個別学習に生かす単純で大切な原理
2008-03-07
特別支援教育にかかわる先生なら,TEACCH(ティーチ)構造化理論と応用行動分析の理論は,必ず勉強されています。アメリカなどで,一定の条件や環境が満たされたときに,大きな成果をあげており,日本の教育現場にも強い影響を与えています。度合いは違っても,知らない先生は,まずいないと思ってよいと思います。書店に行けば,山ほど関連書があります。私も,信者というほどではありませんが,論理のベースとして大切にしています。
簡単に言えば,「きちんと整理して」「わかりやすく」「順序立てて」「ちゃんと評価する」ということです。こんなこと,何も特別なことでも何でもありませんね。でも,とても大切なことです。それは,それぞれのお子さんの特性に合わせて,「学ぶ」という原理を見つめると,要はこうなるということです。
だからと言って,この原理だけてすべての学習を構成できるかというと,そう単純なものでもないようです。臨床場面では,個々の要素が複雑に絡み合っており,アセスメント(調査)や分析力がなければ,原理・原則の適用そのものがむずかしいからです。
でも,家庭学習では生かせますよ。お子さんのこと,お母さんが一番よく知っているわけですから。
まず,お子さんの机の周りを勉強しやすいようきちんと整理しましょう。次に,学習の約束や予定をお子さんといっしょに決めて,おこさんがわかりやすいようにシンプルにまとめてどこかに貼っておきましょう。で,できたら必ずほめて,しるしやシールなど内容的なごほうびを与えましょう。決めたことは,なるべく,親の都合だけで変えないようにしましょう。短期の目標やゴールを決めて,できたら達成感をもたせて,次のステップに進みましょう。
とまあ,こんな感じです。でも,私もそうでしたが,我が子に対してはどうして感情的になって,むずかしいですよね。「何でこんなことも,わからないの」「学校で何聞いてきたの?」「もうだめだ」子どもの心を傷つけること,私は山ほど言ってしまいました。(反省=でも,それが親というものですよね)
特別支援学級でも,実際に1対1で指導を受けられる時間は,そうあるものではありません。子どもに学習の習慣が定着して,積み上げが可能な礎ができるためのシステム作り。それが自分に与えられた使命なんだと思っています。



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