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我が子の環境改善へ向けて大きく踏み出した 母の強い決心

 2008-11-07
先週、友里ちゃんのお母さんがご相談に見えられました。

ここ何ヶ月かで、医療的な面から友里ちゃんの特性について明らかになったことがいくつかあり、学校での適応のこと、学習のこと、そして健康管理も含めて学校との連携が必要な段階になりました。

ドクターからの説明もさることながら、お母さんはさっそく友里ちゃんの特性についての情報収集や勉強に奔走されました。

ご経験のある方ならわかることでしょうが、まさに地獄の底に突き落とされた、そこからのスタートです。 もうだめだ・・ どん底からの開き直り・?・ 変な爽快感・・?  頭が壊れた・・? 

もうこれ以下はない・・

相談に来られた時のお母さんの表情は、(失礼な表現かも知れませんが) 透明感があって美しいと、私は感じました。


とにかく、校長先生にお会いするべきです! と、私は、お勧めをしました。

この日の相談のポイントは、次の週にある校長先生へのお願いで、どのような内容をお伝えしなければならないのか、その内容の整理です。

私は、校長先生なんかと相談したりするのは、大の苦手なタイプだったのですが・・ と、お母さんは言いましたが、その目つきも、表情も、言葉とは裏腹に、本当に透き通った、しっかりとしたものに見受けられました。

具体的な、望ましいイメージを描いてみましょう、情報はちゃんと伝えましょう、家族の具体的な願いもちゃんと伝えましょう、遠慮なんかしちゃだめです、一人に寄り添うことで、全体の学校教育の質も向上します、心ある校長なら、きっと動いてくれます、担任でらちが開かなければ、ダイレクトに校長に相談するのが、一番、それで無理なら、別の方法を考えましょう・・・

この秋に、この学校の運動会に行きましたから、校長先生や教頭先生、そして学校の温度や空気も、それなりに把握していました。 ただ、校長先生とは、具体的な接点がないので、そこがどう出るかは未知数でした。

昨夜、友里ちゃんのお母さんからメールが届きました。 内容の一部は、以下の通りです。




今日、校長先生とのお話に行きました。結果は、大成功でした!とても理解のある校長先生で、給食のこと、これからの支援のことなどなどこちらが望むようなことを次々と提案してくださり言うことなしの結果でした。来年度の先生のこともしっかりお願いしてきました。これからは学校とお家とで遠慮しないでしっかり情報交換などしていきたいとか・・・頻繁にみんなで集まってケース会議を開こうとか・・・すべては「for the 友里」で行きましょう!!!・・・ってちょっと???なこと言われていましたが、校長先生曰く、友里ちゃんの幸せの為にみんなで力を合わせていこうとのことでした。こちらの思いをとても感じ取ってくださり特に校長先生からは支援学級のことは出ず、どちらかというと応援してくれていましたね。

その話の中で、友里が孤立しつつあると担任から言われ心配していること、そう思うのであればそうならないような環境、クラスを作ってほしいと伝えたのですが、校長先生、教頭先生、ご立腹な感じでした。「そんなこと担任が口にする言葉では絶対ない!そうならないクラスや環境を作るのが給料を貰ってやっているプロの教育者の仕事だっっ!!!」ってな感じで「お母さんよく我慢されましたね?辛かったでしょうに・・・」と言ってくださり担任の先生にしっかり指導するといわれていました。明日の終礼でも教員みんなに友里のことを伝えみんなで応援していく環境を作ると言ってくださいました。理解者が増え友里がのびのびと成長していってくれたらと願っています・・




プライバシーのことがありますので、メールの最初の部分だけ紹介させていただきました。

地獄の淵に足をつっこんだ母だけに、言葉の中に力強いエネルギーを感じます。


この日、友里ちゃんは、社会のテストを私に見せてくれました。

SHINOBU先生にテストをほめてもらいたい、という一念で、学校で時間オーバーしてもテストやめず、必死に担任の先生にくらいついたということを、指導の後、お母さんがメールで知らせてくれました。

そんなことは、何も知りませんでしたが、テストの内容を、私は友里ちゃんといっしょに10分以上たしかめ、共有する時間を作りました。

この日の、友里ちゃんの指導も楽しかったなあ、1対1なのに、勉強時間なのに、何であんなに笑い声の絶えない90分なのでしょうか? 馬が合うのかなあ・・? ほんと、あっという間の90分です。

そのメカニズムについては、やっと自分自自身の答えが見つかりました。

それは、個別指導だからできる即時教化と、他の子の目を気にすることなく、たっぷりとほめることの出来る質的に最高の教化子(ごほうび)の設定が、この子には有効だったということです。

(むずかしい表現を使いましたが、要は、学級では、よほど学級経営がちゃんとしていないと、この子だけを取り立ててほめることができにくいということです。ひいきになっちゃいますから・・ 教化子の質については、特に個別支援にあたる先生は、有効に活用すべきではないかと思います)

