勉強したことを 現実生活レベルで適応できる 母の資質

 2009-01-09
昨日、友里ちゃんの今年第一回目の指導の日でした。

ちょっとうれしいことがありました。


私は、文章題作成ソフトを使って教材を作成しています。 その子のレベルや、指導の目的に合わせて一定の条件を入力すると、パソコンがアトランダムに文章題を次々と作成してくれます。 私にとっては、まことに便利なしろものです。

その文章題の課題で、次のような問題が混じっていました。


「友里さんは、さくらんぼを52こもらいました。 おひるまでに23こ食べました。 のこっているのは何こでしょう」 という問題です。


「友里」という名前も、設定のレベルで入力していますから、自分の名前が問題として出るのも、当然と言えば当然なのですが、この文章題を読むなり、友里ちゃん大受けで、ケラケラと笑いが止まらなくなりました。

文の内容を思い浮かべて、大笑いする??

正直言うと、私は飛び上がりたいくらい、びっくりです!

こんな日が来るのを、どれだけ待ち望んでいたことでしょう。


新年第一回目で、おさらいのつもりで作成したプリントですが、昨年末に力を入れて取り組んだことがここに来てしっかり定着しています。  

この手応えは、友里ちゃんにも私にもわかります。

だから、そもそもが、とっても良いムードになっています。 自己強化という最高のパターンです。


友里ちゃんは、計算技能は得意だけど、文章から状況を思う浮かべることが苦手で、ろくろく文章を読むことなく、その数字だけをピックアップして、足してもだめなら引いてみな、方式で何とかここまで切り抜けて来たタイプのお子さんでした。

そういうことを何とかしたい-

夏に相談に来たときから、お母さんの願いは、その1点に集約されていました。

でも、そこのキモの部分まで到達するには、何度とは言えないほどの、試行錯誤の繰り返しでした。

これまでいろいろなことをやってきました。

やっと、やっと、肝心かなめの、キモの部分に触れて来た感じです。

他愛のない、日常のささやかなホンの一コマですが、私と友里ちゃんにとっては、記念すべき大切な瞬間となったのです。


私は、このお母さんの優れた部分をいくつも感じています。

まずは、本質的な願いの軸が、ほとんどぶれないこと

マニュアルや形式ではない、本当の力を育てたいと、どのうな場面、どのような時にも、同じメッセージを発信していました。


そして家庭でも、お母さん自身が、該当する研究会や親の会に積極的に参加し、そのエキスとなる実践や理論を学び、友里ちゃんの生活に生かす取り組みを始めました。

理論や実践に触れ、これは!と思い、目のウロコが落ちるように感じることはあっても、具体的な生活レベルでそれを生かしていくことは、並大抵なことではありません。

この冬休みに、友里ちゃんの生活がかなり安定してきたと聞き、何か工夫をなさったのですか?と尋ねると、お母さんの具体的な話から、それが先行条件の分析と、タイミングの良い代替行動の提示を、実践レベル・生活レベルで生かしている、ということが、私にはすぐに感じ取れました。


わざわざ広島まで研修会に出かけ、何かをつかんだという感じで帰ってきたお母さんですが、わずか半年もたたない間に、生活レベル・実践レベルで生かすとは・・

初めてご相談に来られた時から、すごいお母さんだと思っていましたが、こうなるともう、見事というしかありません。


今回のことで、私が確認したことが3つあります。

一つは、親としての意欲や願いを整理して、方向性をしっかりと見つめていく大切さ、

もう一つは、それを継続して積み上げていくシステム作り、

最後に、家族との連携と信頼がなかったら、今日のこの日はありえなっかった、ということです。


友里ちゃんのお母さんは、「3学期になって安定しても、また4月になって担任が変わると不安定になってしまう」と、嘆いておられました。 こういう部分の工夫も、学校側としてしていかなければならないことかも知れません。

1年1年の横の軸と、数年以上にわたってかかわる縦の軸は、子どもを育て、内容を積み上げていくための、大切な基盤となるに違いありません。

私たちが、伝えていかなければならない大切なことは、こうしたことでもあると、考えているのであります。

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