室に来はじめた頃は、着席さえしてくれませんでした。
教室をウロウロしたり、入ってはいけない事務用のコーナーに入ったり・・
唯一の手がかりは、光と音の刺激でした。
何かのボタンを押すと、彼の大好きな音や光が与えられる。
私と彼の学習は、そこからスタートしました。
着席時間が来るたびごとに、5分、10分と伸びていき、前回はついに、45分ずっと着席して学習を続けることができました。
そして、ついに鉛筆をもって、学習するまでになりました。
マウス操作も、最初の頃はできませんでしたが、この頃はかなりスムーズに操作することができるようになってきました。
この操作の獲得にも、小さな小さなステップを刻んでいきました。
この教室で子どもが使うマウスは、右クリックやスクロールなど余計な操作をしてしまわないように、セロテープで細工がしています。
マウス操作獲得のための手順を小さく分け、その1ステップを焦点化し、それ以外の部分は私がやって見せます。
そして、それが獲得できたら、次のステップに進み、その分だけ、私の支援をフェードアウトしています。
例えば、「マウス操作」 を、このように小さなステップに分けて指導することを、課題分析と言います。
私は、ここのステップは、慎重に慎重に進めます。
ランダムローテーションといって、どんな場面になっても使えるようになっているかどうかを見極めながら、次のステップを考えていきます。
親子の絆は、永遠です。
学校も、子どもにとっては、オフィシャルな場です。
しかし、私の教室はやめたいと思えばいつでもやめられるし、嫌だと思えばもう次から来なくても良いわけです。
そこに、「できる」 「わかる」 がなければ、何もないのと同じです。
だからこそ、私は必死ですし、慎重なわけです。
もしも何かができるようになったら、私はめちゃくちゃにその子をほめます。
ほめられ体験の少ない子も多いですからね、
こうした体験が 間欠強化刺激になって、子どもの大きなやる気や自信につながってきます。
そして、1週間後には、一回り大きな子になって、この教室に帰ってくるのです。
私は、「自分が好きな子」 に、子どもを育てたいのです。
この教室で、培った自信とやる気で、学習や生活の日常を力強く切り開いていってほしいのです。
「できるようになったことを、SHINOBU先生に見てもらいたい」
そんな笑顔で、この教室の階段を弾むように登って来る子を、私はいつも楽しみに待っているのです。
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