子どもの視線で物が見えるということ  (AD/HDの疑似体験から)

 2008-12-23
先日ニュースを見ていると、ある特殊なめがねをかけると、AD/HDの方が、どんな風に世界と接しているかがバーチャルに体験できる装置が開発されたことが伝えられていました。

途中で、えじそんクラブの高山恵子さんが登場して、コメントを添えられていて、さすがにいろいろなことにチャレンジする高山さんらしいな、と感心しました。

個別指導をしているときに感じることですが、勉強、できるようになりたくない、と思っている子は一人もいません。

むしろ、人よりも何倍も勉強したいのに、それがうまく行かないから苦しんでいる・・ そんな場合がほとんどです。

ところが、どうしてその子がたし算ができないか? どうして 「大」 という字が書けないのか? どうして、四則計算の判断ができないのか? どうして逐次読みから抜け出せないのか? そのメカニズムが理解できないときには、なかなかリズムに乗った指導ができません。

私の指導の大半は、活動を通してそのメカニズムを解明する営みであるような気がします。

サイコロの目の6を見て、なぜそれが 「6」 と瞬時に判断できないのか? 私には理解できませんでした。 でも、そのことが数の認知の大きな妨げになっていることは、すぐにわかりました。

たったら、そこだけアシストすれば、計算ができるようになるのでは? というのが、私の思いでした。

こうやってつまずきの部分を補助してやると、それまで固まっていた流れが動き出すようになります。

プラグの接触が悪くて動かなかった車に、エンジンがかかったような感じです。

こうして車が動き出すと、不思議な物ですね、3ヶ月も過ぎると、サイコロの目が 「6」 と読めるようになっているのです。

いわゆる多感覚同時刺激(=マルチセンソリー)により、それを 「6」 と、とらえることができるようになったのではないかと考えています。


私は、教材探しに、 「100円ショップ」 「書店」 「トイザらス」 などに毎週出かけます。

最初の頃は、これ良いかも、と思って買った商品が全く役に立たず、ゴミの山を作っていましたが、最近は、これは太郎君とイチロー君にはピッタリだ、とか、花子ちゃんにはこれ、友里ちゃんにはこれ、というようにかなり打率が上がってきたように思います。

日々成長してますからね、どれだけ子どもの今をとらえられるか? そのアセスメント力が、プロとしての力量だと思っています。

バーチャル眼鏡、どこにも売っていませんからね~

定番プログラムでマニュアル通りに教えられたら、どんなに楽なことか知れません。

でも、そんなものにをしようとは、ちっとも思わないのです。 

発達の最近接領域の構成、これこそが教育者としての誇りであり、魅力ではありませんか? ここは医療でもなく、関係機関でもなく、教育者の仕事です。

SHINOBU先生と勉強して楽しい、の中身はぜひこれであって欲しいと願っています。


発達のテクニカルなこともしっかりと勉強しながら、本業である教育のプロとしての専門性を発揮してこそ、真の連携と言えるのかも知れません。

しかし、学校には個別指導の文化はありません。

ならば、集団の特性を生かした学習の再構成を行うか、個別指導の場と文化を新たに構成するか、どちらかになるのではないかと思います。

私は、どちらも工夫の余地がある楽しい仕事だと思います。

これも形や枠で決めるのではなく、太郎君、花子ちゃん、という目線で見ることが大切なんだと思っています。

売ってはいないけれど、心の中にバーチャル眼鏡をもっているかどうか、そこが大事なことであり、すばらしい先生というのは、いつもそういうことをされている先生なんだと思っています。

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