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生まれ変わった子ども

 2009-08-03
昨年11月から来てくれるようになった4年生の男の子、本当に人間が変わっちゃいました。

先日の指導の後、お母さんから、次ような内容のお話を伺いました。

「去年、先生が私に言ってくださった言葉・・ 例えば通常学級のと交流のことなど、その時はとてもストレートに受け入れることなんてできませんでした。
一方で期待をもちながら、一方では正直この先生何を言っているんだろう・・ そんな気持ちでした。 でも、今現実に子どもが大きく変わり、生まれ変わったように生き生きと学習をするようになり、その時におっしゃてくださった内容が現実のものとなり、目の前に近づいてきました。
前回、SHINOBU先生に出していただいた宿題、あれほど苦手で抵抗感のあった漢字練習に、鼻歌を歌いながら取り組んでいるようすを見て、信じられないような気持ちです。
よっぽど楽しかったらしく、そのプリントを父親にも見せていました。
学校の水泳練習に参加して、すごい根性でみんなを圧倒しているようです。昨年は人がごちゃごちゃしている更衣室が苦手で、プールそのものさえ、行けなかったのに・・ 毎日練習して、まったく泳げないところから10Mまで泳げるようになりました・・・  」


私、漢字プリントは、時々子どもに 「自分の勉強したい漢字を選びなさい」 と、指導しています。

この子は先日、「鋼」 「炎」 「岩」 「電」 ・・・  などを選びました。

これ、画数が多く、実はこの子にとって最も苦手な学習のはずなのに、なぜ鼻歌交じりで取り組んだのか? 

答えは簡単! → それは、大好きなポケモンの属性を示した漢字だからです。

このエピソードからも、子どもの学習にモチベーションがいかに重要かがわかります。


教室に来始めた頃は、まず関係づくりから始まり、この子といっしょにパソコンゲームやベイブレードをしてから学習に入っていました。

手には移行対象としての愛着を示す 「ハンカチ」を、片時も離しませんでした。

今では、教室で 「ハンカチ」 を出すことは一切なくなりました。

パソコンゲームやベイブレイドは、今年になり勉強が終わったあとのご褒美となり、前回の指導では、90分の指導が、まるまる学習時間となり、ご褒美のお遊びの時間はなくなりました。

パソコンゲームやベイブレイドより、学びの楽しさが勝ってきたのです。


特に意欲を持って取り組んでいるのが、乾電池や豆電球の回路についての学習です。

もちろん、これが今年度から始まった交流学習の 「理科」 からスタートしているわけです。

以前は、「私のあせりが、この子に負担をかけた」 と何度も言っていたこのお母さんが、勇気をふりしぼって、学校側に交流学習のお願いに行かれました。

その勇気と決断が、こんな形になって子どもの学びを支えているのです。


指導が終わり、帰る間際に、お母さんはこんなことを私に伝えてくれました。

「この子は、どうやら文字の認知はできているらしい。頭に文字の形がイメージすることはできるが、アウトプットの途中で混乱するようなことを、子どもが言っていました」

モーター (運動書字機能) には問題が見られない、だとすると、頭の中でキープしたメモリーを、モータに伝えるための接続が課題・・


これを聞いたとたん、私は興奮で胸の高まりを押さえる事が出来ませんでした。

やってみたいこと、トライしてみたいことが、次から次へと湧き上がってくるようでした。

そこのバイパスを工夫すれば、さらに大きな発展が見られる違いない。

私にとっては、青色発光ダイオードを発明したような気分です。


こういうところからも、このお母さんあってのこの子の育ちであることが伺えます。

楽しいですね、この仕事。

論文にして実証すれば、きっと博士論文級の題材です。 (残念ながら、それをまとめる力量はわたしにはありませんが・・)


この子がポケモンだから、鼻歌でプリントができるように、私は日々の子どもの成長があればこそ、ハードなスケジュールにも立ち向かうことができる。

私も、今の自分が一番好きです。


正直遊びたいです。 時間が欲しいです。 ゆとりも欲しいです。

でも、指導はしたいのです。

遊びと指導を天秤にかければ、まちがいなく指導をとります。

東京から朝7時の新幹線で帰ったその足で、教室に向かい、午後の指導をしたことが何度もあります。

こういうときは、ちっとも疲労感を感じないから不思議です。


選んでくださったご家族の信頼、寝言で私の名前を呼んでくれるようになった子ども、階段を走って駆け上がってくれる子ども、そして何より指導の充実感や達成感、成長の喜び・・・

生まれ変わった喜びを感じているのは、他でもない私なのかも知れません。

プールでど根性で泳いでいるこの子と私は、きっと運命共同体?


すべての子を、何としても社会に役立つ子ども、誰かのために何かのできる子どのに育てたい。

私の夢は、どんどん広がっていくのでありました。


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