コミュニケートの楽しさと目的
2009-07-23

(↑ 元気よく 「もう一回」 のポーズのできるかれんちゃん)
最近、かれんちゃんの言語・コミュニケーションレベルに、大きな変化の兆しが伺えます。
もともとモチベーションの高い子ではありますが、まあとにかくおしゃべりが多くなったのと、ロールプレイなどの活動が楽しいのに加えて、話す単語の数が急速に増えてきました。
私、10センチくらいのシャボン玉を、子どもの頭の上に1個ずつ飛ばすことができるようになりました。
何回やっても、百発百中。
部屋のエアコンの風の状況によっては、面白い動きをするので、子どもがとても喜びます。
かれんちゃんにも大好評、「もう1回」 「もう1回」 と何度もせがみます。
この後、かれんちゃんと一緒にかくれんぼをしました。
私が逃げて、かれんちゃんが見つけるのですが、見つけた時はいつも下の写真のような顔をします。

(↑ かくれんぼで、私を見つけた時のかれんちゃん)
ケラケラ大笑い・大盛り上がりのロールプレイで、かれんちゃんの発語 (「せんせい」 「もういっかい」 など) の強化子として、シャボン玉やロールプレイをしているのです。
こうした状況の中、かれんママから、次のような内容のメールをいただきました。
ところで、かれんの最近の状況で、気がついたことが…
SHINOBU先生のことを「せんせ」と呼んだとブログに書いていて、我が家での様子からにわかに信じがたく、うちのだんなとも「聞き間違いでしょう〜」と言っていました。←すみません(^_^;)
ところが…、昨日、たまたまネットを見てるときにかれんも膝に乗ってきたので、SHINOBU先生の写真を見せたら「せんせ」と言っていました!
「しのぶ先生よ」と教えたら、「※△□ぶ、せんせ」と言っています。
何度も見たがります。
よほど、SHINOBU先生の教室での体験が楽しいんだと感じました。
ほ〜、と感心した次第です。
あと、「パパ」「ママ」の名称も使い分けて発音できるようになってきました。
知っている絵を見たら、それなりの発音をするし、しらない絵を見て教えて欲しかったら「これ!!」と聞いてきます。
「知りたい」という意欲も芽生えてきたようです。
それと、先週あたりから、たまに2語発話が出ています。
「これ、とって」「ままねんね」
「これ、ちょうだい」など。
ダウン症児は3〜4歳がもっとも言葉がのびる時期だと言われています。
言える単語が100語を超えたら、2語発話が出てきます。
この時期を逃さないようにして、しっかり分かることを増やしてあげたいです。
うちの教室では、「せんせい」 は、ごくごく当たり前に言えます。
しかし、この 「せんせい」 を仕込むのには、何時間もかかりました。
でも、「せんせい」 が仕込める私には、他の言葉を仕込むことは、そんな難しいことではありません。
それでも、定着するためには、それなりの時間と環境は必要です。
この日のレッスン、本当に楽しかったです。
私が楽しいときは、必ず子どもも楽しいようです。
それは何かが出来た喜びであり、人とコミュニケート出来た喜びであると私は確信しています。
きっと人と心がふれあうことによって、脳内に快刺激ホルモンが分泌されるのだと思います。
そのことが、コミュニケートにかかわるモチベーションを上げ、表出言語を増やし、それを明瞭なものへと磨き上げていくのだと思います。
かれんちゃんの、「もう1回」 は、まさに要求言語 (デマンド) そのものです。
コミュニケートは手段であって目的ではありません。
かれんちゃんの目的が、「シャボン玉」 であったり、 「かくれんぼ」 であることを、理解して指導にあたることが大切だと、私は感じています。
こういう部分を大切にした言語指導をさせていただける事を、私はとても幸せに思っています。
ご家族のご理解と、ご努力と、ご協力のたまものです。
何があっても、このご期待には添わねばならぬと、固く心に誓うのでありました。

※ この実践記録は、適切な教育によるダウン症児の成長の可能性を、より多くの方に理解していただきたいというご家族の願いと要請を受け、かれんちゃんの表情なども含め、リアルな指導の様子を公開させていただいております。また、平成21年度、福武教育文化振興財団による研究助成をいただいています。
↑どうかランキングも見てやってください。はげみになりますので,ご協力よろしくお願いします。


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