意味のない反復行動(こだわり行動)の改善方法 (ひらひら・ぐるぐる・べちょべちょ・ガタガタ・・)
2008-10-21
先日、ある保育園へ行くと、水道の水を出しっぱなしにして、その水にいつまでも手をかざしているお子さんに出会いました。内容は微妙に違いますが、これまでも、こうした行動の目立つお子さんには、たくさん出会ってきました。
こうした特に意味のない反復的な行動を、自己刺激行動と言います。
私はできませんが、ボールペンを指先でぐるぐる何度も器用に回す人がいます。これも自己刺激行動です。貧乏揺すりなども自己刺激行動です。
自己刺激行動は、自分自身の内的な高まりをもたらすメカニズムで、誰にでもありえる行動です。
しかし、いつまでもそれをやり続けて、活動の流れに乗れないなどの問題が生じる場合は、適切なアプローチが必要になってきます。
他の人には全く無意味な行動であっても、自己刺激は、その子にとっては、脳内に内的な高まりを生じさせ、脳神経に快刺激をもたらす構造になっている場合が多いようです。
ですから、その行動が早く切り上げられるように、別の魅力ある活動を提示して、できたらほめる、このパターンにもっていくことが基本です。
もともと内的な高まりの獲得が目的ですから、強引に引き離したり、強い叱責をしたりすると、ますますもってその興奮度は高まり、よけいにややこしくなることの方が多いようです。
「ゆみちゃ−ん、次は大好きな絵本の時間だよ〜。 早く来られるといいね。 先生待ってるよ、早く来てね〜」
今回の水道の水のケースなら、水道の所にいくまでのセッティングで、事前にいくつかの工夫もできるでしょう。 水道を使う後の活動には、その子の大好きな絵本の活動を計画し、予告しておきましょう。 さっと手を洗って活動に参加できたら、たっぷりと抱きしめるなど、水道の自己刺激を上回るような教化子を、その子にたっぷりと与えるようにしてみましょう。
さらには、こうしたことがこの子の脳内に刺激を与えているのだとしたら、プールや水遊び、造形活動などで、合法的?に活動できる場を増やして、そのことを教化子に使う方法だってあるはずです。
デイリーの活動に乗りにくいお子さんほど、自己刺激行動は多く見られます。
こうした理解の仕方で、かなりの面が改善できるのではないかと、私は思っています。
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