小学校での学級担任の決め方

 2008-03-12
自治体や学校によって多少の差はあると思いますが,私がこれまで勤務をしてきた学校では,だいたい次のような方法で学級担任を決めていました。

まず,その学校の先生方全員に,来年度何年生を担任したいか,どんなことに取り組みたいか(校務分掌希望などと呼びます)などの希望を紙に書いていただきます。

で,それをまず,校長が目を通します。で,校長だけがその内容に目を通す場合もあるし,場合によっては,教頭や教務主任・生徒指導担当が目を通す場合もあります。

で,原案は,校長が作成します。で,その原案について,教頭や教務主任・生徒指導担当に意見を聞きます。(一切そういうことをしない校長もいます。学級担任を決めるのは,校長の専決事項です。)
ここで,大幅に1から作り直す場合もありますし,そのまま原案通りの場合もあります。

では,どういう観点で,次の年度の学級担任等の構成を考えるか,という点ですが,まずは,その学校の中で,一番大変だと考えられる学年にエース級の教員を配置します。前年度に,いじめや性と指導上の問題,学級崩壊,いわゆる強烈な保護者クレームなどがあった場合は,校長はまず,そのことを第一に考えて担任を決めます。幼稚園や保育園から,そういった情報が入って来ている場合も,同様です。

次に,考えるのは,教務主任・生徒指導主事・保健主事・学年主任,それと特別支援学級の担任です。なぜなら,これらの職種には,手当が付くからです。いわゆる主任手当と呼ばれるもので,月額にすれば,5000円程度です。わずかではありますが,校長から,学校のリーダーとしての役職を期待されたということになりますから,金額以上の重みがあります。将来,管理職になるのであれば,主任としての実績は,必ず問われます。

特別支援学級は,以前にも書きましたが,給与は,通常学級の先生より,かなり恵まれています。年間で考えると,軽四くらいは,買える額の割り増しです。

校長の腹が決まると,事実上決定ですが,いろいろと探りを入れる校長もいます。一人一人の先生方と面接をして,なぜその学年を希望するか?尋ねる校長もいます。あと,厳しい学級や役職を任せる場合は,特別に事前に校長室に呼んで,「君に任せる」「よろしく頼む」みたいなことを伝える場合が多いように思います。でも,そういう場合を除いて,4月の第1回職員会議までは,教務主任くらいまでしか知らせないことが,普通です。誰かに不満があって,一つでも変更すると,システム全部の再検討が必要になりますから,そうならないようにするために,事前に職員に知らせないようにする場合が,普通です。

1年生担任の場合は,入学にかかわる諸準備が必要なので,一足早く,3月の修了式の日くらいに,校長の口から,発表されることが多いようです。しかし,まだ部外秘です。

しかし,私には経験がありませんが,組合の強い地域では,校長ではなく,職員会議で決めるところがあるそうです。「俺,来年3年生の担任やるからね」みたいな感覚で。(ちょっと信じられませんが)

私の経験した範囲では,あまり優秀な先生の第一希望が通ることはありませんでした。優秀な先生ほど,毎年,厳しい学校・厳しいクラスの担任になります。そうしないと,学校が成立しないからです。

で,もうケツをまくった先生は,たいてい第一希望。給料はほとんど差が出ませんよ。公務員天国です。(また,愚痴になっちゃいましたね。今日は書かないつもりでいたが。)

絶対無理だと思いますが,もしも,少しでも,保護者が担任を選ぶシステムを導入したら,きっと不良教員は淘汰され,教育の質は向上すると思います。でも,その教育の質の本質は何なのかを,校長が明確に示し,理解させる才覚と力量が必要なのは,言うまでもありません。
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Author:SHINOBU
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