「マルチな刺激 + 楽しい学習」 で漢字のスキルを高める実践

 2009-02-17
最近、うちの教室の子どもに好評なのが、公文の漢字カード (下の画像) を使った 「マルチ感覚 フラッシュカード学習」 (命名SHINOBU) です。


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このカード、シンプルですごく使いやすいです。 1集から3集で、120枚のカードが販売されていますが、1000枚欲しいくらいです。 探して見つからなければ、自分で作ろうと考えています。

このカードの良いところは、特徴が強調され、わかりやすい絵に、さりげなく漢字が添えられているところです。

フラッシュカードのようにリズミカルにこのカードを提示すると、ほとんどの子は食いついてきます。

特に、普段、書字の細かい認知には苦労しているけど、マーク大好き系の子どもは、まさに水を得た魚のように食いついてきます。 小気味いいくらいです。

提示方法を工夫すれば、達成可能なスモールステップが刻め、自己の達成感が強化子となる、最高の学習パターンを構成できます。


もちろん、子どもは絵を見て 「山」 だの 「西瓜」 だの答えています。

まずは、それで十分です。

でも、このカード、しっかりと漢字が添えられています。

50枚のカードを勉強するのに、5分もあれば十分です。

私の教室に来る度に、毎回5分ずつ、このカード学習積み上げていけば、次第に漢字が読めるようになるとは思いませんか?


うちの教室の子の特徴は、やり方さえ分かれば、一度エンジンさえかかってしまえば、とことんその学習にのめり込むと言うことです。

一斉学習では乗り遅れることも多いですが、90分間、休憩なしでみっちり学習に集中している子もいれば、30分の学習内容を10分以内にかたづけるスピードタイプの子もいます。

でも、どの子も、やり方さえわかれば、スイッチさえ入れば、これまでの遅れを一気に取り戻すようなパワーをもった子どもたちです。

まさに、これがこの子たちの長所なのです。 これを生かさないテはありませんよね。


このカード、裏には漢字以外何も書いていません。

「絵の情報を、シンプルに記号化したものが漢字」 という見方もできます。

この追体験を子どもにさせるのです。

漢字を見れば、絵に描いている情報を先生と、日本中の人と共有できる!

漢字って、便利だなって思わせたいのです。


どれだけ時間がかかるかはわかりませんが、今このカードに取り組んでいる子は、近いうちに、漢字だけのカード (裏だけ) を見て、全部の漢字が読めるようになると思っています。

読めるようになると言うことは、その活動を通して、漢字の認知力は確実にアップします。

そのことが、どの程度次に生かされるか、個人差などもあると思いますが、この力が、私は書字スキルのアップにつながらないわけはない、と考えています。

これは、これまで子どもたちの育ちにずっと寄り添ってきて、経験的に実証されています。


子どもの育ちは 「 A → B 」 というように単純に行くものではありません。

クイズ番組で、1分で、徐々に風景の一部を変えられても、どこが変化しているのか? 分かりにくいことありますよね。

子どもの育ちにも、同じようなことがいえます。

昨日、しゅう太君のお母さんが、「最近、前は苦手だった斜め系の文字が上手に書けるようになったような気がします」 と伝えてくれました。

太郎君のお母さんからは、「昨日、指を使わないで一人で計算をしていました」 と、うれしい報告をいただいています。

子どもの育ちとは、こういうものなのです。

それこそ、マルチに感覚を刺激し、知らない間にその力が統合されていくのです。


だからこそ、自己イメージを低下させず、ミニマムスタンダードと呼ぶべき大切な基礎学力を、楽しく追求・達成できるような指導の工夫が求められていくわけです。

ミニマムスタンダードという枠で考えれば、文科省の学年別配当漢字なんてあまり気にしなくてもすみます。

私の教室から 「石鹸」 ってスラスラ書ける子が誕生するのでしょうか?

夢の広がる楽しい学習です。

こんな勉強もあってもいいとは思いませんか?

私の目指す長所活用型の学習スタイルの原点は、こんな所にあるのかな、って、今考えたりもしている所です。


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