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かれんちゃん コミュニケーションの扉を開く!

 2008-12-17
まずは、下の写真をごらんください。 かれんちゃん(ダウン症・3歳)の第5回目のセラピーの様子です。



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↑今日の最初の課題は、まるい形を描くこと


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↑かれんちゃん絶好調! なかなかイケてます。


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以前に描いた作品はこれ、 大きく進歩しました!


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↑次の課題は、言語模倣と応答表現
(まずは、カエルのグァでつかみはOKです)


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↑この後、 私とかれんちゃんの応答表現の嵐が
起こります。  (写真がないのが残念!)
強化子はしゃぼん玉から、高い高い~になりました。



実は先週、うちの娘(高2)の体調が悪く、楽しみにしていたかれんちゃんのセラピーを、私の都合で勝手にドタキャンしてしまいました。

あいだが1週間空いてしまいましたが、かれんちゃんは、この日も元気いっぱいで教室に来ると、くつをそろえ、すぐに着席すると、お母さんにバイバイと手を振り、最初の積み木課題をあっという間にクリアしてしまいました。

積み木を投げたり、歩き回っていたころの面影は、もうどこにもありません。 たった5回の指導でこうまで、コンプライアンス(指示の遵守)ができるなんて、こちらの方が驚きです。


この日の私のテーマは、お絵かきで 「上下左右の動き」 から 「始点と終点の一致する円の動き」 へと、なぐりがき(錯画)を発展させること、そして、言語による応答表現・発語など、言語面への強化の手がかりをつかむこと、でした。

中1週間ありましたので、どちらか一つでも手がかりがつかめれば良い、くらいのつもりでふところを広く構えて取り組むつもりでいました。


かれんちゃんは、お絵かきは好きなので、 「今日はまる~」と、言語と動作で指示し、黄色のクレヨンで私がお手本を示すと、なかなかの腕前で、まるを描いてくれました。 (ただしこの後暴走して、机にも、マットにも強烈な黒のクレヨンで、いっぱいまるを描いてくれました・・・汗

しかし、ひとつの課題はクリアです。

(これで、ブログに描くネタがキープできたので、正直ほっと一息です。 かれんママによると、このブログは、教育や医療の方など様々な方に注目をしていただいているとのことです。 そう言えば、あきなちゃんのお母さんも、かれんちゃんの様子を見て、私の教室に来ることを決めたと、掲示板に書いていました。  学生さんの授業でも、このブログ、使われているようです。 結構なプレッシャーです・・)


さて、次は言語系の課題です。 そろそろ、ここをどうにかしないと今後の展開に影響します。

とにかく、私の願いは、 「まずは、何でもいいからしゃべらせること、 それをきちんと強化すること、 そしてコミュニケーションの楽しさをいっぱい体感させること」 なのです。

例によって、テクニカルなことは、藤阪さんの 「つみきBOOK ABA早期集中マニュアル」を中心に、ネットや文献を一通り目を通しました。

でも、私には太郎君(=仮名 自閉症・小1)との1年間の歩みがあります。 ですから、言語の発達には、①本人のモチベーション ②言語環境 ③テクニカルサポート の3つの柱があり、その割合は、5:3:2というSHINOBU独自の5・3・2理論がその底に流れています。


かれんちゃんは、これまで4回のセラピーによって、すっかり私に心を開いてきました。

1~2回目は、シャボン玉が心をつなく唯一の強化子でした。 3回目にだっこしたときも、かなり緊張していることが、私には感じ取れました。 4回目の最後くらいに、やっとかれんちゃんの方から、私のひざにのってくるようになりました。

この日、かれんちゃんの手がクレヨンで真っ黒になったので、台所へタオルを取りに行くと、かれんちゃんが入ってきてしまいました。

最初の頃は、台所や事務机のパソコンや引き出しを勝手に開けて好き放題していましたので、そういうことは未然に防いだ方がよいと判断し、ひょいっとかれんちゃんを抱っこしてみると、これが何と、うそのように軽い!

私は以前、情緒障害児の短期治療施設にいましたから、ある程度、抱っこした感触でその子の信頼度を感じることができます。

これはイケる、と思ったので、あきなちゃんの強化子の 「いないいないバア~」 を1発やってみました。  (ウケはいまいちでした・・)

なので、ダメでもともとで、 今度は 「高い、高い~」 をやって、ぐるぐるとかれんちゃんを回してみました。

すると、これがまた、天使のようにケラケラと笑い始めるではありませんか・・・

この表情を、デジカメで撮れないのが残念でたまりません。 大げさに言えば、この瞬間、世界で一番かわいい笑顔です。


これを、強化子に使わないテはありません。

さっそく、少し離れて  「かれんちゃん~」  と呼ぶと、小さい声で 「は~い」 と応えます。 私はすかさず、ドタドタとかれんちゃんに駆け寄って、抱っこして、高い高いをして、また少し離れました。

すかさず、 「かれんちゃ~ん」と呼ぶと、前より大きな声で 「は~い」 と応えることができたので、今度はもっと大げさにほめ、高い高いをして、ぐるぐる回してやりました。

これ、10回くらいやりましたかね・・

もうくたくたです。

でも、こんなに愉快で、楽しく、充実した時間はありませんでした。


セラピーが修了し、お母さんに報告や打ち合わせをし、いざ帰ろうとすると、かれんちゃんはよっぽど今日の活動が楽しかったのか、なかなか帰ろうとしません。

ついに、かれんちゃんも、SHINOBUワールドに入り込んでしまったようです。

太郎君も、花子ちゃんも、友里ちゃんも、うちの教室の子は、小学生であっても指導の時間が楽しみでたまらなくなるのです。

SHINOBU流5・3・2理論の 「5」 の部分は、ここなのです。


おしっこのこともあったんだけど、最初の頃、涙を浮かべて、出口のガラス戸をたたきながら、外を見ていたこともあったよね

あの顔は、忘れないよ

でも、もうこんなに仲良くなった

かれんちゃん、良いこと教えてあげる

人と心が通じ合うことって、楽しいこと、すばらしいことなんだよ

君は今、そのすばらしい世界の扉を、力強く開けようとしているんだよ!


私のそんな気持ち、かれんちゃんに伝わったでしょうか・・・・

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【2008/12/17 12:45】 | # | [edit]












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