就学相談がめざす一つの形

 2009-06-30
先日、ある小学校に就学相談に伺いました。

その小学校への第2回目の訪問です。

ご両親と私、学校側は校長・教務・支援学級の担任の先生が対応してくださいました。前回は、校長・教頭・コーディネーターの先生の対応でした。

前回の相談を受け、校長先生とコーディネーターの先生が、事前に所属している幼稚園へお子さんの様子を実際に見てくださっていました。

ご両親は、今回の訪問にあたり、学校に提出する資料を作成されました。前回はお子さんのプロフィールが中心でしたが、今回は、 「通常学級への在籍を希望します」 としっかりと記入されていました。事前にメールで私宛に送付してくださっていましたので、前日に私が気がついたことをお母さんにお伝えしておきました。

学校にお伺いする当日、事前にいただいた資料は、内容がさらに精査されたものになっており、改めて驚かされました。

校長室に入ると、お父さんは、おだやかな口調で、通常学級への在籍を希望することを先生方に伝えました。先にお母さんが作成された文書を手渡されたものの、語る言葉は、生きたお父さんの思いそのもので、心にしみわたっていくような内容でした。

お父さんの言葉を受け、校長先生は、校長としての考えや学校の現状、今後の方向などについて説明をされました。


校長先生が、この地域で行われる就学相談を受ける気はあるかと、ご両親に尋ねられました。

間髪入れずそのお母さんは、通常学級在籍希望の立場で、就学相談に併せて行われる 「就学判定」 にどんな意味があるのでしょうか、と切り替えされました。

この一言で、これまでどれだけこのお母さんが、地域の就学に対して勉強をされてきたが伺い知れます。


校長先生は、幼稚園でのお子さんをご覧になってのエピソードを紹介してくださいました。

校長自らがすぐに幼稚園に出かけ、実際の子どもの様子をご覧いただいたことだけですばらしいことなのですが、わずか半日の訪問で、子どものようすをシャープな視点で捉え、幼稚園でのようすをあざやかに示す力量に、我々の信頼度が大きく高まっていくのを感じました。

また、いたずらに迎合したり調子がよいと言うのではなく、学校経営の最高責任者としての立場、そして一人の教育者としての子どもの向き合い方や見識、その教育への理念や情熱に至るまで、まさに尊敬に値する方だと思いました。

この校長先生のご指導なら、通常学級に在籍することに対する課題点に、より一層明確に向き合えるのではないかと感じました。


学校を後にする道すがら、ご両親にそのことをお伝えすると、ご両親もやはり同じような気持ちをもっておられました。

「このチームなら、私の果たすべき役割も一層明確になる。すべては子どもの最善の利益のために」
私は、そう感じました。

前日、私はそのご家庭に2時間もおじゃまして、そのご両親がチョイスされた発達にかかわる本を、片っ端から拝見させていただきました。その子の特性にかかわる内容を揃えているという観点からも、とても参考になりました。

いくつかの本は、早速アマゾンで注文をさせていただきました。

2時間ご家庭におじゃまさせていただくと、お子さんの日常の言語やコミュニケーション、行動の様子を一層立体的にとらえることができました。そして、何よりも私の気持ちや構えも、水がしみわたるようにお子さんに伝わっていくように感じました。


私には、小学校ではずむその子の声が聞こえてくるようでした。

理論と言うことではなく、大切なことが、たくさん見えてきた1日となりました。


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