心の芯から子どもに寄り添うこと (親と指導者の機能分担)

 2009-04-17
たくや君 (小4) が、新しいステージに突入したような気がします。

たくや君は昨年の11月から、隔週で90分の勉強を一緒にしてきました。

初めてこの教室に通い始めた頃は、手にしっかりハンカチをもって、片時もそれを離しませんでした。

このハンカチで、デリケートな感情のコントロールを行っていたのです。

しかし、ここでの活動が夢中になるにしたがい、だんだんとそのハンカチは、たくや君の手から遠ざかっていきました。


ついに先日、たくや君はハンカチを持たずにこの教室にやってきました。

他の子の場合は、その日のメニューを全部やりきったご褒美 (強化子) として、工作をしたり、ブロックをしたり、電車のカードで遊んだり、ラジコンをしたり、パソコンをしたりするのですが、たくや君の場合は、まず来たら、たくや君の好きな活動をイントロゲームとして先にやらせてきました。

まず心を解放して、エンジン温めてから勉強です。

たくや君の場合、時間の約束はきっちり守りますから、この方がその後の学習が、ぐっともりあがってきます。

最近は、ベイブレードにはまっていて、実況中継はするわ、新しいルールは考えるわ、以前のたくや君とは別人のように活発になってきました。


よし、じゃあ勉強しようか~ と、投げかけると、さっさとベイブレードを片付け、すぐに学習に集中することができます。

漢字に映像を組み合わせたカードなど、ここで取り組んだ学習方法は、すぐにお母さんが吸収し、家庭学習でも取り組んでくださいます。

> 学習内容そのものよりも、まずは心の育ちを優先してください

そんなお母さんのご希望でしたから、学習内容の発展には、かなり慎重に構えていますが、もう次のステージに向けて GO サインを出してもよい時期になったのではないかと感じています。


たくやママは先日、仕事がお休みの日に、私の教室に来て教材づくりを手伝ってくれました。

私が学習面の一部を分担させていただくことにより、お母さんの心に少しゆとりが生まれてきたのではないかと思います。

もちろん、こういうお母さんですから、子どもへの愛情の深さには何ら変わりはありません。

家族には、家族にしかできない子どもへの接し方があります。

親にしかできない役割があります。

それは、ありのままの自分であり、ありのままの子どもを受け入れ、自分の気持ちに正直に生きることです。


私はこの1年間で50組以上のご家族の相談を承ってきましたが、「自分のおなかを痛めた子」 という母の思いの強さを、毎回感じてきました。

> 全部自分のせいだと、何度も何度も、自分自身を責めたのではありませんか?

そう伝えると、多くの方が私の前で、大粒の涙をこぼしました。


私が何とかしなければ、そういう強い思いが根元にあることを、私はその都度、感じてきました。


私は、家庭では、セラピストや教育評論家のような親であってはダメだと思っています。

まずは、まっさらの、ありのままのお母さん自身でいてほしと願っています。

そこをきっちり固めておいた上で、色々と勉強されたことを生かしていただきたいと思っています。

そのお子さんの課題の大きさによって違うとは思いますが、本来の自分の姿を変えてまで、特定の方法に傾斜してしまうことは、本当にそれが子どもの最善の利益につながるかどうかの精査が必要だと思っているのです。


私は、たくや君のお母さんの願いを受けて、いつも同じ姿勢で、最もたくや君を理解している 「指導者」 として、たくや君に寄り添っていこうと思っています。

私がきちんとした 「指導者」 でいられるから、お母さんは本来の 「母」 として接することが大切だと思うのです。

「あ~、また言い過ぎちゃった。 う~ん、落ち込み・・ なかなか本や講演会のように行かないものね~」

私は、こんなお母さんの方が魅力的だと思います。


勉強はしてください、向上もしてください、努力も怠らないでください

でも、笑顔の自分を忘れないでくださいよ

すべては、それがあってこそ、意味のあるものになるのですから


子どもにあう指導者を見つけるのも、親の大切な役割の一つです。

それは、担任の先生であったり、音楽教室の先生であったり、公文の先生であったり、スポ小の指導員だったりします。

その先生に任せる所は任せて、家では本来の笑顔のお母さんでいてください。


すばらしい指導者は、きっとどこかにいます。 いなけりゃ育てる、です。 (私なんか、育てられている典型です)

でも、家族は、子どもにとってかけがえのない大切なものです。

私が何とかしなければ、そんな思いがとかく強くなりすぎて、時には大切なことを見つめ直すことも、必要な時期がやってきます。

みんなそうです。 その繰り返しです。


やるときはやらなければなりませんが、時には振り返って見ることも大切です。

何よりも、本当の自分らしさと笑顔を見つめ直してもらいたいと思います。

そんなことが、子どもの元気につながることだってあると思うのです。

子どもを真ん中に置いて、うまく連携できる方とのつながりを、しっかりとイメージしておきましょう。


そのイメージをしっかりと作っている人には、ある日突然、道の向こうから、手を振りながら笑顔でやってくる指導者と巡り会えると、私は思っているのです。

運命は、結局は自分が引き寄せるものなのです。


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