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親の真剣な気持ちが 担任の先生につながるとき

 2008-11-25
花子ちゃんの学校も、先週の金曜日が学習発表会でした。 

種々の都合で今回は、花子ちゃんの学校には行くことが出来ませんでしたが、お母さんがその日撮った写真を見せてくれました。 花子ちゃんはガチガチに緊張していたそうですが、お母さんはその成長ぶりに胸を熱くされたそうです。

金曜日の4時半からの90分が、花子ちゃんとの指導の時間です。

約束通り、今日のメインは、通常学級での算数授業のスタイルで、マンツーマン指導を行うことです。

算数授業ごっこみたいなものです。花子ちゃんは、ホワイトボードをしっかり用意して、やる気満々で私を待ってくれていました。


花子ちゃんは、1年生の時は通常学級でした。

国語が大好きで、発表したい場面もいっぱいあったそうですが、なかなか答えたいときに当ててもらえなかったという思いが強かったようです。 (ほとんどの子がそうですよね)


この日は、その夢がいっぺんに叶う、約束の日でした。 私も小学校の現場経験は長いですから。そりゃあリアルなバーチャル授業?を行いました。


この日の私のテーマは、花子ちゃんの言語の継次的な優位性が、四則計算の選択や、状況の理解や場面のとらえにどれだけ有効か、という確認でした。


実際にやってみると、四則計算(といっても、今はたし算・ひき算の選択のみでしたが・・)の選択は、ほぼパーフェクトで、ホワイトボードに書いた場面の様子も、字や形は不正確な面もありますが、内容はきちんとつかめており、改めてびっくりしました。

発表も、とても生き生きと受け答えを何度も繰り返し、私の夢も、花子ちゃんの夢も、まるで同時に実現するかのように感じました。 本当に楽しい時間でした。

例えば9人のうち4人が女の子なら、男の子は何人?という問題では、ひき算で9-4=5は、簡単に出来るようになりましたが、場面図は不正確でした。 でも、こういうレベルでの課題が明らかになるなんて、うれしい限りです。 2年の初めの時には、数の認知自体が危うい状況でしたから・・


お母さんの学校側との交渉? も、ひとつの成果を収め、念願だった国語の授業が通常学級で受けられることになりました。 (ここまで来るのも大変でした・・)

この日、お母さんが通常学級で受けたという国語のテストプリントを見せてくれました。 漢字の書字の部分は、さすがに全滅でしたが、言葉の意味や読み取りの選択問題は、全部出来ていました。

私にしてみれば、このくらいのこと出来て当たり前です。 マンツーマンの指導とはいえ、今、標準化された学年相応の問題集を問題なくこなしていますから。


お母さんの命がけの交渉?から、それぞれの先生の対応にも、変化があったそうです。

特に特別支援学級の先生は、それ以来、以前にも増して、花子ちゃんに寄り添った指導をしてくれるようになったと聞きました。

特別支援学級の授業を、通常学級へ戻して欲しいという交渉は、特別支援学級の先生にとっては、気分の良いモノであるはずはありません。

でも、そのお母さんの真剣度と願いを理解して、先生が子どもと向き合ったとするなら、きっとこの先生は、さすがと言う言葉に値する先生に違いありません。

この話を聞いて私は、「ああここで、お母さんと特別支援学級の先生とは、つながったな」 と感じました。


この日、友里ちゃんママがメールで、広島の講演会の報告をしてくださいました。

どうやら友里ママは広島の講演を聴いて、ABAの優れた点を深く理解されたようです。 普段私がお伝えしていることが、頭の中で一気につながった、というような内容のメールをいただきました。

このお母さんがABAなどを身につけたなら、まるで「岡山のマドンナ」や「岡山の双子の母」になっちゃいます (笑)

やっぱり、アクションは起こさなくてはいけませんね。


私の教室に来られるお母さん方は、それぞれ個性は全然違いますが、共通点はあります。

それは、親としての強い願いと決心と覚悟をお持ちであるという点です。 決して丸投げをしないということです。

私は、いつも主体者としてのご家族を支える、というスタンスで取り組んでおり、 よほどの場合を除いて 「こうしなさい」 というようなことは、なるべく言わないようにしています。

また、必要以上に私に寄りかかって来られた時は、あえて心を鬼にして突き放すようにしています。

それは、私が大活躍して、たとえ状況が短期的に好転しても、その効果は限定的だということを、体験的に感じているからです。


私がヒーローになっても何にもなりません。 主役はご家族で、私は一時的なサポーターにしか過ぎないのです。


でも、こうしたお子さんの教育を組み立てていくことは、あまりにも大きな内容であり、それをご家族だけに押しつけるようなことはあってはならないと思います。

昨日も書きましたが、どんなことがあってもがんばることのできるご苦労と、そうでないことがあるのです。 特に、母としての心の問題は大きいと思います。 希望の光さえ見つければ、どんな苦労も耐えていくことができるのです。

