太郎君の言語の育ちから (決してあきらめてはいけない!)

 2009-01-18
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この写真は、1月16日の指導場面での太郎君のようすです。

学校の宿題 (光村図書 「ものの 名まえ」)  のサポート場面です。

太郎君(小1)は、聴覚入力のショートターンメモリーが優れているので、文節ごとに私が音声入力の支援を入れながら、太郎君の音読と文字とを協応させているところです。


しかし、しかし、この指導を行いながら、私はまたしても、目頭が熱くなってしまいました。 

1年と少し前までは、確か 「いぬ」 と 「ねこ」 でさえ、曖昧に理解していたと記憶しています。

語彙数も発語場面も少なく、なかなかコミュニケーションレベルに到達しませんでした。

卒園前の生活発表会で、初めてみんなの前でマイクで発表ができ、周りを感動に包んでくれた日から、まだ1年も経っていないのです。


この日の音読カード、私は感動して、すべてのコーナーに花丸をつけてしましました。

ちゃんとしっかり聞き取れます。 見事なものです。 最後まで、自信をもって、笑顔で読んでくれています。

ご家族の皆さん、担任の先生、学童の担当、親友の誠也君、多くの人のあたたかい指導とかかわりに包まれながら、よくぞここまで進歩したと抱きしめてやりたいような気持ちです。


私の指導場面でも、調子の悪い時も何度もありました。

太郎君が涙をこぼして、机で固まったこともありました。

45分間、何をやっているのか、わからなくなるようなこともありました。

指導に自信を失いかけ、お母さんにそのことをお伝えしたこともありました。

先生、弱音を吐かないでください、とお母さんに激励されたこともありました。

でも、それがあるから、今があるのかも知れません。


あの日、もう私には出来ないと投げ出したら、今日のこの日はないのです。

可能性を信じること、あきらめないこと、工夫すること、力を寄せ合うこと・・

太郎君の言葉の育ちは、多くのことを私に教えてくれました。


この先、まだまだ多くの課題が待ち受けていることでしょう。

大切なことは何か?

そのことを、ご家族と、そして太郎君自身と、そして私と、共有できていること自体が大きな財産です。

そして、この営みは2年・3年と継続して続いていくのです。

太郎君が、私の人生そのものに与えてくれた夢や希望も計り知れないものです。


私は、10年後の太郎君も、ずっと見つめていきたいと願っているのです。

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