集団のもつエネルギーが 子どもに与えるもの
2008-12-02
花子ちゃんは、先日から、国語の時間5時間が、特別支援学級から通常学級へと移行しました。さっそくテストがあったようですが、点数が70点で、お母さんはとても喜ばれていました。
通常学級へ行き始めてから、思わぬ波及効果が現れ始めました。
「SHINOBU先生、九九カード、8の段や9の段も作って〜」 が、それです。
へいへい、そんなのお安いご用ですよ、 でも花子ちゃん、ちょっと前まで2の段と5の段で、後はもういらないって、言ってたじゃあありませんか?
そして、恒例のじゃんけんかぞえ棒ゲームをして、さらにびっくり・・・
2・4・6・8・10・・・ と、2本ずつで数え始めたではありませんか? まだ、手つきはたどだどしい時もありますが、この進歩は、大きな一歩です。 これ、以前はすごく苦手だったのに、何かがつながり始めた証拠です。
話はちょっと変わりますが、これも個別指導の実践から気がついたこと・・
もしかしての推測ですが、形の認知が苦手な子どもは、印刷した形はわかりにくくても、自分で描いたものについては、はっきり認知できているのではないか? という仮説です。
花子ちゃん、このごろ自由帳にいろいろな絵や文字を大量に書き込むようになってきました。
これこそ、こちらとしては、願ったり叶ったりの展開です。 粘土文字や文字パズル、やってよかったな〜 と、心底思いました。
でも、私が花子ちゃんの自由帳見ても、正直何を描いているのか、説明なしにはわかりません。
でも、花子ちゃんは、それを見て、とんとんと状況を説明してくれます。 これは、算数の場面絵を描いた時にも同じ事ができます。
私たちも、ちゃら書きのメモ類は、自分しか読めませんね。 英語でも、私、活字体の文字は読めても、筆記体の文字、全然読めませんから・・
ということは、自分で書かすと言うことは、形など認知面のでも大きな支援(=プロンプト)になるのではないかという仮説も成り立つのではないかと思えてきました。
ホワイトボードという教具は、神様が私たちにくれた、クリスマスプレゼントになっています。
とにかくここに来て、花子ちゃんには大きな変化が見えてきました。
あれだけ涙を流していた書字にも、希望の光が見えてきました。
指導の後、私を見送りながら、ちぎれるように毎回手を振ってくれる花子ちゃんの姿には何の変わりもありません。
この花子ちゃんの特性を、どうとらえ導いていくかが、指導者としての力量であり、腕の見せ所なのではないでしょうか?
マイナスにとって、集団から除外するのではなく、プラスのとらえて集団の中で活用していこうという姿勢こそが、教育者に求められる姿勢なのだと思います。
結果を、どうこう言うのではありません。
そういう姿勢でチャレンジすることが、あるべき姿であると主張したいのです。
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