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子どもの発達のストーリーに寄り添うこと

 2009-04-15
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昨日は、かれんちゃ(ダウン症・4歳) の12回目のセラピーでした。

先週は、お母さんのお仕事の都合で、セラピーはお休みでしたので、2週間ぶりの登場です。

その間、私は、岡山のビックカメラで、外国製の認知系おもちゃを大量購入しました。

その一つが、Fisher Price というメーカーのおもちゃですが、人形の頭の所にボールを入れて、レバーを押すと下からボールが出てくる、ただそれだけのおもちゃです。

でも、ボールの色・重さ・模様・レバーを押したときの効果音と、光やランプの付き具合は秀逸です。(↑上の画像)

大人がパチンコ中毒になるのも、大当たりをしたときの光と音が、脳に強烈な快刺激を与えている事が大きな要因であると指摘する方も多いようです。

ましてや子どもです。 こうした感覚刺激ももつ意味は、私たちが思っているよりも、ずっと大きいのではないかと思います。


kimikoさんのように手作りでおもちゃができれば最高なのですが、そういう能力がないので、私にとって、おもちゃ選びは重要な作業です。

最近は、その確率もかなり向上し、このおもちゃは彼、この本は彼女がよろこぶだろうな~、と見た瞬間にわかるようになりました。

私の部屋には、電車・昆虫・恐竜の本やグッズ、かなり豊富にそろっています。

うれしいですね、新しいグッズが入ると、本当にみんな喜んでくれます。 うちの教室の子は、間口はせまいけど、奥が深い子が多いので、ツボをつかんでいると、神様のように私を慕ってくれます (笑)

先日、たくやママが大阪のポケモンセンターで買ってきてくれたポケモンシールなど、どれだけ子どもの心を引きつけたことでしょう! 子ども達の学習のモチベーションを確実に向上させています。

こうした部分での子どもの特性理解も、主体的な学びを構成していくための大切なエレメントだと私は思っているです。


さて、今回イントロゲームで用意したこのおもちゃ

かれんちゃんの心で、爆発的にヒットしました。

ぜったいイケルとは思っていましたが、ここまでとは思いませんでした。

これ、外国メーカーのおもちゃですが、たぶん相当認知の事を勉強しているメーカーです。 これ以外にもこのメーカーのおもちゃを数点買いましたが、どれもクリーンヒットです。

他の種類もいろいろありましたが、まずは様子見で、数点のみの購入でしたが、この信頼度なら、売り切れないうちにもう一度ビックカメラにいかなければなりません。


まずは、どれだけこのおもちゃがかれんちゃんの心をつかんだか、画像を通して感じてください。


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イントロゲームのつもりで購入したのですが、これほどまで喜んでくれるとは思いませんでした。

これ、かれんちゃんの今、を感じているからこそ、つかんだビッグヒットです。


個別指導をしていると、たとえばダウン症の子に共通する特性があることはよくわかります。

しかし、ダウン症だからと言って、すべての子が同じ発達の過程を通るとは限りません。

視覚優位の子だからといって、処理の仕方が同時処理であるとは限りません。

書字が苦手だからといって、読解が苦手だとは限りません。

その子はその子であって、その子以外の何者でもないのです。


どんな子にも、その子特有の発達のストーリーがあるわけです。

かれんちゃんの場合、こうした認知系の感覚が、この部分での最近接領域です。

しかし、生活場面での空間認知能力は抜群で、お買い物やお手伝いは大好きです。

ならばどうするか?

短所矯正で苦手のカード学習をさせるか? 

それとも、長所活用で、ごっこ遊びを中心とした生活場面での体験的学習を構成し、スモールステップで平面認知の階段を登らせるか?


出来ないことを出来るようにさせたい

親なら当然の思いです。

その部分は、遠慮せずに、しっかりとお子さんに向き合ってください。

ある意味親は、短所矯正であってよいのだと思います。


しかし、家であまりしゃかりきにやりすぎると、最後には子どもとケンカになって、結果としてモチベーションを下げることになりかねません。

そこは、じょうずに先生に任せましょう。


長所活用型指導は、ある意味プロにしかできない指導なのかも知れません。

私もご家族も、子どもにかける真剣度はいつもMAXですが、その真剣度の質は、決定的に違うのものだと感じています。

かれんママが、わたしにかれんちゃんを預けてくださる理由の一つがそこにあります。

指導者の代わりは探せば山ほどいますし、指導が合わなければ止めればいいわけです。

でも、親の代わりはどこにもいません。

家庭では、何よりもありのままの親であり、子どもでいてほしいと願います。


母には、母にしかできない役割を

そして私は、ご家族の願いを受けて、私にしかできないことをさせていただこうと思います。

私は、ほめてほめて子どもを伸ばそうと考えています。

週に1度、この環境ならそれができるのです。


私もかれんちゃんも、毎週火曜日が楽しみになるような、そんな時間にしたいのです。

どんな子にも、成長や学びの欲求があります。

その子どもの夢や願いを叶える時間が、私たちの時間であるのです。


こうした時間を仕組んだのは、実は私ではなく、ご家族の皆さんです。

胸元をえぐる剛速球よりも、時にはゆるいカーブも有効です。

お母さんの深い愛情が、私に自然に、こうしたおもちゃを選ばせてくれているのです。


※ この実践記録は、適切な教育によるダウン症児の成長の可能性を、より多くの方に理解していただきたいというご家族の願いと要請を受け、かれんちゃんの表情なども含め、リアルな指導の様子を公開させていただいております。また、平成21年度、福武教育文化振興財団による研究助成をいただいています。


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