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子どもの心の中にある もうひとつの言葉

 2009-04-03
昨日、まさと君 (4月から高一) の指導を終えて、ご両親とお話をさせていただいていた時の出来事です。

突然、まさと君が 「勉強むずかしくなったら、ここ止める」 と言い始めました。

以下は、その時の私とまさと君とのやりとりです。



> 勉強、むずかしくなったら、ここ止める

> あと1年で、ここ止める


> いいよ、それはまさと君の思うようにしたらいいよ。 勉強やりたい時に、ここに来ればいい。 ここは、勉強したい人が来るところだからね。

> ところで、今日の勉強、むずかしかったかい?


> まず、1年やってみる。 その後もがんばる。 大学生になってもずっと来る。


> そうなの わかったよ。  そりゃ先生も楽しみだ~ ♪



勉強むずかしくなったら、ここ止める、と言った瞬間、私も、ご両親の顔も、一瞬凍てつきました。

中学で痛み、しばらく学校に行きにくい状態が続いていましたから・・

で、この瞬間に私がどう答えるかで、今後の彼の運命が大きく左右されるわけです。


もしここで、「もう投げ出すのか」 とか 「そんな事じゃダメだ」 と私が切り込んだならば、きっと展開上、わけのわからない方向に流れていったことでしょう。

私は、小1・小2と、特別支援クラスでこの子の担任でした。

私たちには深い深いつながりと、相互の信頼がありますから、私には、まさと君が今、何を確かめたいと願っているのかが、その瞬間にピンときました。


彼がこの教室に通い始めてから、この日で4回目になります。

この一月あまりの間に、彼の表情や物腰は、格段にソフトになってきました。

最初は、肩に力が入り、お互いに緊張感も漂っていましたが、今では途中で鼻歌も混じるようになってきました。 元々、いっしょうけんめいがんばりすぎるタイプの彼ですから、鼻歌が出るくらいの方が、きっと力が発揮できるはずです。


つまり彼は、「ここでずっと勉強してもいいか?」 ということを、「勉強むずかしくなったら、ここを止める」 という言葉で表現したわけです。

中学での痛みについて、私はご両親から時間をかけて伺っていましたから、どうして彼がこんな表現をしたのか、私と一緒にどんな風に学びに向き合いたいのか、そんなことが、しわりじわりと心にしみこんで来るような気持ちになりました。


ん?

君、今、大学生になっても、って言ったよね。


もしかして、それ大学進学宣言???

だとしたら、こんなにうれしいことはありません。


とりあえず、漢検と英検を目指しておりましたが、夢が次々と広がっていくではありませんか?

行ける、行けないは結果であって、まずはそこを目指そうと、本気で思ってくれたくれたのなら、私たちにそれ以上の喜びはありません。

何大学だっていいんですよ。

大学=ずっと学んでいくことの象徴なのです。


この子も学びたいんだ。

どんな子だって、学びたいんだ。


ずっと学びたいから、スモールステップで学習を積み上げたい

今日のように、楽しい学習を、ずっとずっと続けたい


君が言いたかったのは、きっとこういう事なんだよね。

中学で色々なことがあったことは、先生は理解しています。

でも、先生は君の真実を知っている。

だからこそ、君の思いを受け止めることができるんだ。


巡る因果の糸車

人生、捨てたものでは、ありませんね

私たちの人生ストーリーは、今後どのようになっていくのでしょうか?


私も、まだまだ死ねませんね。 

新しい夢と希望の芽が、こうしてまた一つ、ふくらんできているのですから・・


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