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言葉が出るようになった!

 2008-03-22
先週の土曜日に、保育園で卒園式がありました。

他の保育園でもされていることだと思いますが、本園でも「お別れの言葉」があり、卒園児がひとりひとり呼びかけを行います。

その中で、言葉の発達に課題のあるお子さんもいらっしゃいました。4歳児組になってもなかなか言葉が出ないので、そのお母さんは、医療機関・療育機関・教育機関など、ありとあらゆるところに出かけられました。もちろん、仕事をお持ちのお母さんで、すべて仕事のやりくりをつけてのお取り組みでした。

いわゆる専門家と呼ばれる方から、厳しい指導や指摘もありました。でも、このお母さんは我が子の可能性を信じて、決してあきらめるということをしませんでした。時には高名な先生の診断でさえ、可能性を限定されるようなものは受け入れませんでした。

ひとつひとつの関係機関に、自分の足で訪れ、自分の目で確かめ、そして自分の責任で選択をされてきました。

「ことばの教室」にも通われるようになりました。でも、このお母さんがこだわったのは、「集団の中でこそこの子は伸びてきたし、これからもそうに違いない」という強い信念でした。

5歳児組になり、最初は新しい環境にとまどっている場面もありましたが、クラスのみんなと和太鼓の演奏で活躍できたことも大きな自信になり、この1年間で、保育士のだれもが驚くようなすばらしい成長を遂げました。

一番苦手だった発表も、クリスマス発表会くらいで小さな芽がふくらみ、卒園式では緊張した場面の中で、堂々と自信をもって大きな声で発表することができました。

この成長は、高名な先生の診断?をはるかに超えるすばらしいものでした。もし、あのとき、お母さんがあきらめていたら、この日の感動は、こうした成長は、決してありえなかったのではないでしょうか。

いろいろな見方もあるとは思いますが、私は、お母さんがこの子の言葉の発達にふさわしい環境を作り上げたことが、最大の要因だと考えています。専門的な個別指導を受けられながらも、集団の教育力に賭けたのも、賢明な選択だったのではないでしょうか?そしてこのお母さんの強い気持ちは、担当保育士だけでなく、この子をとりまくすべての人に響いていきました。

卒園式の態度を見て「もしかしたら、この子に発達課題はないのかも・・」と思ったのは、お母さんだけでなく、私もいっしょでした。

数値や診断は、大切な指標ですが、それは単なるプロフィールなのであって、必要以上にそのことにとらわれることはあってはならない。大切なのは子どもをしっかり見つめることと、可能性を信じて営みを続けることなんだと、心の底から思った一日でした。



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コメント
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【2008/04/05 09:24】 | # | [edit]
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【2008/04/10 10:30】 | # | [edit]












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