その希望の光を踏みにじるようなことが、現実場面では多すぎるように思います。 IQ値や発達検査による決めつけは、その最たるものです。

そういう理不尽なことに対しては、私も夜叉のごとく、お母さんといっしょに怒りを爆発したことだってあります。


でもね、基本はやっぱり、「主役はご家族」  私は通り過ぎていくただの黒子であらねばならぬと思います。 

あと1年でいいから続けて指導をお願いできませんか? というくらいで惜しまれながら、風のように去って行くのがいいのではないかと思っています。 (でも、本当は子どもが可愛くて、ずっとかかわり続けたいと思っているに違いないのですが・・)

脱線しましたが、言いたいことは、親の真剣な気持ちとアクションは何よりも大切なことで、そこをサポートするシステムと人材も必要だ、ということです。

伝わりましたでしょうか・・ (笑)

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コメント
お子さんの力を最大限に引き出すためには、保護者の見極めは必要不可欠だと思います。
学校をパートナーとして信頼していただけることは、本当にありがたいことだと思います。
時にはいらだたれることもあるでしょう。でも、学校も担任も、お子さんの幸せを心より願っていることに違いはないと思います。
同じ方向を向いてお子さんの幸せを願えるパートナーであってもらいたいものですね。
【2008/11/25 20:43】 | トリトン #- | [edit]
こんばんは。
親の思いと学校の判断・指導、かみ合うまでは毎度のことながら、長い時間がかかります。細心の心使いと熱い思いを長い時間を掛けてお話し、子供を実際をじっくりみてもらって、「理解」をえられるまで本当に体力・気力ともに使い果たします。

ただ、現状では支援児同級生母や卒業小学校の後輩母、先生たち、そして療育・心理・医療の専門家たちと継続的な支援・理解の輪ができました。心折れそうなときには母のサポートもかれらとともにあることで可能になっています。

全員の先生とはいきませんが、中学でもいまともに子供に向きあう先生がきっと将来、こうしたサポーターの輪に入ってくださることを確信できています。

どんなときにも、最後の最後までくじけ果てることなく、一筋の希望・奇跡を信じてやっていきたいなと思っています。
(でも、くじけ傷つくことはたくさん今でもあります。それだけまだ厳しい時代なのだと思います)

カリスマティックアダルト・・。
子供たちのとってのよき理解者であり目標となる親以外の大人。
我が家では心理士さんであり、療育担当の専門家であり、中学の先生たちです。そうしたおとなに出会えたことで彼らの生きる希望がどれだけ大きくなっているか・・。私自身もわが子以外のカリスマティックアダルトになれるよう誰かの支えになれるよう、前を向いて生きて生きたいです。
【2008/11/25 22:46】 | 双子の母 #PNOQ3fDM | [edit]
トリトンさんへ

本来同じであるはずの保護者と担任との願いが、現実場面では一致しないことも多くあります。

ここの部分は一般論では語ることができません・

ほんのわずかだと思いますが、状況が見えておらず、イデオロギーばかりが先行し、無茶な要求ばかりしている保護者もいると聞きます。

逆に、これもほんのわずかだとは思いますが、親としての最低限の、当たり前の願いも、頭からはねつけてしまうような担任の先生の話も聞きます。

こういう方の存在が、話をややこしくしていて、本当に迷惑な話です。

また、どこまでが正当な願いで、どこまでが過剰な欲求なのか、基準もありませんし、根元が食い違っていますから、すればするほど不毛な論議になってしまうこともあります。

双方がクリアな視点で、向き合えることが理想ですが、現実には厳しい状況もおおいようですね・・
【2008/11/27 08:04】 | SHINOBU #- | [edit]
双子の母さんへ

今日もまた貴重な示唆をいただきましたね。

相互理解と一口には言いますが、これ、具体的な場面のすりあわせの作業は、相当骨が折れるものです。

私も、何人かのお母さん方のサポートをしていて、応援しているだけですけど、そりゃ相当なエネルギーを必要とします。

だからこそネットワークや支え合いが必要なんだなと感じています。

そこのハートの部分こそが、支援の大きな柱ではないかと考えています。

私も今あたためている構想を、具体化していく時期に来たかなと考えています。

そう言う意味でも、双子の母さんの実践は、後に続く皆さんの希望の星になると思います。
【2008/11/27 08:15】 | SHINOBU #- | [edit]












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