手を添えて、日々しっかり歩んでいくという営み

 2009-04-28
しゅう太君 (小2) のお母さんは、昨年の12月、花子ちゃんの書字改善の実践事例をこのブログでご覧になり、すぐに入会の申し込みに来られました。

それ以後、しゅう太君には、隔週で90分の指導をさせていただいています。

昨日の指導では、私の組んだプログラムに、とてもぴったしに反応し、楽しく充実した時間を一緒に過ごすことが出来ました。


しゅう太君の書字の課題は、7番染色体のわずかな欠失が影響を与えているという情報も受け止めています。

「ほめて伸ばす」 は、どの子にも大切な事ですが、特にしゅう太君は、即時強化に敏感に反応してくれるので、マンツーマン指導ですが、のってくると非常に盛り上がり楽しい学習になります。

この日は、最後の後片付けもあいさつの時も、生き生きとした表情で、とても可愛くうれしく思いました。


ご家族の願いの第一は、もちろん書字系の改善です。

私は取り組んだことは、① 漢字を学習しやすいように系統的に配列して提示すること (つまりは、 「木」 → 「林」 → 「森」    「日」 → 「目」 → 「貝」 ・・・・ という順の提示の仕方です)、② 言葉による継次的な支援  (「林」 は 「木」 が2つ とか 「一」 書いて 「人」 で 「大」 とか・・・) に、視覚的な教材 (「十の画べえ」)などを同時に盛り込んで行く方法、③ パソコンなど楽しく学習出来る方法で、モチベーションを下げずに、苦手な視覚認知同時処理系の刺激を系統的に与え続けることなどでした。


実験的・統制的に取り組んできたわけではありませんから、私のやって来たことが、どれだけしゅう太君の書字改善に有効であったのかを、科学的に明確に立証することは出来ません。

しかし、12月時点でのぐにゃぐにゃ文字は、かなり改善され、たまたまかも知れませんが、昨日書いた 「森」 という文字は、なかなかのできばえでありましたので、お母さんとそれを見ながら喜びを分かち合うことができました。

私としては、何とか少しでもお役に立てたのではないかと、ほっとした気持ちです。


それよりも何よりも、毎回90分間、子どもらしく素直に、一所懸命学習に取り組んでくれているしゅう太君の態度が、かわいくてたまりません。

この日は、わずか10分程度ですが、ごほうびの 「電車」 と 「ラジコン」 遊びを、とっても堪能してくれました。

こういうことも、私としては、とってもうれしく思うのです。


確かに苦手なこともありますが、私はこれまでの指導を通して、この子のすばらしい輝きと魅力をいっぱい発見するできました。

私がしゅうた君を大好きになれば、しゅう太君にも、私の気持ちが響かないわけはありません。

関係性はこうした形で育まれ、こうした関係性の中での学習は、当然、子どもの学びのモチベーションを高めて行きます。


これもそれも、結局はご家族が作られたことです。

私はただ、ご家族の気持ちを伺い、私の役割を少しずつ意識し、それを形にしてきただけです。


今月から、重度の困難があるにもかかわらず、養護学校高等部の大輔君が隔週で通ってくれるようになりました。

車いすなので、2階の教室ではなく、バリアフリーの保育室を使っての指導です。

会うのはもう数回目なので、大輔君、私の顔を見るとにっこりと笑ってくれるようになりました。

お母さんの話によると、ここに来ることをとても楽しみにしてくれているようです。

その笑顔を見ると、何とも言えない幸せな気持ちになります。

大輔君は、鉛筆をもつことさえできず、実際にどこまでご家族の期待に添う指導が行えるのか、不安がないといえばウソになります。

でも、私は大輔君がここに来てくれる限り、ご家族と一緒に、精一杯指導に取り組んで行きたいと思うのです。


100%子どもを変えてみせるという自信なんて、どこにもありません。

その日、その日の指導に心を込め、精一杯取り組む事しか私にはできません。

でも、その1日1日の指導の積み重ねで、半年後には子どもが大変身していたという体験は、たくさんあります。

しゅう太君のや花子ちゃんの書字についてもそうです。

太郎君の発語についてもそうです。

友里ちゃんの読字についてもそうです。


軸をぶらさないように、毎回きちんとした姿勢で子どもの指導に向き合いたい。

そのための努力や精査を怠ってはいけない。

愚直に、そして一歩ずつ、私はその山を目指したい。

それは、決して一人で歩むと言うことではなく、子どもとご家族と手を添えて歩む営みであると、私は信じたい。


私は、日々こうして、子どもとご家族と共に歩んでいくことを、何よりも意義あることと感じ、誇りに思っているのです。

すべては、子どもの笑顔と成長のために

私は、そんな自分が大好きです。


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コメント
SHINOBU先生、お久しぶりです。昨日、ちょうど保育園から我が子と帰る時 大輔君を見かけました。見た時、大輔君の顔が 輝いてました。このブログを読んで、わかりました。あの輝やきの顔は、忘れないぐらい 素敵な表情をしてました。私が、車の中から見ていると 我が子が、「だれ?」と聞いてきました。「SHINOBU先生の所に勉強しに来たんだよ。○○ちゃんと一緒だね。すごいね」と説明しました。我が子も大輔君を見てました。けして、我が子は大輔君を見て 批判的言葉もなく じーっと見ていました。私からは、大輔君は 素晴らしい表情と輝いて見えました。大輔君のお母さんさんに、会われたら 伝えて下さい。
【2009/04/29 07:43】 | まーちゃん #- | [edit]
ありがとうございます。

大輔君のお母さんは、「小さい子は、言葉はストレートだけど、伝わるものはあたたかい」 と言われていました。

分かる気がする・・

何か大切なことが、私にも伝わってきます。

その笑顔が、その輝きがすばらしいと、感じるまーちゃんの心もステキですね。

きっと太郎君も、そのことを感じながら、豊かな心が育って来たのだと思いました。
【2009/04/30 20:31】 | #- | [edit]












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