FC2ブログ
 

発達面に課題のある子をもつ保護者の 中学校との連携 (双子の母さんの実践事例より)

 2008-10-16
今日は、10/15の双子の母さんのコメントから、保護者としての、中学校との連携のあり方を見つめてみようと思います。

文脈の中でのコメントですので、少しだけ語句を省略したり、つけたしたりしましたが、内容は以下の通りです。




学校教育の場でこその学びとは何か? を、この数年ずっと考えています。

子供の一人が特別支援級に移籍し、4教科は普通級、支援級で1対2で5教科の取り出し授業を受けています。(同級生1人の2人しかいない支援級です)その時間数やおおまかな内容については担任はきちんと希望を聞く機会を設定し、その後もことこまかに話し合いをしています。


ドリルにかんしては「自宅課題」とし、学校では複数だからこそできる「討論」「相互意見交換」ができる「共通教材」を使っています。

「国語の森」的な読解や単位・正負の数などの算数基礎概念を実地をつみながら行っています。理科は実験をくみ、準備・実施・レポート作成・片付け等の一連の流れを学ぶ、社会は時事問題をからめながら地球儀を用いて世界地理を学ぶ等々「作業」「知識」「SST]「実行力」等々の複合的要素の授業内容かなと感じています。
英語も会話、基本的な単語の読み書きも含め、PCのローマ字入力等の作業などです。(将来の職種拡大も含め、親の希望もあり1年から情報の授業も組み込みPCを日常使わせていただいています。)

支援級だからこそできることだとは思いますが、将来を考えたとき、二人の生徒に今何が足りない部分で必要で、長所で何が伸ばせるかよくかんがえてくださっていると思います。

軽度2人のみのクラスで、今までの支援級の経験とも随分違うようでお互い試行錯誤の毎日です。ときには多少、「それは違うでしょう」と思うこともたくさんありますが、子供は非常に伸びました。

IEPや個別指導計画書は実は作成していません。当初に親のアセスメントシートを提出してあり、小学校からの書面もあって「大まか基本路線」だけ設定し「自由な発想、臨機応変」で行ってもらっています。最終的には書面作成はしますが、能力、センスの高い支援者(親・教師)間で「相互理解」がきちんとできれば「書面」は最初になくてもいいのかなと思っています。

この自由なかつ十分な支援を「普通級」でもと思うのですが、現実には厳しいです。支援級でも来年度新入生が入れば形も変化するでしょう。
ただ、「普通の中学」で「普通の先生」たちでこれだけのことができることも事実ですので、今後も連携してがんばりたいです。

中1の今からサポート校、養護学校、高等養護、技術連携校はじめ、将来を見通した高校進路の情報や見学に先生自らも動いてくださる担任です。
親の考え、親の情報も真摯に耳を傾けてくださり、そうした先生が一人でも増えてくれるといいなあと思います。


「軽度~重度も含めた障害児教育の経験や地域での強み」を担任が生かし、
親の専売特許でもある「わが子に特化した先進的な情報や療育のあり方への取り組み」を親が親の会や書籍、専門機関との相談を重ねて学校へ提案している、そんな感じです。

支援級ですので「体力作り」や「作業」の時間も週4時間程度ありますが、その際にも「ルールを学ぶ卓球等ゲーム主体に」や「作業工程表を自分で記載する票」など工夫をされています。週2回の支援級で過ごす昼休みには「トランプ」等をしてSSTの一環として取り組みをしていますが、カードをきる、配るの様子で「手先の器用さ」や家庭での「ゲーム」への取り組みを推察してくれるような担任です。


PCも積極的に使われていますが、支援級での行事の感想文をPCに「ローマ字入力」「ひらがな入力」の両方でさせたり、計算ドリルもわが子は得意のため、待ち時間に電卓で確認させ丸付けをする。それでも時間があれば相手のお子さんのこたえあわせ役をする等々「支援級ならではの将来へのアドヴァンテージ(PC,電卓使用能力等)」を自然な形で行われています。

