大事に大事に育てながら 成長の道筋が見えてくる時

 2009-08-24
DSC04758_convert_20090824192939.jpg
画像では本物にしか見えませんが、これ全部100円ショップのレプリカです


最近私は、小学生以上の子のほとんどに 「お買い物ゲーム」 を取り入れるようになってきました。

やり方は至って簡単、

子どもにお店屋さんをやらせ、私がそれを買うだけです。


お金は本物を使います。

お金がなくなったら、ゲームオーバーです。

ですから、何円玉を何円お財布にいれておくかは、その子の今の課題に合わせて私が意図的に入れておきます。 (もちろん、子どもはそんなことは知りませんし、適当に入ってるのだと思っているかも知れません)


初歩の初歩は、10円というお金と10円の品物が1対1で対応することを、次から次へと品物を変え、繰り返し指導していきます。 応用行動分析なんかで使うランダムローテーションを行い、定着を図ります。

あまり単純だと子どもが飽きるので、たまには20円の品物を買ったり、わざと10円少なく出したりして、ちょっとゆさぶりをかけます。

こういうところのさじかげんで、子どもの気づきを誘います。 これは、発達の最近接領域を子どもに提示していることになります。

ちょっと塩味を効かせては、さっと引っ込める。

これを子どもの顔色を見ながら、行うわけです。


これを1日で済ませたいのが大人のご都合というものですが、プロの私は、あえて 「もうちょっとやりたい~」 というところで止めます。

エビングハウスの忘却曲線が示すように、忘れかけたときにもう一度刺激を与えた方が、内容が整理され定着することを、多くの子の指導を通して学んできたからです。


今日の指導で、50円のバナナを見て、10円玉5個と置き換えることが、ついにできるようになった子がいます。

ここまで来るのに、何回お買い物ゲームをやったかしれません。

まだまだ、あいまいです。

しかし、ここさえ本当にできるようになったとするのなら、これはありとあらゆることに発展する可能性があります。

それに、迷ったら、いつのだってこのバナナに戻って、その置き換えや見立ての概念を定着させることができます。

それが出来ない限り、十進位取記数法、つまり1円玉10個を10円1個に、正しく見立てることはできないと、私は考えています。

逆に言えば、それさえできれば、そこから時間さえかければ、いくらだって取り返すことができると私は信じているわけです。

小数だって、分数だって、大きな数だって、きっといつかは征服させてみせます。

因数分解なんかできなくったって、おつりがちゃんと確かめられる子に育てたいわけです。


私、毎回、同じお買い物ゲームを、何十人もの子どもにしているわけです。

同じ教材で指導をするのですから、当然、面白いように、その子独自のの認知特性や、具体的な算数的課題が浮かび上がってきます。

ある子にはかけ算のよさをとらえさせたり、ある子には交換法則の便利さを体感させたり、まさに自由自在・変幻自在です。

1回1回に予想できないドラマがあり、変化に富んでいて楽しい学習です。



書字の苦手なお子さん、時計の学習が苦手ではありませんか?

私、最近、そのメカニズムが分かってきました。

ここのスモールステップは、自信があります。

何人かの子どもの指導から、ばっちり手応えを感じています。


何故出来ないのかが見えたから、こうしたらイケルのではという見通しがもてるようになるのです。

子どもの成長の道筋が、浮かび上がって見える瞬間です。


私は、教える内容を選んでいるから、そして同じ教材で多くの子どもの指導をしているから、こんなことができるのです。

ご家族の方には、こういう私の専門性を、上手に使っていただきたいと願っています。

私は、決して万能でも何でもなく、ごく細かいことをチマチマとやっているに過ぎません。

でも、そういう私だから、できることもあるのです。



FC2ブログランキング

 


↑どうかランキングも見てやってください。はげみになりますので,ご協力よろしくお願いします。

コメント
なるほど~~!!

先日どうやってお買い物ゲームされているんですかとお聞きしたので早速ご紹介頂いたのでしょうか。ありがとうございます!!

10円が何個・・・どころか5までの足し算でアップアップしている娘にはまずは1円単位でやった方が良さそうかな?でも5円玉で5の固まりを感じられたり、ステップアップしたら10円や100円に置き換えて大きな数も学べそうだし、広がりが無限ですね。

うちは先生のようにたくさんお野菜のレプリカを買ったりできないので、とりあえず折り紙で商品をたくさん作ってみます。本物のお金というのも子ども心をくすぐりそう~~

先生のように課題が手に取るようにわかったりは絶対しなさそうですが(汗)
間違いなく娘のツボにはまる遊びなので楽しみも兼ねてやってみます!
ありがとうございました!
【2009/08/25 09:57】 | がんも #- | [edit]
お買い物ゲームのやり方、真似たいと思います。

お金は本物、商品もなるべく本物か近い物で、実際にお店でも買い物が出来る様リアル感を出してみます。
意外だったのは、子供はお客さんでは無くお店屋さん側なのですね。「いくらです」と金額をお客に伝える計算をさせるのですね。

書字が苦手で図星通り時計も苦手です。
克服法を何時かブログ記事にてご教示願います。
【2009/08/26 11:42】 | マジュル #iLhlKqZk | [edit]
お買い物ゲームで、お店をさせる理由は、まず子どもが喜ぶからです。子どもの夢をかなえる学習だからです。

それと、買ってくれないと何も前へ進みません(汗)

買う買わないの主導権は、お客にありますからね。

ねらいをお客としての学習に置くのなら、また違う場を考えなければいけません。


記事の中でも書きましたが、子どもによってねらいも展開も似てはいますが、全く違います。

がんもさん、マジュルさん、お子さんの目を見て、どうかそれぞれのご家庭にあった楽しい学習をしてくださいね。
【2009/08/26 12:56】 | SHINOBU #- | [edit]












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://shinobu1.blog117.fc2.com/tb.php/585-3a586779
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫
Author:SHINOBU
新大阪教室

bnr_personal-osaka.jpg

今までにご覧いただいた方
 

百万アクセスまでがんばりたい

カテゴリ
最近の記事
月別アーカイブ