学習は、本人の心のエネルギーが5、環境作りが3、認知特性などのテクニカルなサポートが2

実践を通して編み出した、新しい「5・3・2 SHINOBU流学習理論?」 の完成です。


相談の時、お母さんは、「カフェオレ大福」なるお菓子を持って来てくださいました。 雪見だいふくの中がカフェオレになったようなものですが、これが新食感で、めちゃくちゃおいしいものでした。

最近、ご家庭ではどうですか? とお尋ねすると、以前よりずっといい、と答えられました。

そりゃ、そうでしょう、オーラが全然違いますから・・

どん底の苦しさから、一歩踏み出したそのお母さんの表情は、以前のそれとはまったく違う物に見えたのでありました。

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コメント
友里ちゃんのお母さん、すごいです!
理解のある先生方でホントよかったですね。

私自身「やぶれかぶれで校長室に飛び込んだ日」のことが頭に浮かびました。
忘れかけていた初心を思い出させてもらいました。
なのでどうしても一言申し上げたくてコメント入れました。
ありがとうございました。

友里ちゃん、とても純粋な女の子のようですね。
先生方の理解と応援をうけて、幸せな楽しい学校生活がおくれますように!
応援してます。

とはいえうちも同学年の子を持つ身、負けずに頑張らねば。

まずは、どうやって「概数」を教えるか、、うーんこれは難問だ~。

【2008/11/07 14:55】 | ごまたろう #- | [edit]
ごまたろうさんへ

私はこれまで、ごまたろうさんのお取り組みから、たくさんの事を学ばせていただきました。

お会いしたり、お話をさせていただいたわけではありませんが、共に歩む大切なお仲間であるように思っています。

どうかこれからも、お互いに、一つ一つのことにていねいに向き合っていければな、と思っています。 

今後とも、どうぞよろしくお願いします。

それにしても、概数はやっかいですね、出来ればスルーしちゃいたい気分です

【2008/11/07 20:17】 | SHINOBU #- | [edit]
こんばんは。
小学校時代に悪戦苦闘しましたが、最終的には「特別支援教育」の原型をわが子をモデルケースに始動させることができました。

それは5年かかって校長先生の理解を得られて共同作戦ができたからです。
担任は1年ごとのお付き合いでしたが
校長先生とは5年後にコーディネーターとなって専科の先生とは6
年(長子の親しい先生でした)の付き合いです。

最初から理解があったわけではありません。
時には悲しい、悔しい涙もありました。
でも、「あきらめず」にずっと子供の思い、親の思い、学校の思いをずっと
語り合ってきたのです。
親もあらゆる人とつながり、できる限りの学習もしました。

最終年度の昨年は「特別支援教育」の「推進校」になり、構内の教員研修に支援児童の保護者も招聘されました。
我が家がお世話になっている某大学の「特別支援教育」の心理カウンセリングセミナーに夏休み2日間、校長先生が自ら参加しくださいました。

最初がだめでも
「思い」は「人を動かします」
「あきらめることなく」
子供のために進んでいけば
道は開けるし、世の中は変わっていくのだと思います。
今のつらい涙はきっと将来の大きな希望につながっていると思います。
【2008/11/07 21:18】 | 双子の母 #PNOQ3fDM | [edit]
ドキドキしながら読ませていただきました。 友里ちゃんのお母さん、よかったですね!!! これからも友里ちゃんの理解者が増えて実りのある学校生活になりますように、、、。 SHINOBU先生との勉強の時間、とっても楽しいのですね。 
私も校長先生とのお話とか、(普通の先生でも)とても苦手です。 でも、子供の為に、、と思ってなんとか勇気を振り絞ってやっています。
昨年度は クラスに入るのを考えただけでも調子が悪くなる様子だった息子が、新学年になって本当に楽しそうに学校に通うようになりました。 担任の先生に恵まれ、「クラスのみんなが仲間にいれてくれている」のが最大の理由だと思います。 集団に入るのが苦手な息子が、集団の中で毎日多くを学んできていることに感謝しています。  
うるさく思われるかな、と思いつつも学校先生に相談したり、意見を聞いたりして問題の解決に向けて踏み出してよかったと思っています。
【2008/11/08 00:57】 | かたこ #- | [edit]
双子の母さんへ

双子の母さんのお取り組みは、すでに後に続かれるご家族の勇気と希望の光となっています。

昨日、花子ちゃんのお母さんに話を伺いましたが、気合い入っていました。

「思いは人を動かす・・」 「あきらることなく進んで行けば道は開ける・・」

子どもを思う気持ちの深さ、そしてその信念が試されるのは今!

あせらず・深く・あきらめない

友里ちゃんのお母さんも、新しいステージに向かって歩み始めました。
【2008/11/08 07:28】 | SHINOBU #- | [edit]
かたこさんへ

お子さんが集団の中で、多くのことを学べるようになった・・

すばらしいことですよね。 何よりです。 

ご努力が、また一つ形となって結ばれましたね。

その積み重ねが、きっといつか表出言語の爆発に結びつくことを、心より願っています。

また、よいニュースが飛び込んでくることを、心から楽しみにしています。
【2008/11/08 07:35】 | SHINOBU #- | [edit]












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