一番信頼できたのは「本人の特性を本能的に的確に判断」されていたことです。そして、強みを先行させ伸ばし、その後弱点補強をする形にするという点が親・学校間で無言のうちに一致していることでした。

おかげで子供の興味の幅がどんどん広がっていて、その成長に目を見張ります。支援級の二人は部活動も普通にこなしています。それを自然にできるのは学校全体の支える姿勢だと思っています。

「相互連携」(家庭、学校、専門機関)としてはまだ黎明期で手探りですが、お互いが好意をもって信頼してなんとか進めていけている状態です。

なんだか、まとまりない長文になってしまいましたが
中学での支援の具体例は意外にありません。
お役に立てれば幸いです。

最後に、こうした子供を本当に伸ばすには「個別支援対応」はやはり必要だと思います。普通級では人手がありません。中間的な「リソースルーム」が形でなく、理想的なプログラム実行可能な場所として欲しいと切に思います。


子供の目は正直です。
移籍を決めたのは子供です。
同級生が全交流で同じクラスで指導してもらう様子をみて
その担任に自分が指導してもらいたかったからです。

移籍による気持の変化もありましたが
それを支え、前向きな気持を維持させたのも担任への信頼感だったからです。

子供の信頼感は先生のやる気も奮起させている気がします。




私はこのブログを通して、子どもの幸せと成長のための、学校・園と保護者のあるべき姿を見つめていきたいと考えていました。

こうして、双子のママさんから一つの具体的な形を示していただき、ブログを始めて本当に良かったと感じました。


参考になるかどうかわかりませんが、私が双子の母さんの実践から学んだことは以下の通りです。

① 学校・園での学や育ちは、本質的に集団としての学びや育ちであり、その機能を生かした場を大切にする。

② 時間は限られているので、将来の自立や社会参加に目を向け、内容を吟味・焦点化したプログラムを構成していく。

③ 短所矯正ではなく、長所活用型の指導スタイルを構成していく。苦手な部分については、マルチセンソリーな方法で、アプローチを積み重ねていく。

④ 保護者は、自分の子どもの特性を理解し、それを整理して学校に伝える。(アセスメントシートなどの作成) 保護者と学校・園とで指導・支援の方向性を確認し、情報交換をしながら、弾力的にフレキシブルに対応する。

⑤ 家庭で出来ることについては、可能な限り保護者が積極的に取り組む。学校・園は学校・園として、もっとも専門性が発揮できる部分に焦点を当てて取り組む。

⑥ 子どもの成長や変化にかかわる情報を共有し、価値を適切に評価することにより、相互の信頼を深める。

⑦ 子ども自身の主体性・意欲・願いを中心に置いた学びや育ちの場を構成し、内発性の喚起と自己イメージの向上を図る。

双子の母さん、貴重なコメント、どうもありがとうございました。 きっと、多くの方の指針となることでしょう。
コメント
Rママへ、私がえらそうに言う立場じゃないけれど、私の子供は Rママと一緒です。けど療育手帳も手続きしてません。私だって子供の将来は、はっきり言って不安です。今でも、どうなるかわからない毎日を過ごしていますよ。けど、悩んでいても先が進みません。最初は、発達障害に重みがありましたが、今では 発達障害よ。それがどうしたの?と返したいぐらい 重く感じなくなりました。1日1日精一杯、頑張れば いつかは道が開けると思ってます。だから、私は負けない気持ちでいると 子供も感じるので 同じ気持ちになるのではないかと思ってます。最終的に普通学級を選びました。後悔は、してなく 普通学級へ入ってよかったと思ってます。クラスの愛情は、すごいですよ。ここまで、この我が子を伸ばしてくれ、それを支えている担任の愛情もすばらしいです。
【2008/10/16 16:19】 | まーちゃんTSUU #- | [edit]












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://shinobu1.blog117.fc2.com/tb.php/292-64198153
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