自閉症児のための ABA早期集中療育マニュアル (かれんちゃん・かれんママと一緒に取り組む第一歩)

 2008-10-20
かれんママに紹介してもらった  「自閉症児のためのABA・早期集中療育マニュアル つきみBOOK 藤坂龍司著」が、先日届きました。

私は、ABA(応用行動分析)のプロでもなければ、信者でもありません。

しかし、私がすばらしい先生だと尊敬する先生方の教育実践は、すべてこのABAの理論で説明できます。 先日、花子ちゃんのお母さんのいっしょに、音楽教室の先生にご相談に伺いましたが、この時も、このすばらしい活動をされている先生の、人間愛にあふれた活動も、すべてこのABAの理論で説明できると感じました。

だとしたら、自分の実践の基礎理論(軸足)は、ここに置くしかないと考えていました。


ところが、さすがに心理学ですから、論文となると難しすぎるので、これまでは同じ実践者の事例が書かれた本を何冊か手元に置いて、自分の実践を組み立ててきました。

ご自身が臨床心理士であるかれんママは、自分の子どもに応用行動分析の個別アプローチを早期に受けさせたい、その担い手として、私に期待したようです。

そのママが、これはすぐれたものです、と紹介してくださったものが、この本です。

ひとめ目を通して、これは来たな、と思いました。

この本一冊あれば、何度も図書館に行ったり、アマゾンで探したり、コストと労力を無駄にしなくて済みます。きっと手垢でボロボロになるまで読み込んで、自分のものにしていく営みが始まるような気がしています。


このマニュアルのベースとなっているのは、UCLAのロバーツ博士のEIBI(早期集中行動介入)の理論です。

早期(2〜5歳)から、週40時間の1対1の介入を2年以上継続すると、実験グループ19人の平均IQが、62.7から83.3に向上しています。

私は、小学校1年生のお子さんを、特別支援学級で、マンツーマンで2年間指導した経験がありますが、この時も、知能検査を終えて学校に駆けつけたお父さんが、「先生、IQ値が信じられない位上がりました」を、高鳴る思いで、結果を伝えてきた日のことを思い出します。

IQ値、20位は上がりますよ。


かれんママが、あわてて私のところにやって来た気持ちも理解できます。 この気持ちを裏切るわけにはいかない・・・

かれんちゃんの指導は、来週から開始します。 モチベーションMAXです(笑) 

かれんママは、「論文書いてくださいよ」と言っていましたが、プレッシャーが楽しみに変わってきました。

この本の著者の藤巻さんの娘さんも自閉症なのだそうです。 研究者としてではなく、自閉症をもつ親としての熱い願いや思いが息づいています。

随時、経過はブログで報告するつもりです。 


かれんちゃんは、ダウン症です。 ABAのアプローチは、LDでもADHDでも、障害特性を問わず実施できます。 ご家庭でも取り入れられます。

皆さんの心に、少しでも希望の光が差し込んでいくような実践が報告できれば、こんなにうれしいことはありません。

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